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2008年03月08日

● HERO 映画版 DVD再見


映画「HERO 映画版」のDVDを入手したので見た。




HERO 映画版

ある意味、残念 ある意味、便利な世の中になったと思うのは 昔の映画館は 一度入場すれば その日の上映を極端な話 何回でも見れた。


ところが、最近の映画館は完全入れ替え制をとっており 一回毎に入場料が必要となる。


仮に、一回の入場料が1500円だったとすると、2回見れば3000円 3回見れば4500円


大抵の場合、4500円あれば その映画のDVDを新品で購入出来るし、中古であれば その半額って事も充分にあり、DVDを持っていればDISKが破損しない限り、何回でも見直せるし 映画館と違って タバコを吸いながら、好きな飲み物を飲みながら、トイレに行きたければ自分の都合で中断まで出来る。


こういう状況を映画会社や映画制作者は どう考えているのだろう?


時には 入場料を払うのすら苦にならない、いやむしろ 払ってでも2度、3度と見直したいと思う程の名作があるが、そんな名作は 年に1・2本あるかないかで 殆どの場合、正規の割引無し料金で見るのが 心底腹立たしく思う事の方が多い。


それも踏まえて 映画会社や映画制作者は どう考えているのだろう?




さて、HEROは TV放映時から面白いと感じ、この映画版も 結局、私は映画館で3度見た。


言い換えれば それだけの価値を認める映画だった…と、言える。


しかしながら、感想としては 手放しで激賛か?と問われれば 実は必ずしもそうでは無い。


とても不思議な映画である。^^;


おそらくは、この映画版「HERO」に関しては 多くの映画サイトや 映画を語るブログでは好意的に、ともすれば激賛に近い評価が多いと思う。


なので、私は私なりに別の視点で語ろうと思う訳だが…


HERO 映画版

HERO 映画版

思えば、「小日向文世」という俳優が 多くの視聴者に認知されたのは このドラマが最初…という視聴者が多い。


同様に


HERO 映画版

「八嶋智人」や


HERO 映画版

「勝村政信」も同様という人は少なく無いだろう。


このHEROがTVシリーズで放送された際、こういった当時としては無名に近いバイプレイヤー達を 見事に引き上げた制作陣には深く敬意を表したいと思っていた。


そして、話中で磨き上げられた それぞれのキャラクターは立っており、この映画版でも それは遺憾なく発揮されている。


つまりは、それだけ 各キャラクターの設定と演じた俳優達との調和がとれている証拠でもある。


日頃、私がドラマや映画を見た感想で キャラクターの設定や演ずる役者のキャスティングに小言を述べるのは 全体の調和が取れた時の相乗効果は計り知れないものがあるからであり、真剣に制作しているのであれば そこにこそ神経が働いているべきと思うからなのだ。


で、今回の映画版では


HERO 映画版

HERO 映画版

花村代議士役に「タモリ」が起用された事に 賛否両論だと耳目にするが、この点に関しては 私は「タモリ」で悪くなかったと感じている。


と言うのは 先に述べた事とは矛盾に聞こえるかもしれないが、全体のストーリーの中で 役によっては 誰が演じても大きくは変わらない…という役が 実はたまにあり、この映画における「花村代議士」という役は まさにそれだと思うから。


例えば、この役を 国会議員、しかも大物で悪そうな人物をよく演じている俳優の誰かに任せたと想像してみると良い。


パッと思い浮かぶのは「江守徹」「中尾彬」「仲代達也」「中村敦夫」…


たしかに悪徳政治家を演じさせれば それなりに巧く演じて見せてくれるだろうけど、率直に言えばマンネリ感が強く、余計なお世話で言えばギャラが高すぎ


つまり、金がかかってマンネリではまさに費用対効果が合わない。


では、あくまでも例えばだが「丸山弁護士」とか 最近、ちょっと売り出し中の政治評論家とか 識者崩れの学者なんかの素人に「花村代議士」という役を与えたならば…


そう考えると、その辺の人物が演じても ともすればタモリと同等だったんじゃないの?なんて思うんだな。


でもね、そんな訳の判らない人物を起用するぐらいなら タモリの方が余程、笑って見ていられる分マシとも思うのね。


ゆえに、真剣に


「タモリ一人が素人演技で 法廷シーンをブチ壊した」


なんて怒った感想を述べている人がいるとするならば 気持ちは判らなくは無いが、些末な事に腹を立てるのなら もっと、肝心な事に腹を立て方が良いよ…と、思う。


では、ブタネコ的に肝心な事とは何か?と言えば…


HERO 映画版

まず、指摘しておきたい事は「松たかこ」の劣化ぶりだ。


誤解を招かない為に一言申し添えておけば 私は傲慢な人間ではあるが、女性に対して無差別に「ブス」と言う様な傲慢さは持ち合わせてはいない。


私が ここで言いたい事は 「松たかこ」が演じた「雨宮」という女性は TVシリーズ時は それなりに魅力のある女性で、久利生が惚れるのも理解出来たが、映画版での雨宮に TVシリーズで感じた魅力は全く感じず、それは「松たかこ」の女優としての劣化を原因として指摘したい…という意味だ。


だから、TV版の頃の魅力ある雨宮なら 映画版のラストシーンでもそれなりに楽しめたとは思うけど、この劣化版雨宮でのラストシーンには説得力が全く無く、むしろ不愉快さの方が強い。




さて、今回の映画版に関して もうひとつ別の点で言及しておきたい事がある。


HERO 映画版

HERO 映画版

HERO 映画版

それは上の画の様な韓国ロケ・シーンの必要性についてだ。


なんかね、韓国の人気俳優を起用し 韓国ロケを行う事で、制作者側が韓国でも一儲けしようと考えた…なんて意図がプンプンと漂い鼻につく。


それはあたかも、ハリウッド映画が 日本の俳優をチョイ役で使い、日本のロケシーンもちょいと盛り込んで…という かつてのセコイ商売を模倣したみたいな感じだ。


商業的には たしかにそんな手法はアリだろうと思う。


けど、この「HERO」には 元々のTVシリーズを愛するファンがおり、韓国シーンを盛り込む事が元からのファン達に どう受け止められるのか? その点を制作者達はどう考えたのだろう?


元々、TVドラマだから フィクションだから… そう言ってしまえばオシマイなんだけど、HEROの場合 キムタク演じる型破りな検事像という部分はドラマチックなフィクションだとしても しつこいまでに捜査に徹する検察官の姿勢は「そうあって欲しい」と願わせるだけの ある種のリアル感を伴っていたのも魅力だったはず。


その点から思うに 盗難車の送り先が韓国、韓国の検察の友好的な協力姿勢、中途半端なアクションシーンと呆気なく発見される車両…


なんか、無理矢理 韓国を弄るネタを強引に放り込んだ感さえ漂い、そこまでする必要と 商業的な意図のバランスはとれているのかと疑問を抱く。


同様に


HERO 映画版

もし、親娘共演なんて話題性を作りたいだけで 上の画の役者を弁護士役に起用したかったのだとすれば フジテレビは 随分、この親娘に対しては寛大なんだな…と思う。


私としては タモリの代議士役がどうこうより、この弁護士役の大根役者の起用の方が間違いだとすら思っているからだ。




…と述べたら それだけ文句があるのに 何故、入場料を3回も払ったのか?と疑問に思われる諸氏も多かろうゆえに、入場料を3回払っても良いとさえ思った この映画の価値とは

HERO 映画版

HERO 映画版

「綾瀬はるか」の笑顔が見たかったから… それ以外の何物でも無い。




【追記】 この映画には「古田新太」が出演している。

HERO 映画版


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コメント

数分しか出てない綾瀬はるかを見るために3回っすか!

漢ですね。ブタネコさん。

これは尊敬に値しますね。

見習いたいっす。

どうも、こんばんわ。

僕もTVシリーズからこの作品を見ています、なのでもちろん映画も見に行きました、一人で(涙

阿部さんと八島のコンビ、勝村さんと小日向さんのコンビのやりとりが大好きなんですよ。


さて映画についてですが、ブタネコさんが仰っている通りに韓国のシーンは必要なかったような気がしますね。
何か韓流ブームに乗っかろうかと感じがして嫌でした。
後、最後のシーンも。


僕は思想的に右よりの人間なので、韓国嫌いというのもあるのですが

イ・ビョンホンですか、あの俳優さんの名前

確か日本武道館にある日の丸を白くして、自身のHPかどこかに載せたんですよね。

それが非難されたので、謝罪はしましたけど、何ともね。

そういう人間と共演する事になった日本の俳優さん達はどう思ったのでしょうか?

★ ラム肉 さん

ええ、綾瀬ヒャッホイですから^^


★ Ω さん

>日本武道館にある日の丸を白くして、自身のHPかどこかに載せたんですよね

へぇ、そうなんですか そりゃ知らなかった。

>そういう人間と共演する事になった日本の俳優さん

キャスティングしたのは日本のTV局ですからね^^;

【※注意!!】

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