● バレンタイン草加煎餅2008
また、今年も”あの日”がやってくる。
年頃の娘を二人持つ親父にとって スリルとサスペンスに満ちたバレンタインデーが もうすぐやってくるのだ…。
自慢じゃ無いが、私は学生時代にバレンタインチョコを貰った記憶が殆ど無い。
カッコ悪くて、性格も悪くて、人付き合いも悪くて… 間違っても、モテるはずの無い男の子だったのだろう…と 想像されても仕方がないし、反論する気も無い。
が、少しだけ反論させて頂くと 小学校の高学年から、中学、高校にかけて 私の傍には一人の女の子がいつもいた。
その女の子は 今ではウチの嫁になっているわけで、おそらくは 小学校の高学年の時点で 私には「売約済み」というシールが身体のどこかに貼られていたのであろう…
だから、そんな私に他の女の子がチョコを渡すのは「義理チョコ」どころか「無駄チョコ」なわけで… そんなモン、くれるわけは無いわな^^;
で、そんなウチの嫁はというと 私がチョコやアンコが嫌いなのを知っているから、わざわざ そんな嫌いなモノを寄越すほど酔狂では無い。
今では「二代目開業医」とか「腕力だけが取り柄の歯科医」と呼ばれている我が悪友達は
「今年は オマエ何個貰ったの? 俺? 15個」
「へっ、俺は18個だもんねぇ」
等と、自慢し合っていたもので…
毎年、バレンタインデーの日の放課後に
「あれ? オマエ、今年も収穫無いわけ? じゃ、俺が貰ったやつをわけてやるよ」
と、言って それぞれが2・3個ずつ私にくれて…
それらのチョコは、その後に 今ではウチの嫁になった女の子が
「どうせ、アンタ嫌いでしょ? 私達が食べてあげるよ」
と、私の妹と二人で
「これ、美味しい… 誰から貰ったやつ?
うわぁ、何コレ? 苦すぎ… え? @@子からのチョコなのこれ?
こんな苦いチョコで¥¥君を口説こうなんて 何考えてんのかしら あの子」
と、文句を言いながら 楽しそうに食べていたっけ…(遠い目)
そんな事を思うと
「だいたい、バレンタインにチョコを渡したのがキッカケで愛が芽生える事なんてあるのかね?」
と、居酒屋で酔っぱらった挙げ句、周りの見知らぬ客にからむ様な台詞を口走りたくなる私。
だから、娘達に
「いいか、オマエ達は わざわざ自分から言い寄る様な安い女になるなよ
チョコなんかに オマエ達の想いなんか込められるはずなんか無いんだ!!」
と、力説し
「賞味期限切れを誤魔化した御菓子屋の営業戦略なんかに騙されるな!!」
「チョコなんか食べる様な男なんてロクなもんじゃ無い!!」
と、叫び続けて… 家庭内で孤立するのが 毎年のバレンタインデー前1週間の私なのだ orz
つい、昨日の事。
長女が
「数えたらさぁ… 34個も義理チョコが必要なのよねぇ…」
と、ポツリと呟く。
それに対して嫁が
「去年、入社したばかりだから新人だもんねぇ…
それぐらいの気配りは仕方が無いんじゃないの?」
なんて慰め 次女が
「やっぱ、お徳用の大きい袋の板チョコを湯煎して 小さい塊をラッピングして
手作りチョコで~す…みたいに誤魔化すしか無いんじゃない? 私はそうするよ」
と、現実的な事を言う。
そんな娘達に
「あ? 何が”義理”だ?
そんなチョコを欲しがる馬鹿共に言ってやれ ”義理”だの”人情”だのって
ヤクザかオマエ達は?…って 堅気が義理義理言ってんじゃ無ぇ…ってよ!!」
と、私が口を挟むと
「お父さんは黙ってて!!!」
見事な3人のハーモニー (ToT)
独り、のけものにされた私が ソファでいじけていると、4匹の猫達が次々とソファに上がってきて 私に
「腹を撫でてくれよぉ」
「アゴの下を掻いてくれよぉ」
「添い寝してくれよぉ」
「オヤジに興味は無いけど みんな(他の3匹)がいるから 俺も混ぜてくれよぉ」
みたいにせがむ。
そんな猫達と戯れながら
「よしよし、俺を気遣ってくれるのはオマエ達だけだぁ…
そんなオマエ達に パパが”バレンタイン花かつお”でもプレゼントしてやるからなぁ」
なんて語りかける私(ToT)
そんな私に嫁が
「なるほどねぇ… そういうのが”猫撫で声”なのね」
と、トドメを刺す。(ToT)
そんな時、不意に私の携帯が鳴り出し…
出てみると、それは「気の弱い弁護士」からで…
「あ? ブタネコぉ?
オマエさぁ、***デパートの外商に顔が利いたよなぁ?
ちょっと、気の利いた営業を一人紹介してくれない?
いや、ホラ もうすぐバレンタインだべ?
チョコ貰ったら、ホラ ホワイトデーにお返ししなきゃならんべや^^
今から それ手配しておこうかな…なんてな
急がないけど、明日の午後は俺 暇だから…」
こういう馬鹿を根絶する為にこそ バレンタインなんか無くした方が良い… そう思わないか?
