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2008年08月31日

● スマイル(その1)


久しぶりにボロ泣きさせられた。(ToT)




スマイル

2007年に公開された映画「スマイル」について語ろうと思う。


で、冒頭にあたり ひとつだけハッキリさせておかねばならないのは この映画は私が個人的に巡回させていただいている映画評のサイトやブログでは ごく僅かな好評な感想を述べる方を除き、ともすればボロクソにクソ映画と酷評する方が圧倒的に多い。^^;


私の場合、この映画から いくつか想起させられる記憶などがあり、そのおかげでボロボロに泣かされたのだが、だからと言って もし、私が個人的記憶や事情が無かったとしても 私はこの映画に対して好意的評価を高くあげたいと思っている。


【注意!!】

 以降の記事本文には作品ストーリーのネタバレが多く含まれておりますので 映画本編を未見の方は 是非、先に本編を御覧になる事を強くお薦めします。




この映画のストーリーを考える時、ともすればネックとなるのはヒロイン的存在の女の子が白血病に冒される点にある。


日頃、私は難病を 観客を泣かせる為だけのお涙頂戴アイテムにしか用いていない映画やドラマや小説は唾棄すべきクソ扱いとして酷評する事にしているわけだが、では この映画ではどうなのか? この点に関して 私はこの映画の監督である陣内孝則に免じて この作品に関しては良しとしようと思った。


この映画には 他のサイトで酷評される様にツッコミどころは過分にある。


が、私には そのツッコミどころを補って余りあるぐらいに良しと感じる部分がある。


その為にまず、述べておかねばならない事は…


スマイル

この映画の舞台となったスケートリンク


この映画の中では「星屑町」として描かれたのは 札幌市の北西にある「手稲区星置(ほしおき)」という場所で このスケートリンクは一般的には「星置スケート場」と呼ばれているが 正確には「江守記念星置スケート場」


かつて「江守栄作」という人が個人で建設し 札幌市に寄贈した事から「江守記念」となっている。


この「江守栄作」という人物に関しては名前をキーワードにしてネット検索すれば その人となりの概要は掴めると思うが、学生の頃はフィギュアの名選手として その後、アイスホッケーの名プレイヤーとして活躍していたが、不慮の事故により片足を切断 選手生命を絶たれた過去を持つ。


その後、江守さんは実業家として成功しつつ アイスホッケーやフィギュアの選手を夢見る子供達の援助を惜しまず、諸説は色々あるけれど 自分の故郷である札幌のスケート選手への 札幌市の支援のあり方や各種スケート競技の連盟のあり方などに憂い、自らの個人資産で一年を通してアイスホッケーやフィギュアが練習できるリンクを建てて後進の指導者達に範を示した人でもある。


実は、あくまでも個人的な話だが 私は数回だけ この江守さんと会い、貴重な話をいくつか御教示いただいた事がある。


まず、このブログの別の記事(喫茶「職安」)で何度も「屯田兵の御隠居」と称した爺さんが江守さんと懇意で その関係で御隠居亡き後は喫茶「職安」の常連筆頭だった運送屋のNさんも江守さんと懇意にさせて頂いた事。


それと、これまた不思議な偶然だが 私や嫁の中・高生時代の同級生で 高校生の時に白血病で亡くなった「亡き友」の親父さんが この江守さんと懇意だった。


それらの関係で 江守さんが このスケートリンクを建設されている頃に 私はNさんや「亡き友」の親父さんのお供で同席させて頂き 御言葉を頂戴した事がある。


その当時、江守さんは80過ぎの高齢ではあったが 明治生まれ特有の柔和な表情の中に目だけは笑っておらず、固い信念の持ち主だった事だけは今でも覚えている。


正確な言葉を覚えているわけではないのだが、


「子供達がスケートに慣れ親しみ 気安く手軽に練習できる場所を設けずして

 世界に通用する選手を育てられるわけが無い。」


たしか、そういう内容の事を 静かに、でありながらハッキリと「亡き友」の親父さんに篤く話しておられるのを横で聞いたのだ。


江守さんは スケートリンクが完成して2年経つか否かの時期に他界されたが、その時に江守さんが懸念されていた事は悪い意味で現実となり 今では自治体のマヌケな小役人共のお陰で生じた財政赤字解消の為と称して スケートリンクの数が激減しているのを江守さんは草葉の陰で どんな思いで眺めておられるか…


…と、ここまで述べれば 以前からこのブログの記事を読んで下さっている方々には さぞかし、容易に御想像がついている事と推察する。^^;


そんな江守さんのスケートリンクが舞台で ヒロインの女の子が白血病…


この映画が制作される事になり、制作に協力したフィルムコミッションに属する旧知の方やアイスホッケーの連盟関係者から ストーリーのあらましを聞き、私は


「もし、この映画が出来損ないだったら いろんな意味でショックを受けるだろうなぁ」


と、思ってしまったばかりに 劇場に足を運ぶ事が出来ず、複数の関係者が別個に進呈してくれたDVDも机の上に未開封のまま放置して ごく最近まで見る事が出来なかった。


で、先日…


今年の夏 遊びすぎたせいで このところ体調が優れず、二代目の病院に日参して点滴を受けたり、馴染みの看護師さんや薬剤師さんと雑談して過ごしていたところ ある日、主治医である「二代目開業医」が ズル休みをして病院をサボったと聞き、彼の携帯に電話をしたところ


「ダメだ 俺は心が壊れた(ToT)

 こんな気持ちにさせられたのはTV版「世界の中心で、愛をさけぶ」を観て以来だ

 悪いけど、せめて今日一日は このDVDをプレイ&リバースに没頭させてくれ…」


いい歳こいたオッサンが電話の向こうで泣いている。^^


「何のDVD見てるの?」


私が そう聞くと


「陣内孝則が監督した”スマイル”って映画のDVD…

 オマエもとっとと家に帰って このDVD見ろ!

 たぶん、俺がどういう状態で 何を言いたいかが判るから」




なので、早速 帰宅した私は机の上に放置してあったDVDの封を切り、観た、そして壊れた。(ToT)


                           その2に続く…

お駄賃

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