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2008年05月29日

● ホカベン 第7話


ホカベン 第7話に「小市慢太郎」が出演していたので 触れざるを得ない。^^;




ホカベン


ホカベンホカベン

小市慢太郎の訳どころとしては強姦事件の被害者の弁護士役。


善悪どちらも巧みに演じ分けられる小市慢太郎であるから 弁護士役も見ていて違和感は全く無い。


ただ、せっかく小市慢太郎を起用しておきながら 全体的にはどうでも良い扱いなのが私としては不満が残る。^^;




さて、通常であれば ここで記事は終わりなのだが まぁ、せっかくなので「ホカベン」に関する私見をいくつか述べておこうと思う。


まず、何人かの方から「なぜ、ホカベンについて語らないのか?」といった内容のお尋ねを頂戴している件について述べておくと…


ファンの方には申し訳ないが、私は この「ホカベン」の主役の女の子が嫌いなのである。


何故、嫌いなのかを議論するつもりは無いので その理由を細かく述べるつもりも無い。


で、そう申し上げた上で述べるのだが、この「ホカベン」においては いくら嫌いな女優だからと言っても、この主演の女の子は好演というか、熱演していると感じてもいる。


でね、巧く説明する自信が無いのだが…


私は 第一話から毎回見続けているんだけど まず思うのは この「ホカベン」の主人公のキャラクターが嫌い…というか 納得がいかない…という事。^^;


というのは この主人公が語る正義は正論である。


しかしながら、常に正論が勝つとは限らないのが現実である。


よく「弱者を守るのが弁護士の仕事」みたいな内容の事をポリシーの如く主張する。


言葉としては とても正義感たっぷりなのだが、現実の弁護士を何人も経験上見知っている私としては こんな言葉をお題目の様に唱える弁護士を私は逆に信用しない。


だって、弱者の側が常に正しいとは限らない。


それに、民事事件の場合なら 原告と被告双方に代理人として弁護士がつくわけで 原告側と被告側 どちらが正しいかを決めるのが裁判であり、どちがら強者で どちらが弱者かなんて 上辺だけでは判断がつかないケースの方が多いのだ。


新米弁護士が理想に燃えるのは結構な事だが、現実を理解していない者に弁護を依頼出来っこ無い。


決めつけた言い方をお許し願えば 共産党や旧・社会党系の弁護士に多く見受けるパターンのひとつに「弱者を守るのが弁護士の仕事」みたいなタテマエがある。


彼らの多くは労働法の案件を得意とし「不当労働行為だ」として 労働者の代理人となり雇用先を訴える…というパターンなのだが、これは一般的に 雇用側は権力的にも資金的にも強者で 労働者は弱者だ…というイメージが強く そんな労働者という弱者側を救った…という図式は正義の味方という図式に映りやすい。


しかしながら、実際の所で言えば 労働者よりも企業の方が金を持っており 金を持っている側を相手に戦った方が商売としては美味しい…というのが本音であり それでいて権力者や金持ちが強者とするならば 従業員や労働者 つまり、多くの一般人は弱者で そんな弱者を救うのは 市民の味方であり それが正義だ…なんてスタイルがとれるのは いろんな意味で一石二鳥なのだ。




さて…


「ホカベン」というドラマが「面白い」と感じられている方の感想を いろんなブログで見聞する時 主人公である新米女弁護士の台詞や行動に正義や情熱が感じられ、そんな彼女がいろんな現実にぶつかった時に怒り、戸惑い、泣く事に共感を覚えるからだと述べる人が少なく無い。


で、そういう方々に 私は問うてみたいのだが、


「アナタが もし、何らかの事情で裁判の当事者となった時、

 ”ホカベン”の主人公に 弁護を依頼しますか?」と。


その問いに「ええ、もちろん」と自信を持ってお応えになるのであれば それはそれで結構だが、私は どんなに間違っても この主人公に弁護を依頼しない。


依頼人の主張より社会正義を優先する自己満足タイプに弁護士報酬を支払う程、私はお人好しでは無いからだ。


例えば、


第一話と第二話において 何故、妻は旦那を刺すに至ったのか? その視点に立って見直してみて頂きたい。


当初、依頼人が希望していたのは 出来るだけ速やかに離婚を成立させ、娘と亭主を引き離す事では無かったのか? それを亭主のDVを責める事ばかりに夢中になって疎かにしてしまったから娘を奪われ 精神的に追い込まれた妻は夫を刺したのでは無いのか?


幸い、夫の怪我が軽くて済んだから「予想外に軽い判決」なんて あたかもハッピーエンドみたいな終わり方に描いているけど 夫が死亡していたらどうだったのだろう?


現実がどうこうという以前に この第一話と第二話で描かれたストーリーって よく吟味すると 単にドラマチックを際立たせようとした御都合主義てんこ盛りと言われても不思議ではないストーリーなのである。


例えば、


第三話で描かれている少年犯罪における解釈 加害者少年の母親役を演じた女優が巧すぎて そこだけに目がいってしまうのは無理も無い。


しかし、こなれた弁護士であれば大雑把ではあっても被害者家族の経済状態などを把握した上で依頼人に対してアドバイスするもので その辺を「新米だから」という理由で ずるずると加害者被害者双方を好ましからざる状況へと導いた事に関し「しょうがないね」と、理解なり、納得なりが出来るのか?


例えば、


第四話では依頼人の自分勝手な考えや行動ばかりに目がいきがちだが、闇金の人間が弁護士を殴った事によって借金がチャラ… この筋立ても いかにも…って感じの御都合ストーリーで 今時の闇金の人間は下手な弁護士よりも法律や判例を熟知しており、こんな簡単な手には引っかからない。


そして、例えば


第五話、及び第六話のストーリーに至っては 只々、呆れるばかりである。^^;


真相の究明…という観点で考えれば 主人公の取った行動はまさに正義と言うべきなんだろうけど、結果的には忘れられてしまっている重要な点は 主人公は誰の代理人なのか? という点。


結局は 主人公の自己満足に皆が振り回され、誰も救われていない。


どうもね、商業主義的な弁護士事務所の利害という部分の描き方により 主人公が正しい…という印象を与えている。


けどね、代理人が依頼人を満足させる事より 自己満足を優先させる事、その一点に絞って考えた場合 本当にこの主人公は正しいのか?


それを考えさせない様に ともすれば意図的にミス・リードした描き方をしている様に感じてならない。


例えば、


第七話においては 極論的に言えば 依頼人が気にくわないからという理由で 依頼人にとって不利な材料を 被害者の弁護士に知らせる様にし向けた事を”正しい事”として視聴者に印象づけるのは如何なものかと思う。


刑事事件の加害者弁護の場合 それが全くの冤罪であれば話は別である。


が、ある程度 加害者が犯行を認め、その上で量刑が軽くなる事を願うのを 司法関係者の多くは ともすれば”当たり前の事”と解釈している。


だからこそ、死刑求刑を免れそうに無い者を「心神耗弱」として認めさせ 死刑回避を求める弁護手法が乱発される。


叱られるのを覚悟で言うけど 意図的に誰かを計画的に殺す奴ってのは もう、その時点で狂ってるんじゃないの?


医学的にどうこう以前の問題で 真っ当な思考の出来る人間であれば意図的に殺人なんか犯さない(出来ない)と思うんだ。


特に 最近は「死体をバラバラに切断して…」なんて事件が連日ワイドショーを賑わせているけれど、誰かを殺してバラバラにする感覚や思考を「まとも」と 言えるのかね?


でもね、「殺人を犯す奴は 皆、気が狂ってる」となれば



   刑法 第三十九条 (心神喪失及び心神耗弱)

      1  心神喪失者の行為は、罰しない。

      2  心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。



上記に該当して「無罪」になってしまい それが「矛盾」にも繋がっているのが現状でもある。


重要な点は 商業主義的な弁護士が「依頼人の利益を守る」と称して 事務所を設けさせてくれるお客の意向を尊重し、不利な証拠や証言をねじ曲げたり、金や権力で押さえつけるのを悪として描くのは私にも理解出来るけど、「社会正義を尊重する」と称して 依頼人軽視の自己満足型弁護士の危険性をも表す番組であれば 視聴者に対する問題提示として正しいと思うのだが、自己満足型弁護士を「情熱がある」とか「葛藤する様が人間臭くて共感出来る」なんて姿に映して「それが正義だ」みたいな押しつけは 他人の意見に単純に左右されてしまう視聴者には「興味深い内容の 面白いドラマ」の様に見えても 私の様なへそ曲がりには 自分で尻を拭こうとしないクソ・ドラマにしか映らない…って事だ。


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

ホカベン、毎週見ています。
というのも、実は主役の女の子のファンだったりします^^;
だから見ているというのが大きいのですが、見るたびにしっくりこない違和感がありました。
「なんか・・・なんだろう、これって・・・う~ん、、」という感じで、うまく整理できてなかったのですが、
この記事を読んで、モヤモヤが少し整理できました。自分も似たようなことを感じてたんだと思います。
寝る前にスッキリしました♪

主役の子は、いつも元気で明るい子っていう役柄ばかりでやや飽きてたので、
今回の雰囲気には少し新鮮さを感じたりしています。毎回同じじゃ飽きますよね、いくらファンでも。
って、どうでもいい話ですね、スイマセン^^;

ブタネコさんおはようございます。
このドラマ、毎週見ています。北村一輝が好きなのと、主役の子の金八時代が好きだったので。

私としては、主人公の考える「正義」が必ず勝つってもんじゃないっていうのが、出ている感じがしているんで結構好きですね。
それ以上は深く考えていません・・・。

特に主人公が情熱的な発言をしている場面では、
「また言ってるよ」って冷めた感覚で見てしまいます(^^;

★ みず さん

>実は主役の女の子のファンだったりします^^;

うっ…^^;

>寝る前にスッキリしました♪

ほっ^^

>少し新鮮さを感じたりしています

それは同意^^


★ とし さん

なるほど


【※注意!!】

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