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2008年01月30日

● 赤い文化住宅の初子


2007年に公開された「赤い文化住宅の初子」のDVDを入手したので見た。




このところ、微熱が続いており 定期検査も兼ねて二代目開業医の病院に行ったところ、おそらく映画を見た本数に関しては 知り合いの中でもズバ抜けたNo.1と思われる二代目開業医の愛人Aより


「久しぶりに面白かったから 見なよ」


と、言われて見たのが


赤い文化住宅の初子

「赤い文化住宅の初子」


物語の冒頭をザックリと語ると…


赤い文化住宅の初子

主人公の初子(東亜優)は兄(塩谷瞬)と二人暮らしの中学三年生。


赤い文化住宅の初子

父親(大杉漣)は借金を苦に蒸発し、母親は その後、過労で死亡。


赤い文化住宅の初子

初子は恋人(?)と思しき同級生(佐野和真)と一緒に 進学校である高校へと進学するのが夢だったが、兄は工場をクビになり 初子もアコギな店主にバイトをクビにされ、生活するのがギリギリの状態


赤い文化住宅の初子

赤い文化住宅の初子

担任教師(坂井真紀)はヤル気が全く無いいい加減な女で


赤い文化住宅の初子

親身に相談にのる気が全然、無い。




赤い文化住宅の初子

ある日、出会う親切なオバサン(浅田美代子)


赤い文化住宅の初子

親しげな女性(江口のりこ)


赤い文化住宅の初子

そういった人々に ほんの一瞬、救われそうになりながらも 現実はそんなに甘くない。


赤い文化住宅の初子

兄(塩谷瞬)は自分の置かれた状況に いつもイライラしているが、


赤い文化住宅の初子

実は妹思いの良い奴で…


赤い文化住宅の初子

彼氏役の青年を演じた「佐野和真」もなかなか良く、青春恋愛モノとして とても微笑ましい描写だと思い ちと、調べてみたら「佐野和真」 この子は昼ドラ「砂時計」で大吾の中高時代を好演した役者だったのね


そんなところに「成る程なぁ…」と納得しながらも この映画における

赤い文化住宅の初子

主人公「初子」を演じている「東亜優」に 物凄く、目を惹かれてしまうのだ。




さて、この映画は 一見、よくある貧乏ストーリーの様で ともすれば単調に感じてしまうのかもしれないが…


私は この映画の前に見た別の映画に感じた事と 真逆の感想を抱いたと明記しておこうと思う。


それは、監督と脚本の両方を担当したタナダユキという人物の視点と 演出の巧さに感動した…という事。


仮に、「貧乏にあえぐ主人公」が「社会的弱者」なのだとしたら この映画では綺麗事でそれを飾るのでは無く、演出で 主人公が世に問いたい、叫びたい事をきちんと代弁しているところを高く評したい。


例えば、高校進学を断念し就職する…という主人公に 同級生達が慰めの言葉をかける。


しかしながら、その「慰めの言葉」は 実は主人公には全く「慰め」になっておらず、むしろ自分の境遇を理解して貰えていない「壁」の様に映る。


人はワイドショーやニュースで 悲惨な話を聞くと、多くの人が上辺を飾るかの如き立派な事を語るが アッという間にその出来事と、その出来事に自分がどう感じたのかを忘却してしまう。


主人公が どう思い、どう言い返したいのかを 演出で観客に気づかせている手法に成功している様は この「タナダユキ」という監督であり脚本家の手腕が非凡である事の表れだと恐れ入る。


そして何よりも秀逸である点は この映画のラストのワンカットがとても素晴らしい事。


言い換えれば、ラストのワンカットの為に全ての映像があると言える。


だから、正直言えば 途中で見るのを止めたくなる瞬間がいくつかあり 実際に、私は見続けるのを挫折しそうになったのだが、ラストシーンで そんな気持ちはどこかにフッ飛び もし、これを見たのが映画館であれば入場料金が、DVDであれば購入代金を気持ちよく払える爽快感に似た 何とも言えない気持ちになれる… その点を最も高く評価したいと私は思う。




でね、


赤い文化住宅の初子

この初子を演じた「東亜優」という女優さんを調べてみたところ…


ホリプロのタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞となったのがキッカケで芸能界入り…というプロセスが「綾瀬はるか」と同じで「ほぅ」と思うわけだが、それよりもビックリしたのは


海と夕陽と彼女の涙

海と夕陽と彼女の涙

海と夕陽と彼女の涙

かつて 私が酷評した映画「海と夕陽と彼女の涙」で 最初に死神に連れて行かれる女の子を演じた子だったんだねぇ^^;


全然、印象が違うから判らなかったんだけど 私は そういう部分に「女優」を感じて「へぇ」と惹かれる性質なのだ。^^;


で、もうひとつ「ほぅ」と思った事は


鹿男あをによし

現在、放送中のTVドラマ「鹿男あをによし」で「吉野役」で出演中だ…との事。


なので、探してみた。^^;


鹿男あをによし

すると、剣道部の二人の一年生の片方が そうだと判った。


鹿男あをによし

(上の画 左)


で、多部未華子と同じクラスであり


鹿男あをによし

座席表によると 向かって多部未華子の右隣である事は判明したが これまで1・2話には これと判るアップのカットは無い。


なので、今後の楽しみが ひとつ増えた。^^


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 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

ブタネコさん、こんにちは

あの、あずきアイスが食べたいー!
もう、おいしい食べ物に飢えてます。
このDVDを見たわけではありませんが。。。
無駄なコメントすみません。。。

★ あんどう さん

この映画は 是非、御覧になる事をお薦めしますよ^^


初めまして、ブタネコさん。
いつも楽しくブログを拝見させて頂いてます。^^

この映画は、私もお気に入りの映画でした。
東亜優ちゃん、お若いのに本当にいい女優さんだなぁ、と。

そう言えば、この『赤い文化住宅の初子』のスピンオフ作品、『16[jyu-roku]』が最近DVD発売されました。
東亜優ちゃんはもちろん、ブタネコさんお気に入りの小市慢太郎さんもやはりいい味出されてましたよ^^

是非、一度御覧になってみて下さい。^^

★ 佐々木 さん

はじめまして、コメントありがとうございます。

>16[jyu-roku]

ええ、見ましたよ。^^


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