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2008年09月07日

● 客のステイタス


ふと、思った事を述べてみる。




いつも利用しているガソリンスタンドがある。


まぁ、札幌と言っても狭い町なので どのブランドのGSかは名前を伏せておこうと思う。


私は基本的に 常に満タンにしておきたい性質なので、ガソリンのメーターが半分近くになるとGSに行く。


だから、毎日の様に千歳空港などに頻繁に撮影に出かける時だと 週に2回は私はそのGSに行く。


自宅の灯油もこのGSの小型ローリーに来て貰い、家のタンクに給油して貰う付き合いを このGSと10年以上続いている。


その為、このGSの従業員は新人のバイト君以外 全員と顔見知りで、何も言わなくても


「ハイオク満タン ついでに水洗いで良いから手洗い洗車してね」


と、なる。


なので、給油機の横に車を停めると 私はそのままスタンド内の休憩コーナーに行き、タバコを吸いながらサービス・コーヒーを勝手に自分で紙コップに注いでまったりとする。


で、昨日の事。


見慣れない客が GSの店長に長々と文句を言っている。


何事だろうと聞き耳を立てていたら 要はこのところガソリンの値段が上がったり下がったりするのが納得いかないというタテマエで 実はセコく「なんぼかまけろ」と要求していたのだ。


まぁ、最初のウチは他人事だと放っておいたのだが、同じ話を何回も それもダラダラと大声で繰り返しているのを聞かされていくウチに だんだん不愉快になる。


しかも、運が悪い事に私は暇だった。^^;


「おいオッサン 文句を言うなら簡潔明瞭に、他の客の耳障りにならない程度でやれや

 それでなくても ここのサービス・コーヒーは煮詰まって苦いのに、

 テメェの濁声まで聞かされたら ますます、苦いぞ!!」


と、横槍を入れたところ ムッとした顔で私を見るが 私がそれに対してヘラヘラ笑いながらタバコを吸っているのを見ると


「旦那さん だってオカシイと思いませんか? ガソリンの値段…」


と、私を説得して仲間にしたいらしい


「ん? あ、悪いな 俺いつもここで いちいちリッターなんぼ?なんて聞いた事が無いし、

 単価がいくらであろうと 常にハイオク満タンね…だから 君の話には興味が無い」


と、言い返すと 不機嫌そうにブツブツ言いながら その客は店を出て行った。


すると、GSの店長が苦笑いしつつ


「すいませんでした 騒がしくて」


と、詫びた。


考えてみると 私は今までそのGSには随分と良くして貰っている。


例えば、今年になって最初のガソリン大幅値上げの前日 ガソリンスタンドには順番待ちの長蛇の列が出来ていた時に たまたま、それを知らずに私はガソリンを入れに行ったのだが、列の長さに辟易して そのまま通り過ぎようとしたら入場整理していた顔馴染みの店員が私を認め


「ブタネコさ~ん ブタネコさんはハイオクですよね?

 どぞどぞ、列の横から割り込んで入っちゃって下さい」


と、そのまま待たずに入れて貰えた。


こう言うと 私が順番を待たない極悪人に聞こえるかもしれないので説明しておくと


「ガソリン値上げの前日に殺到したのはレギュラーの客ばかりだったので

 レギュラーの在庫タンクはあっと言う間に空になったが、ハイオクの客はいつもと変わらず

 私がハイオクの客だと店員が知っていたから優先的に入れてくれたのだと言う。


「@@って店が安い」


そう聞くと わざわざ遠くから そこに買いに行く客は少なく無い。


けれども、いつも私が思うのは 価格の安いガソリンスタンドに15分以上の距離を車で走り 一時間近く、列に並んで入れたとしても 本当に得があるのか?と。


私の愛車は 平均すると1リットルあたり8kmというのが燃費の目安


いつもガソリンを入れに行くスタンドは 私の家から概ね5kmぐらいの距離にあり、往復だと10km ゆえに、ガソリンを入れにGSに行くだけで確実に1リットルは消費する…という事は約200円(9月1日現在のハイオク価格)かかると言う事でもある。


仮に、1リットルあたり10円値段が違うからと言って そのスタンドに走ったとしても20リットル以上入れないと 私は得した事にならない。^^;


しかも、もし そこで1時間近く待たされてアイドリング状態だったら… そのぶん赤字でなのである。


千歳に飛行機の写真を撮りに行ってから 初めて気づき、実感したのだが 車ってアイドリング状態の時の燃費って 結構、良くないって知ってた?


特に 夏の暑い時期にエアコンを稼働していたりすると 1時間のアイドリングだけで車のガソリンメーターって目で判る程下がるのである。


で、何が言いたいかというと…


値段が変わると言って、長蛇の列に並んで入れても その作業の時間や待ち時間を確実に無駄に使い 金銭的にも殆どの場合が損をしているにも関わらず、そこに気づいていない。


気持ちの問題と言ってしまえばそれまでだが、どうしてそこに疑問を抱かない人は多いのだろう?


しかも、「あそこは安い」というだけの理由で 安い店を転々と廻るのもひとつの行動ではあろうけど それって「買う側のエゴ」だけでしか無い場合も多いよね?


このブログを読んだ人の中には「ブタネコってクレーマーじゃん」と思われてる方も少なく無い


たしかに 私はいつも文句ばかりを言ってるから、そう映っても仕方がない。^^;


でもね、私は 私なりにマイルールというか、ポリシーというか、喫茶「職安」の常連さん達から教わった哲学みたいなものがあり それに準じているつもりなだけだ。


例えば、私は 日常的な買い物をする店は基本的に ひとつの店に決めている。


GSならここ、本屋はここ、電気製品ならここ、カメラ機材はここ…という風に。


で、いったん「この店」と決めたら そこで物を買う時に「これの値段、まからないの?」なんて聞いた事が無い。


ただ、私だってバカじゃないから その買おうとしている物の相場価格や価値観などをちゃんと把握しているつもりだし、時には「何だそれ?」って感じるぐらいに値段が高いと感じる時がある で、もちろんその時は「なんでこの値段?」と聞き その理由に説得力を感じれば 仮に値段は高くてもその店から買うし、むしろ 説得力を感じれば店に対する評価も上げる。


もちろん、そうする事で店員(特に店長)と顔馴染みとなり 私はそれらに対して、このブログで書いている文章以上に 時には辛辣に文句や嫌味も言うから、中には


「わっ! あのオッサンが来た…」


と、苦々しく思っている人物も少なく無いだろう。^^;


けど、それとは逆に


「あ、どもども いらっしゃい」


と、歓迎してくれる人物も少なく無いし そういう人達は必ず


「立ち話もナンですから 奥でコーヒーでも…」


と、雑談に誘ってくれる。


それって 私が小金持ちで気前よく買い物をする客だから…というのが理由では無い。


小五月蠅い客だから機嫌を取っておけ…という意味でも無い。


店、特に店長にとって有用なネタを私から貰えるから そうするのだ。


例えば このブログにも何度か登場した「馴染みのレンタル店の店長」という人物がいる。


厳密に言えば、今の彼は全国チェーンの大手CD・DVDレンタル店の営業ブロックの幹部であり、レンタル品だけではなく ゲームや本も含めて新作・中古の仕入れに関して責任を持たされている人間でもある。(偉くなったのだ ここ数年で^^)


だから、ゲームやDVDの新作・販売が発表されると


「ブタネコさん @@ってソフト どうですかね? 売れますかね?」


なんて話を聞きたがる。


私は やはり、以前にも述べた様に 大昔にはファミコンソフトの開発側の仕事をしていた事があり、攻略本制作にもタッチしていた事があると同時に、私自身が 昔からのゲーマーで 今でもオンラインゲームは遊んでいる


特に、昨今のオンラインゲームはボイスチャット機能のある物が増えているから ゲームで知り合った友人達とのざっくばらんな情報交換は盛んで、それは「遊ぶ側」の認識であり、先に述べた店長は「売る側」の認識だから そこを情報の橋渡しとなっているのが私なわけだ。


「そのソフトは 前作がクソゲーだったし、制作会社じたいがろくでもないから

 俺の知り合い達には前評判が良くないなぁ…」


私がそう言うと 店長は仕入れ数を減らし、結果的に不良在庫を減らす。


逆に 私が「このDVDは泣けたぁ」なんて話をすると いつの間にか彼の店のその作品のパッケージに


「店長お薦め!! 爆泣きできます」


なんてポストカードが貼ってあり、在庫品が増えていたりもする。^^


つまり、店長達は 私と雑談している中で商売の「何か」を嗅ぎ取ろうとし、それを私はあくまでも雑談だと思って楽しんでいるのに過ぎない。


言い換えれば、この店長達は商売を真剣に考え、少しでも「何か無いか?」と努力している事の表れで、そう言う連中が私は大好きなのだ。


だから、そんな真剣な人達に対して「値切る」のは無礼だと考える私は「まけろ」なんてセコイ台詞は使わないし、「駆け引き」をしたいとも思わない。


けどね、先に挙げた「保険会社」や 電気製品やカメラなどのメーカーと呼ばれる輩の「営業」とか「サービス」に対しては手加減無しで徹底的に「駆け引き」する。


だって、彼らは利益の追求ばかり 幹部社員の見栄や都合ばかりを優先し、顧客をおざなりにしているからだ。




昔、喫茶「職安」の常連さん達は 私達バイト学生に


「オマエ達は 客を呼ぶ客になれ(なろうと努力しろ)」


と、よく言っており、同時に 


「良い店、良い商売人、良い職人は それを鍛える客がおり、オマエ達は そんな鍛える客になれ

 そういう客になれれば 真の意味で大事な客として扱って貰える様になる。

 そんな店を何軒もっているかが 客としてのステイタスなんだぞ」と。


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

自分の知ってる事を他人に教える事で自分の地位が崩れる(自分の存在意義がなくなる)事を恐れる人が多い中で、ブタネコさんの存在は貴重だなあと思います。

それと、怖そうなのにめちゃめちゃ愛妻家な感じがステキングです。

★ スミゴルフ さん

>自分の存在意義がなくなる

知ってる事を記しておく事で 存在証明にしようとしてるんですよ 私は^^


【※注意!!】

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