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2007年12月05日

● 雑感(12月5日)


なんとも、考えさせられる動画を見てしまった…




朝(と言っても 昼に近い時間だが…^^;)起きて いつもの様に目覚めのコーヒーを飲みに居間に行くと 気のせいか寒い。


もちろん、季節は冬だから 寒いのは当たり前なのだが、それなりの暖房設備を整えているので滅多に この時期、居間で「寒い」と思う事は無い。


ゆえに、一瞬「あれ? 俺、体調がおかしいのかな?」なんて考えが頭を過ぎるが…


「ねぇ? なんか、寒くない?」


台所で何かをしていた嫁に そう聞くと


「寒いわよ あたりまえじゃない」


と、ぶっきらぼう


その返事の方が 私には温度よりも肌寒さを覚えるのだが、そこに触れると嫁の温度が増すばかりなので止めておく。^^;


しかしね、こういう場合「時既に遅し」なんだな。


「ねぇ? なんか、寒くない?」


と、私が聞いた瞬間に 嫁の起爆スィッチはONになっているのだ。


愛用のマグカップにコーヒー注ぎ ソファで新聞を読もうとする私の向かい側に 嫁も腰を下ろす。


面白いモノで 20年以上連れ添うと そんな細かい仕草で状況を察せる様になる。


つまり、嫁が私の横に座る時は「友好的」な場合 私の正面に座る場合は文句、苦情、要求等、良い意味では「交渉的」 率直に言えば「戦闘的」なケースが大半だという事を。


なので、おもわず私は横座りに姿勢を変え 真正面から嫁と視線を合わせる事を避け、新聞を持ち上げてさりげなく嫁から顔を隠そうとしてしまうのも ある意味、条件反射と言えるのだが…


ま、そういう状態になった次点で お察しの様に 私と嫁の状況的立場のパワーバランスは大きく嫁に傾いているわけで 何故、いつもそんな感じになってしまうのか私には判らないのだが それが我が家だから仕方が無い。


「アナタ 今、灯油がいくらか知ってる?」


嫁の攻撃が始まった。^^;


「昨日、ウチのタンクに入れて貰ったら 1Lあたり100円近いのよ」


たしかに、そんな話は耳にしているが…


「ん? それで節約を考えて灯油消費を抑える為に 温度設定を下げたから居間が涼しくなったの?」


そう聞く私に


「違うわよ、たしかに今は温度設定下げて寒めだけど 節約が理由じゃないわよ」


という答えが嫁から返ってきたので


「へ? じゃ、なんで?」


と、重ねて聞くと


「アナタに現実を教えるためよ」


と、さも当然に言い切る嫁。


結局、この後 私はある家庭内事情に関して小一時間、嫁から説教された。^^;


ゆえに、私は 嫁に対して


「わざわざ俺に説教する為に 室温まで下げなくてもいいだろ!!

 それに… 室温の寒さは重ね着とかすりゃ我慢も出来るが、

 夫婦間の 心の温もりは風呂に入っても温められ無いぞ!!」


と、叫びたかったが… orz


その後 半日、反省のフリをする事で なんとか嫁の怒りは収まった様だが…


私としては やり場の無いやるせなさに…(ToT)


で、「ハッ」と気づいた。


「そうだ、こんな時の為に 俺はブログをやっていたんだ」 と。

( どんなブログだ? というツッコミは無しの方向で^^; )

と、ここまでの話は あくまでも落語で言えば”マクラ”である。




ウチの嫁には 中学・高校時代に 彼女にとって唯一の親友がいた。


「いた」という過去形の表現を使うのは 過去ログ、特にTV版「世界の中心で、愛をさけぶ」関連の記事で さんざん述べたので御存じの方も多いだろうから あえて説明はしないでおく。


その親友が「亡き友」となって以降、というか「亡き友」が入院して以降…と言った方が正確なのだが それ以来、彼女は まともに「友人」と呼べる様な存在がいない。


それについて わざわざ理由を尋ねた事は無いけれど、嫁の性格や これまでの断片的な発言を繋ぎ合わせれば 当時、「白血病」は 単なる「不治の病」どころか「伝染るんじゃ?」なんて思われるフシも僅かながらあって クラスメイト達は「亡き友」の事を表面上は「可哀想に」なんて言いながら 毎日の様に見舞いに通うウチの嫁を


「あの娘、伝染してんじゃない?」


なんて言い出すアホまでいたおかげで 内心的に距離をおこうとした者が多かった。


で、それに対して ウチの嫁は


「心の中では忌まわしく思っているくせに 表面上は”可哀想”なんて同情するフリをして

 それで”良い人”ぶっているクラスメイト達に虫酸が走る」


と、激しい嫌悪感を抱いていた。


その結果、「亡き友」が 文字通り「亡き友」となってしまった葬儀の際に 声を上げて泣いていた クラスで一番、人気者だった同級生の頬に凄まじいビンタをプレゼントした挙げ句


「一度も病室に見舞った事の無いアンタが 良い人ぶる芝居で泣いてんじゃ無いわよ」


と、怒鳴りつけたおかげで その後の嫁はクラスの女子達の間で完全に孤立し、今で言う”虐め”に近い真似も相当受けたわけだが…、クラス全体での虐めに発展しなかったのは


「あの子、最近 悪い人と付き合ってるらしいよ」


という噂が流れれば


「そうか? 俺、そんなに悪い人か?」


と、私が そう噂するクラスメイトに問い詰めたし、


「あの子、最近 良くない所で遊んでるらしいよ」


という噂が流れれば 後に”某国立大学理工学部教授”になったヤツが


「ウチの姉貴と一緒に”茶道”や”生け花”の教室に通ってるんだけど それって”良くない所”なの?」


と、問い詰めた… なんて事があったからなのだが、嫁は それらの事を全て鼻で笑い飛ばし、「つまんない人達ね」と呟き


「わざわざ、芝居や我慢までして付き合う価値なんてひとつも無い」


と、言い捨てた当時の嫁の考えに 私は賛成だったし、30年以上過ぎた今 あらためて当時のクラスメイト達の「その後」を考えれば その時の選択は全く正しかったとさえ確信する。


ただね、「友人がいない」というのは 一般的に世間では「良くない事」だと言われ、場合によっては「人として如何なモノか?」とか、「性格に問題があるのでは?」と言われる事もよくあり、だからこそ「みんな、友達とは仲良くしようね」と指導する。


でもね、その反動みたいな結果として 上辺だけ”仲良し”を取り繕ったり、文句があっても直接言わず、孤立を極端に恐れる風潮が強まり、それを身につけたまま大人になっちゃった…みたいなのが 我々の世代で そんな世代が指導する子供は より一層、捻れた子供に育っていくのは ある意味、当然の結果なのかもしれないな… なんて思う事がある。


例えば、周囲とトラブルにならない為には「批判的な発言をしない」というテクニックがある。


どんな時にも不平や不満を言わず、作り笑顔を浮かべて「褒める」


発言する内容は ごく一般的な事ばかりで、他人の発言がつまらなくても笑ってみせる。


しかしながら、周囲の誰かが失敗したり 不幸に見舞われたりすると、当初は同情するフリをし、場合によっては「あの子は前から xxxだったのよねぇ」と切り捨てる。


「誰か意見はありませんか?」と尋ねられても「私は特に…」なんて言うばかりで 自分の意見を言おうとせず、ともすれば 自分の意見を言葉にまとめる事すら出来ず…


結果的に誰かが何かを言ったり、するのを待ってばかりのくせに 意見を言った者や、何かをした者の悪口は平気で言い合い、よもやの時は責任を追及する事には容赦が無い。


そういう連中と同調する事を 高校生の時に辞めただけの事だ。


当時、そんな嫁を私は「こいつは強ぇなぁ」と感心していた。


で、そんな女の子と私は結婚し 娘が産まれ その娘達が小学生になったある日の事。


「わたし(ぼく)の おとうさん」というテーマで作文を書け…と、娘達は学校から宿題を出された娘達は どう書けばいいのか悩み嫁に相談した。


(長女)「ねぇママ お父さんのお仕事って どう書けばいいの?」


そう、私は会社社長なのだが 私の会社がどんな会社なのかを小学生の子供に説明するのは 実に困難。


仮に、それを私が長女から直接聞かれたら…


「お父さんの会社は 倒産しそうな会社を助けたり、場合によっては整理したり、

 不良債権と呼ばれている不動産を ちゃんとした不動産に戻す仕事…」


みたいな答え方をして 結局は理解不能で終わるだろう^^;


しかし、嫁は それに対して


「お父さんの会社は 他人様には簡単に説明出来ない秘密の仕事なの

 だから、聞かないで放っておいてあげて」


と、一刀両断したそうで 長女はそれを


「ママから ----- と、言われました」


と、そのまま書いた。^^;


で、さらに、その上をいったのが次女


(次女)「ねぇママ 私、お父さんが二人いるんだけど どっちのお父さんの事を書けばいいの?」


と、聞いたそうで それに対して嫁は


「両方のお父さんを書きなさい。

 もし、二人まとめて書くのが難しかったら

 それぞれのお父さんを題に アナタは作文を二つ書きなさい」


ゆえに、次女は作文を二つ書いたそうだが その次女の私バージョンの作文においても^^;


「ママから ----- と、言われました」


と、書かれていたのは言うまでも無い。^^;


その結果、娘達は 何かを誤解してしまったらしく 中学3年になるまで、私に


「お父さんの会社って どんな仕事してるの?」


という質問は 絶対に聞いてはいけない質問だと思っていたそうだ。(ToT)




さて…


父親の職業を娘達に意味ありげな不可解のものと教え込み(父親は それに反論出来なかったが^^;) 何事にも即断即決の嫁の意志の強さには ホント恐れ入る。


しかしながら、彼女には 胸襟を開いた付き合いの友人が この世にはいない。


だから、本音の文句や、愚痴や、ぼやきを言える相手は 光栄な事に亭主の私しかいないんだな。^^;


そう思えば ほんの小一時間ぐらい 八つ当たりのサンドバッグになるのは亭主の義務だと割り切ろう。^^




…なんて 意味不明な文章を思いのままにタイプして掲示した原因は いつもこのブログに遊びに来て下さり、逆に 私もお邪魔させて頂いている虎馬さんのブログの記事で見た動画のせいだ。


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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『雑感(2007年)』関連の記事

コメント

ブタネコさんへ
徴兵制の記事とここの記事のどちらにコメントしようかなと迷いましたが、心和やかになったのでこちらにします。勿論虎馬さんのブログにも訪問させて頂きました。いいPVでしたね、もう最期のシーンに近い年代になっているのですが、あのように老いた二人で歩けるといいなと思っています。
言いたい事をいえるにはそれなりの実力が有ってのことと肝に銘じていましたので、会社内で僕が傍若無人とは言わないまでも言いたい事を言えるようになったのは40になった頃からでした。それまでは我慢の連続でストレスが相当貯まりましたね。ブタネコさんの奥さんは10代から実践されていたとは、ある意味で達観されていたようで尊敬すべき性格ですね。僕も学生の頃は回りから変人と言われて、それが気になって自分を抑える訓練をさせられました。奥様のように’我関せず’を貫いて生きていたらどんな人間になっていたか非常に興味あります、ひょっとして塀の向こう側に落ちたりしていたかも?。かかあ天下が家庭円満の秘訣を地で行っているブタネコ家が羨ましいです、我が家は未だに主導権争いで角突き合わせています。

PV見ました・・・そして、やられました(´;ω;`)ウッ…

人間、こうありたいですね。


★ タンク さん

>ひょっとして塀の向こう側

なるほど、我が家が時折「塀の中」に感じるのは そのせいですね^^;


★ Wen さん

>人間、こうありたいですね。

でも、この老人の様に 一人で道を遠い目で眺めたくないなぁ… 私は。^^

ブタネコ さん。

拙ブログの紹介 ならびに 奥様との素敵な物語。ありがとうございます。

今更ながら 奥様とは 高校時代の同級生なんですものね。

あのPVと オーバーラップするのは無理ありません。


先日 紹介して頂いた 小田和正の素晴らしいPVの 多少なりともお返しが出来たようで嬉しいです。

前回コメントを入れたときに、
>家の外は本格的に冬ですね あ、ウチの中も冷え切ってますけどね orz
とあったので、どうされたのかな?とは思っていたのですが、こういうことだったのですね。
しかし、ブタネコさんは、いい旦那さまですね。
愚痴やぼやきを聞けることが光栄と言ってしまえるのは素敵なことです。
女の人は、聞いてもらうことだけでいいんですよね。
別に答えが欲しいとか思っている訳ではないことが多いので、きちんと相槌を打って聞いてあげてくださいませ。
私も、虎馬さんの所に、PVを見に伺わせていただきました。
今、パソコンが壊れていて、音が聞けないのですが、見ているだけでもしみじみするものがありました。
残されるのは、さびしいですよね。
思い出ばかりが、繰り返されますから…。
残す方も、残される方もどちらも嫌ですが、こればかりは、どうしようもないです。
ふと思ったのですが、そろそろ奥様と娘さん達は、ハワイに行く用意を楽しんでいる頃ではないですか?
まだ早いですかね?
いえ、その前に行くことが決まったのかどうかもわかりませんが…。
もしハワイに行かれることが決定であれば、ブタネコさんはお留守番でしょうから、少しの間、愚痴を聞けなくてさびしいですね(^^)

自分の思いに適した言葉が浮かばないのですがブタネコさんの奥さんって...少し真似したいです。
本当に「セクロボ」でニコのクラスに来た転校生みたいですよね。

★ 虎馬 さん

>多少なりともお返しが出来たようで

お客さん おつりです。


★ sei さん

>こういうことだったのですね。

その後、室温は温まりましたが 夫婦間は…orz


>ブタネコさんは、いい旦那さまですね。

はい そうです。(キッパリ)


★ まっさん さん

>「セクロボ」でニコのクラスに来た転校生みたいですよね。

そうですね、私も見た時 笑いましたmon

「人に思いやりを接すること」なんて、習ってきたが実践することは難しい。
なぜこの人は、こういう振る舞いをするんだろう。。。そこが理解できた時に、「愛」ある対応ができるのでしょうねえ。

いつもながら、深くてええ話、ありがとうございやした。いろんなことが響く文章ですねえ。
PVとブタネコさんちのことを勝手に妄想して涙しておりました。
こんな形の愛情は、PCを超えても伝わってまいりますわん。

★ kotetsu552005 さん

>PCを超えても伝わってまいりますわん。

そうですか… シメシメ( ̄ー ̄)ニヤリ

【※注意!!】

この記事は『ブタネコのトラウマ』の倉庫に保管されている記事なのでコメントの投稿は出来ません。 2015年2月10日以降 このクソブログは『ブタネコのトラウマ・リニューアル版』に移転しましたので新規記事更新及び、過去記事へのコメントの受付もそちらで行っておりますので お手数ですが、そちらへの移動をお願い申し上げます。