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2008年05月22日

● 幸せな気分を味わえる呪文


ジャン・レノという俳優がいる。




出演作で最も著名なのは「レオン」バイオレンス、サスペンス物としての評価も高く ロリコン物としてもマニアの評価は高い。


いきなり、何故、ジャン・レノの話なんだ…と不審に思われるかもしれないが まぁ、そんな事は どうでも良い。^^;




つい、先日の事。


PS3でいつもオンライン・ゲームに興じている面々が その日はPS3本体のボイスチャット機能を用いて 夜中に雑談に興じていた。


その中で、ある人物が呟いた一言 それが


「俺って ジャン・レノじゃねぇ?」


まったくもって、己を知らぬ不届きな発言である。


が、草木も眠る丑三つ時に 眠気と疲れなどで朦朧としながら会話に興じている時には こんなお馬鹿な一言にも「ケケケ」と ついつい笑ってしまうから不思議だ。


貴方も 試しに呟いてみるといい


「俺って ジャン・レノじゃねぇ?」と。


騙されたと思って何度か呟いてみると、あら不思議


誰かに直接 聞いてみたくなる


「俺って ジャン・レノじゃねぇ?」と。




数日後…


朝御飯を食べようと居間に行くと 台所で朝食の支度をしている嫁がいるだけで娘達は まだ起きてきていない。


愛用のマグカップに自分で注いだコーヒーを飲みながら スポーツ新聞の芸能欄をまず開き、社会情勢を吸収しようとする私。


初夏を思わせる様な日差しがキラキラと眩しく だから、私は嫁に聞いてみた


「俺って ジャン・レノじゃねぇ?」


キャベツを思いっきり細くトントンと千切りにしていた嫁の包丁が一瞬停まる。


私の問いかけは 間違い無く嫁に届いた… そう私は確信した。


しかし、直ぐさま嫁の包丁は再びトントンと 先程と同じリズムを刻み、私の問いかけに対して嫁は何も応えない。


ここで 重ねて「ねぇねぇ、俺って ジャン・レノじゃねぇ?」と聞きたい所だが それは素人


どんなに私がジャン・レノでも 無理矢理、問い質すのは野暮だし 無理矢理問い質されれば誰しも否定したくなるだろう…


なので私は しばらく何事も無かったかの如く間をおき 焼き上がった目玉焼きを皿に載せて運んできた嫁に さも初めての様に


「なぁ、俺って ジャン・レノじゃねぇ?」と聞いてみた。


両手に皿を持って歩いてきた嫁の足が一瞬止まり、私と目と目が合う。


今度も間違い無く 私の問いかけは嫁に届いた。


が、またも嫁は何事も無かったかの如く 無言で料理の載った皿をテーブルに置くと台所に戻っていく。


どうやら、嫁は 私の問いかけを黙殺する気の様だ…。




それから間もなく 次女が居間に現れた。


なので、私は「おはよう」という言葉の代わりに


「なぁ、俺って ジャン・レノじゃねぇ?」と次女に聞いてみた。


すると次女は


「あれ? お父さん珍しいね 昨日は洋画を見たの?」


と、アッサリ。


しかも台所から嫁が


「そんなの構ってたら遅刻するわよ」


と、これまたアッサリ 父よりも威厳のある母の言葉に 次女は黙々と食事。


すると、今度は長女が居間に現れた。


なので、私は待ってました…と


「なぁ、俺って ジャン・レノじゃねぇ?」と長女に声を掛けた。


「え? ジョン・レノン? ジョン・レノンがどうしたの?」


と、聞き返す長女


「いや、ジョン・レノンじゃなくて ジャン・レノ…」


そう私が訂正しても


「お父さんがジョン・レノン?

 撃たれるよ、家を出たとこ バーンって撃たれちゃうよ いいのそれで?」


娘は訂正に応じてくれない。^^;


「いや、だから… ジョン・レノンじゃなくて

俺って ジャン・レノじゃねぇ?…って事で」


私が そう懇願する様に言っても


「ジャン・レノって それどころじゃないでしょ!

 ジョン・レノンは駄目よ 洒落にならないわよ お父さん!」


やっぱり長女はとりあってくれない。


見ると いつの間にか嫁も食卓につき、次女と共に表情ひとつ変えずに食事をしており、私と長女のやりとりには何の関心も示さない。


なので、殆ど意地になった状態の私は 嫁と長女と次女 3人の女達に向かって

「ねぇ? 俺って ジャン・レノじゃねぇ?…」

と、半ベソ状態で聞いてみたのだが


「どうでも良いから とっとと御飯を食べちゃってくれる? 朝は アナタ以外、みんな忙しいんだから…」


私の試みは水泡に帰した。


これ以上、しつこく聞くと ウチの嫁は間違い無くキレる。




さて…


私が「ねぇ? 俺って ジャン・レノじゃねぇ?…」と聞く事は 何の意味も無い無駄な行為で終わるのかと 実は私も思っていた。


ところが、その日の夜の事。


夕食を終えて 私担当の猫を抱えてソファに横になり、猫の腹を揉みながらTVを見ていたら やはり、夕食を終えた次女が私に


「ねぇ? お父さん、どうしていきなりジャン・レノなの?」


と、聞く。


どうして…って聞かれても まともな理由は何も無い。


けど、せっかく娘と会話のキャッチボールができそうなのに「別に」とか言っちゃうのは とても勿体ない。^^;


なので、


「まぁ、ちょっとね…」


そう、とぼけてみたところ… いつの間にか嫁と長女と次女 3人の女達が食後のお茶を飲みながら


「誰かに社交辞令で”ジャン・レノに似てる”とか言われたんじゃないの?」(次女)


「たぶん、ジャン・レノが出ている映画を見て ソノ気になっちゃったんだよ」(長女)


すると嫁が


「たぶん、自分に無いモノをジャン・レノに求めちゃってるんだわ」


なんて言い出す。


「どういう事?」身を乗り出して聞く二人の娘に 嫁がしたり顔で言う


「あの人、昔っから 突然、あんな事を言い出すのよ…


  俺って中村雅俊じゃね?

  俺って甲斐よしひろじゃね?

  俺って渡辺徹じゃね?

  俺ってトム・クルーズじゃね?

  俺って萩原健一じゃね?


 もうね… 私が知ってる限り数え切れないから いちいち構ってらんないのよ」


すると長女が


「凄いね お父さんってば 簡単に誰かになっちゃうんだ(笑)」


嫁は それに対して


「そう、何でもなっちゃうのよ だから、構っちゃ駄目なの」


女3人は ケタケタ愉しそうに笑っている。


でね、私は思うんだ…


たったひと言、私が


「ねぇ? 俺って ジャン・レノじゃねぇ?…」


と、言った事で 嫁と娘達は愉しそうに団欒している… それってやっぱりパパ・ブタネコの人徳の表れだよね?


ちょっとだけ残念なのは その団欒の中に出来れば私も直接参加していたい…という事だが、まぁ、それは二の次でも良い。


家庭内に笑顔と会話があれば それで良いのだ。^^


で、最後にあたり ここまで御一読下さった 特にオッサン世代の方々におかれては、職場や家庭や彼女とのデートの最中に 騙されたと思って


「ねぇ? 俺って ジャン・レノじゃねぇ?…」


と、出来るだけ唐突に聞いてみると良い。


きっと、この言葉はささやかな幸せをもたらす素敵な呪文なんだと思うから。




【注意!!】


本文中の呪文を御使用になる際には 使用によって発生した結果は自己責任でお願いします。^^;


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

おはようございます.
最近モグラな生活がまた続いております.
唱えてみようかな…自己責任で.(笑)
今日もこれからモグラです.では行ってきま~す.
快晴の東村山より.

★ ゴーシュ さん

幸多からん事をお祈り申し上げます。^^


【※注意!!】

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