● SP 最終話
SP 最終話を見た。


最近、気合いの入った作りのサスペンス物を見ておらず、そのジャンルが嫌いじゃない一人としては わりと楽しめたドラマだった。
特に

「平田満」の名優ぶりと

「真木よう子」が楽しめたのは有り難かったし、脇のキャスティングに新鮮な人材を多用したのも好意的に受け止めたい。
ただ、このドラマに関しては 過去の回で何度も記した様に、ミスリードと番宣とネタバレ その3者の扱いを、少なくとも私の感覚では完全に履き違えた制作陣と言わざるを得ない。
ゆえに、本来であれば こういうサスペンス物に関してはネタバレ的記述は遠慮申し上げる私ではあるが、最後まで付き合って見た仕返しとして すこし言わせて貰うとしよう。

「堤真一」は巧い役者だと思うし 私も大好きなのだが、彼が これまでに彼の出演作で見せた巧い演技の中には 善人と悪人の二面性、多重人格を思わせる豹変ぶり、表情と内面が違う多様性 そういったものを見事に演じきり、視聴者を「うっ」と唸らせた事にある。
なので、今回のラストで見せた

このカットまでは容認出来るが、2時間SPへのひっぱりを意図してなのか挿入されている


この一連のシーンは 全くの不要、どころか 完全なネタバレじゃん。
しかも、雰囲気的に盛り上げたかったのかもしれないが

この距離じゃ「大義の為」なんて会話は筒抜けだし。^^;
新鮮な役者を多用した事に関し、私が好意的に受け止めるのは 誰が善人で、誰が悪人かをキャスティングで判断出来ない部分にある。
2時間ワイドもののドラマを例にとれば キャスティングを見たら、誰が犯人で 誰が殺されるのか? ドラマそのものを見ずとも、新聞のラテ欄を見ただけで判ってしまうものが少なく無い… それを考えるとネタバレ防止と 若手俳優へのチャンスと一石二鳥(制作費が安上がり…ってのもあるかな)で良しと
しかし、ラストの肝心要で「堤真一」にこれやらせちゃったら 全てが台無しと同様だ。
金城のストーリーじたいは そんなネタバレや 小賢しいミスリードを乱発せずとも 充分に面白いだろう事は容易に想像出来るだけに 映像制作上の演出のド下手ぶりに呆れるばかりだ。
ほんとに、残念な作品だった。


