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2008年03月03日

● ビーシュリンプ 考


「ビーシュリンプ」という名前のエビを御存じですか?




熱帯魚が好きで飼っている、飼った事のある方なら 案外、御存じの方も多かろう。


ビーシュリンプ

最近、一般的に流通している「ビーシュリンプ」は上の画の様に白黒の縞模様。


この写真に撮ったエビの体長は鼻の先からシッポの先までで概ね1.5cm 我が家の水槽にいる最も大きいもので2cmちょっとだから中の上クラス。


このサイズでも 立派に腹の下に卵を抱える強者もいる。


このエビは ともすればグッピーよりも早く泳ぐため 「ビーシュリンプ」の名前は 水槽の中の水草を蜂の様に飛び回る様から付いた…という話を聞いた事があるけど、それが本当か否かは定かではありません。


また、

ビーシュリンプ

ボケた写真で恐縮だが、上の画の様に 白い部分が薄い茶色の半透明になっているタイプのものがおり、こちらの方が本来のビーシュリンプだと言って「元祖・ビーシュリンプ」と呼んだり、そういう名で区別している熱帯魚ショップもあるが、逆に 白黒が本来の「ビーシュリンプ」だと唱える方もあり どちらが本当なのかは私には判らない。


ただ、ハッキリしているのは 概ね、薄い茶透明のタイプは 私の知る限り、中国が原産で1匹150円から250円で販売されており、白黒のタイプは香港が原産で最低でも200円以上の値段で販売されている…という事と 私が購入して間もなく、香港ではいろんなトラブルで全滅し、今では日本国内でブリーディングされたものが流通しているという事、白黒のストライプがハッキリしていて見るからに状態の良い、1.5cm以上のサイズのモノは 店によっては2~8千円の値段がついていたりもする。


私が この「ビーシュリンプ」を初めて見たのは 今から15年ぐらい前で、愛知県の豊橋にある卵生メダカの専門ショップとして有名なお店に 珍しい種類の卵生メダカの卵と幼魚を購入しに行った時の事。


水草がメインの水槽に群れていた「ビーシュリンプ」は 見ていて飽きる事が無く、実に癒される。


値段は 確か、一匹500円で60匹を購入し 当時は東京在住だった私のマンションの水槽に放したのだが、当時、小学生だった娘達が 単身で生活していた東京の私のマンションに春休みで遊びに来た際に この「ビーシュリンプ」がとても気に入り豊橋のショップに通販を頼んで 札幌の実家にも60匹をおくって貰った。


当時は まだ、飼い方がよく判っていない部分が多く 香港や中国南部の日本よりも温かい地域が原産のわりに このエビは高い水温度には弱い。


そのため、東京の私のマンションで飼っていたものは 真夏の気温上昇により、水槽の水温が予想以上に上昇してしまい可哀想に全滅してしまったが、札幌で育てられたエビたちは水や温度がハマったのか大繁殖する結果となる。^^;


このエビは いくつかの条件が揃うと、水槽内で大いに繁殖する。


個人的に判っている事を挙げると


 ・水槽の水温は 25~28度

  ただし、我が家では水槽にヒータを入れていないので真冬には15度くらいになる事がある

  が、どうやらヒーターやクーラーで人工的に温度を維持するよりもヒーター無しで

  自然のまま 放っぽっておく方が繁殖率は良い。(あくまでも 我が家の場合)


 ・流木や凹凸の多い石などを水槽内に多めに配置し ウイロウモスなどを多めに繁茂させ

  隠れ場所を多く作ってやる


 ・時折、ザリガニの餌など(現在はビーシュリンプ専用の餌がある)を ほんの少し与える。

  (基本は水草の藻や新芽、水槽内の微生物)


 ・熱帯魚に対する様な大幅な水替えは禁物


という感じ。


実は、私は「アフィオセミオン」や「ノソブランキス」といった卵メに対しても 同じ様にヒーターを入れず、自然のままの水温で放ってある。


とはいえ、ウチの卵生メダカやビーシュリンプの繁殖水槽は 嫁の趣味である園芸用の、半分温室の様な作りのところなので 真冬でもそんなに寒くは無く、夏は適度に窓を開け放してあるので 暑くも無いから、それが許されるのであろうとは思う。。


ビーシュリンプ

ビーシュリンプ

ビーシュリンプ


上の写真は ビーシュリンプなのだが、本来 黒で有るべき部分が赤い色に固定されたタイプで レッド・ビ-シュリンプ等と呼ばれている。


これは 元々、白黒のビーシュリンプの中から、突然変異で赤い色で産まれたエビだけを抽出し、それだけで交配させて赤い色を定着させた 言わば人工的な品種。


これは 熱帯魚の世界、特にグッピーの愛好家達には 色や、ひれの形状などの変異種を抽出交配させ独特の品種を作る…という事が ひとつの研究であり、趣味として昔から行われてきており、このレッド・ビーシュリンプも 日本の愛好家が生み出したモノ


その赤い色と元々の白のコントラストが綺麗な事から 現在はレッド・ビーシュリンプの方が人気で 1.5cmクラスの状態の良いものだと安くても2500円以上、中には数万円という値がつく事さえある。




さて…


今回、この「ビーシュリンプ」について記事を書こうと思ったのには あるキッカケがある。


というのは 以前から、親交のある熱帯魚のショップで 近頃、ビーシュリンプが人気で入荷すると 何日もおかずに売り切れてしまい、その経営者は我が家で大繁殖しているのを知っているから 出来るだけ多くを売ってくれとせがむ。


でね、先日 詳しく話を聞くと 沢山の人が少しづつ買っていくのでは無く、何人かの同じ人達がまとめて買っていくのだという。


で、さらに話を聞くと その人達は 例えば30匹買っていき 何も考えずに自分の水槽に放し、数日のうちにエビ達が死んで半減すると また買いに来て… それを繰り返しているのだという。


まぁ、熱帯魚屋にすれば商売だから 売れて利ざやを稼げるのはありがたい事ではあろう。


でもね、私は 儲けたくてビーシュリンプを繁殖させているわけでは無い。


例えば、珍しい品種の卵生メダカを採取し 採卵に成功した人は どうすると思う?


卵を少しづつ 自分と同じ様な愛好家に分けて ともすれば互いの珍しい種類の卵を交換して 互いに育て合う。


何故かというと 何かのトラブルで片方のメダカが全滅しても 同じ愛好家達で別個に保存繁殖させていれば全体では全滅を防ぐ事が出来るから…というのも 大きな理由なのである。


例えば、泳ぐ宝石と呼ばれているラコビーという卵生メダカがいる。


この魚は ほぼ半年で成魚となり、交尾して水草やピートモスなどの産卵床に卵を産む。


この卵は 水槽から取り出し、乾燥ギリギリの湿った状態で卵の発眼状況が確認出来るまで 概ね2~3ヶ月間ぐらい保存し、タイミングを見計らって その卵を水草やピートモスごと水入れ、想像以上の強さで攪拌すると稚魚が孵化をする。


なんで、そんな事をするのかと言うと この魚はアフリカのモザンビークが原産地で成魚は雨期の終わりに産卵をするのだが、その生息域は乾期と雨期があり、乾期になると川や池が干上がる。


つまり、乾期の時期を卵で過ごし 親の殆どは当然、乾期の環境下では生きていけないので大半が死滅する。


が、やがて雨期になり 卵が水に浸かって水の流れに翻弄されると、それをキッカケに孵化する…という習性を持っているからなのである。


雨期や乾期が無い 水槽の中で飼われている成魚は、状態や環境が良ければ私の経験では2年半程生存していたモノが何匹もいる。


で、これもまた近年問題となっている環境問題や自然破壊が原因で 原産地の魚はどんどん減少の一途を辿っており、現在 観賞魚として流通されているのは ブリーダーと呼ばれる人達が繁殖させた魚たちである。


つまり、大げさに言えば 絶滅危惧種の保存…という目的もある という事だ。


現に、ビーシュリンプは 15年程前に原産地の香港では全滅に近い状況となったが、今でも熱帯魚ショップで流通されているのは その時点で日本国内に 趣味で(中には実益を兼ねて)繁殖させているブリーダーが多くいたおかげなのだ。


でね、熱帯魚を飼うのは 今ではひとつの趣味として確立されてはいる。


中には、観賞魚として定番でありながら 水槽内では産卵され、繁殖したケースが未だに聞かれない種類の魚も少なく無い。


とはいえ、流通量が一定に確保されている魚であればまだしも、希少種と思われる魚の 最低限の飼い方を学び、整えようともせずに 飼っては死なせの繰り返ししかしないのは 私にはアホかと感じるんだな。


90cmクラスの大きな水槽で 適度に水草が繁茂している中をネオンテトラやランプアイといった魚が群泳している様を眺めるのは なかなか癒されるものがある。


その場合、水草や 水槽内のコケや藻の防止の為にエビや貝や 藻やコケを専門に食べる魚を入れるのは 水槽維持のテクニックではある。


けれども、魚によっては グッピーの様に自分の子供ですら平気で食べる魚がおり、稚エビを食べるどころか、ビーシュリンプの様に小さいエビをつつき回す魚と 同じ水槽に入れておいたら長生きなど出来るはずも無い。


そういった組み合わせなど全く配慮せず「綺麗だから」「可愛いから」なんて理由だけで結果的に ただ殺すだけ… そんなアホにウチのビーシュリンプは売りたくない。


そう思ったので、その熱帯魚屋には 二度と卸さない事にしたのだが どう思う?


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

はじめまして。いつも拝見させていただいておりましたが、わが地元の名前と熱帯魚の話題で思わず書き込みさせていただきました。豊橋市のそのショップも近くですよ。
ペットは、イヌにしろネコにしろ熱帯魚にしろ、その命に対して敬意を払って育ててあげて欲しいですね。
誰にでも失敗はありますので、不慮の事故、失敗などで死なせてしまうケースもありえるとは思いますが、死んだら買い足せばいいじゃん、と言うのはいかがな物かと・・・
そのショップの方の本音はどうか判りませんが、やはり結果が判りきってるお客に売るのはやめてほしいですね。販売時に何らかのアドバイスはしないのでしょうか?
そのショップの販売スタンスが変わらないのであれば、卸さないほうが良いかと。
それにしてもこの手のご趣味もお持ちだとは、怒られそうですが、以外でした(笑)。
僕もビーシュリンプの繁殖にチャレンジしようかなぁ。

★ yoshi さん

こちらこそはじめまして コメントありがとうございました。

>誰にでも失敗はありますので、不慮の事故、失敗などで死なせてしまうケースもありえるとは思いますが

そう、それは仕方が無いと思います。

>販売時に何らかのアドバイスはしないのでしょうか?

大抵のショップが聞かれれば応えるけど、聞かれなければ応えないし 元々、熱帯魚屋の経営者って自分が好きで始めた人が多いから 自分の飼い方に変更し過ぎだったり、オタク度が濃いので 普通の人には対応しづらいタイプも多いし^^;

>それにしてもこの手のご趣味もお持ちだとは、怒られそうですが、以外でした

あらま^^;

>僕もビーシュリンプの繁殖にチャレンジしようかなぁ

一つアドバイスを申し上げると、こなれた水を用意する事と 水作りにはph調整など 薬品を使用してはいけません

ビーシュリンプは薬品にとても弱いです。

初めまして(^^)
レッドビーに関しては、かなり興味が有りまして、立ち寄らせていただきました(^^)
ずさんな売買のやり方ですよね。レッドビーに限らずですけど、愛情を持ってなければ飼育出来ないですよ。売る側としては、手間暇かけ、大事に育ててきて商品として世に出すのですから嬉しいですよね。
買う側は、レッドビー人気だけに翻弄されてるんでしょうね。
今、ホント、レッドビー人気ですもん(^_^;)
商品化されてしまえば、商品でしかないので可哀想な結果になったとしても致し方ないと思います。
買い手があって売り手なんですから。

★ ringbell303 さん

こちらこそはじめまして コメントありがとうございます。

>買い手があって売り手なんですから。

そうなんですよねぇ…

だから、私は 商売にはしないと心に誓いました。^^


今更なコメントですがすみません・・・

うちでもえびさんを飼っているのですが・・・もし良かったら助言を頂きたくて・・・

繁殖の話になるとショップの人は商売柄ありきたりなことしか教えてくれなくて。。。

ひとつ。似たような形のメスとオスのブタネコさん的見分かたで一番個人的信頼にしている部分など、それか、いろいろ総合しても最終結論を下す上でのポイントなどがあれば教えていただければとても助かるので・・・教えて頂けないでしょうか・・・

★ りり さん

「髭の長さ」「頭部の丸み」などが 雄雌の見分け…と 大抵の解説書やショップの店員は言いますが、実際に 髭が長いメスや頭部の平らなメスがいるわけで 悩むんですよね^^

正直言って、私も「コレだ」って見分け方は未だに試行錯誤の状態です。

個人的には 私は腹部を重要視して雌雄を とりあえず見分けておりますが、確率的には完全ではありません。

なので、一番当たり前な「抱卵したらメス」 しなければ「オス」しか無いのが現状です。^^;


【※注意!!】

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