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2008年07月15日

● 反省


2008年7月夏の旅を終えて 思った事を記しておく。




先日、2008年夏の旅と自分で名づけて 鳩間島-石垣島-沖縄-岩国-尾道-犬山-小牧と周遊した。


で、鳩間島におけるエピソードのひとつとして記した事だが 炎天下に1本の缶ジュースが買えなくて たまたま知り合った女の子(推定年齢20歳前後)に 


「財布を拾った謝礼に5万円をあげるから その代わりに10円玉を6枚くれ」


と、私を含め 3人の馬鹿なオッサンが懇願した…という事件の事を記したところ


「自分に金があることを そんなに自慢したいのか?」


という内容の批判を数件 頂戴した。


なので、その点に関し、ひとつずつに丁寧に返信するのが面倒くさいので この場をお借りしてまとめて答えておこうと思うと同時に 少し、持論を述べておきたいと思う。


まず、私は 裕福な家庭に生まれ育ったわけでは無い。


標準的な自衛官の家庭に 妹と私の二人の子供


自衛官の給料は 公務員とはいえ、たとえば職員組合のある市町村自治体の小役人共と比べて ワンランク、もしくはツーランク低く、景気に左右される民間に比べて安定はしていたけど けっして高給ではない


だから、過度な贅沢は許されず 自分で言うのもなんだが、甘やかしてもらった記憶はひとつも無い。


子供ながらに「~したい」とか「~が欲しい」と思ったことは数え切れないぐらいあるけれど、その殆どは 親から「そんな金 うちには無い」という一言で 却下されたものだ。^^


だからと言って 私は親を恨む気持ちなど全く無い。


むしろ、「やりたい事、欲しいものがあるなら 自分で稼げ」という意識を植え付けてもらった事に 嫌味抜きで深く感謝している。


そういう両親だったからこそ 私が高校生だった時に喫茶「職安」で知り合った得体の知れない常連さんたちから与えられる 法外な手当てと 他人が聞けば「何それ?」と訝しむ内容のバイトをする事に 一切、口を挟まなかったのであろうし 喫茶「職安」で知り合った常連さんたちも その殆どが自分の実力と才覚で 時には非合法な事にも手を染めて地位と資産を築いた苦労人ばかりだったから そんな人たちから与えられるバイトの内容は とてもアルバイトニュースに広告が出せるような物でも条件でも無かったけど 今思えば それらのバイトや喫茶「職安」の常連さんたちから得た経験や知識は 金銭換算出来ない財産だと私は思っている。


たとえば、そんなバイトの中で 夜逃げの手伝いや、強盗と紙一重の差し押さえなどを何度も経験したけれど その時に、つい数日前までは ピカピカの高級車に乗り、キラキラ腕時計や貴金属を身にまとい「俺は羽振りが良いんだぜ」と 肩で風をきっていたのに ある瞬間を境に坂道を転げ落ち 数日後にはその日の食事代ですら事欠いてしまう… そんな人間や家族を数え切れないぐらい私は見た。


豪邸から差し押さえられた家財道具を運び出す私たちバイト学生を 恨むような目で見続ける住人の姿は 今でもハッキリ覚えているけれど、その時に それらの住人をさして


「アイツらは 生きた金を使わなかったから、金を活かして使わなかったから あのザマになったんだ」


と、言った 運送屋のNさんの言葉もまた 私はハッキリと覚えている。


「いいか、世の中には 月賦(死語?^^ ローンの事)で買って良い物と 買っちゃぁいけないものがある。

 その区別を見失うと ああいうザマに簡単になるんだ」


N専務は そうも言った。^^


バブル経済の真っ盛り、多くの人が「月賦で買って良い物と 買っちゃぁいけないものの区別」を見失い カード破産や倒産 地価や株価の急落による破産が急増した。


「一番安いもので車 それ以上で言うなら家や土地

 それらを購入するにはローンじゃなきゃ買えない…

 ってのは ある意味、当たり前だし仕方が無い。

 でも、それらだって買うときには分相応のものかどうか…

 そこを充分に己を知っているか否かが重要だけどな」


そんなNさんの言葉に説得力を感じたのは 荷物を運ぶ私達を恨めしげに見ていた人物達が 浪費した内容の多くが


 ・ 飲食代

 ・ 服飾品

 ・ 旅行費用


であり、競馬やパチンコなどの遊興費のためのキャッシングだったからだ。


だから、Nさんは 事あるごとに我々に


「いいか? 支払いは常に現金でやれ

 しかも、全て手持ちの現金だけで 誰かに借りたり、ましてやカードを使うなんて事は論外だ」


と言ったのには「自分で持っている金の範疇で出来る買い物が 分相応って事だ」という意味が強かったからでもある。


我々、バイト学生には 欲しいモノや、したい事があったけど、それに他の同じ歳の同級生達よりは高額なバイト料のおかげで裕福ではあったけれども いわゆる社会人となった時に 自分で賄える範疇で買い物や遊興するんだ…という意識が形成されたとも言える。


で、その後 ある者は実家である総合病院を継ぎ ある者は国家試験にパスして弁護士や歯科医や建築士となり ある者は、常連さん達が遺した仕事を引き継ぎ、今では 同世代の人よりも率直に言って資産を持つに至る。


その為、学生の頃は 1000円の品物を買うのにじっくりと「結果的に無駄な出費にならないのか?」と考え抜いて買うか否かを決めていたはずなのに いつの間にか1万円の品物でも「とりあえず買っとけ」と 小生意気な輩になっちゃっていたんだなぁ…


それが、しつこいようだけど 財布の中に1万円札が入っているのに 120円の缶ジュースが買えない… そんな事態に遭遇するとは全く思わない愚か者になっていた事に 鳩間島で気づかされた時、その時は炎天下で思考回路も朦朧としていたけど、旅を終えて札幌に戻り 冷静に考え直すと


「いつのまにか 俺はなんてアホになっちゃってたんだろう…」


と、ただ ひたすらに猛省した。


なので、反省の意を込めて 私はあらためて真の意味での「大人の修学旅行」を決行し 我が身を振り返ってみたいと思うに至るのである。^^;


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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