● ブラックペアン1988
海堂尊:著 「ブラックペアン1988」について語ってみる。

講談社:刊 ISBN-13: 978-4062142540
この本は 海堂尊が既に書いた「チームバチスタの栄光」などに登場する 高階病院長がが東城大学医学部付属病院に赴任してきた時のエピソードで 後の、医師や看護師達の昔をエピソードがふんだんに散りばめられている。
作品自体のクォリティも高く 一気に読ませる魅力がある。
ただ、他の医学シリーズを読んだ上で 海堂尊の欠点は 物語前半は人物の描き方やディテールもしっかりして重厚感があるのだが、後半は急いで結末に向かっている様な軽さになってしまう感が強い。
これは悪い方に受け止めると「書き疲れてしまったのか?」と勘ぐりたくなる感じさえする。
ゆえに、もう少し、ほんの少しで良いから丁寧に後半を仕上げて欲しいと願う。
