● 檸檬のころ
映画「檸檬のころ」を見た。

TVドラマ『プロポーズ大作戦』を見て「榮倉奈々」に対する私の個人的評価は変わった。
けど、女優として どう評価するかはその後の出演をいくつか眺めてから、まったり考えようとその時、思っていた。
というのも、彼女が
・僕は妹に恋をする(2007年1月公開)
・檸檬のころ(2007年3月公開)
・渋谷区円山町(2007年3月公開)
という風に 立て続け三本の映画に主演したのを知っており、少なくとも それらを見てから… と、思っていたのだ。
だが、その三本の映画のDVDをそれぞれに入手しておきながら つい、最近まで自室の机の上で 他の未読のDVDや本と共に山積みとなっていた。^^;
が、まぁ、そんな事はどうでもいい。
この「檸檬のころ」には原作があるらしいが 私は未読、今度 本屋に発注しようと思っている。
ストーリーに奇抜なエピソードは無い。(あるのかもしれないが 私は気づかなかった。^^;)
もし、それを「平凡」と呼ぶのなら まさに「平凡な高校生活」を描いただけの映画なのだが… なんか、私には ボワァ~ンとした懐かしさがこみ上げるストーリーだった。
率直に言って この映画は私にとって とても良い映画だと感じたのだが、何がどう良かったのかを どう説明すればいいか言葉が浮かばない。^^;
私にとって泣ける場面や 大笑いさせられる場面はひとつも無い。
けど、怒って文句を言いたくなる場面もひとつも無い。
困ったなぁ… なんて言って良いか判んないや^^;
とにかく、「懐かしさ」そこが重要な点だ。


この感覚は 申し訳ないが20歳未満の方には理解出来ないだろう。
それと、ずっと首都圏の いわゆる都会で生まれ育った人にも判り難いだろう。
だから、この「檸檬のころ」という映画の評価は ともすればきっと低いんじゃないか?とさえ思う。
つまりは、「この映画は 何を主題としているのかが判らない」という理由で「ツマンネ」と判定する都会人が きっと多いと思うのだ。
でもね、田舎育ちの一人である私としては そんな都会人の考えだけで この「檸檬のころ」という映画の評価を決めつけて欲しくない… そう、思うから この記事を残しておきたいと思う。
さて…

セーラー服がいっぱいで…

野球部がストーリーの片隅に出てくる…
それだけで ブタネコの評価は上がると このブログの記事を以前から御覧の方なら思うだろう。
たしかに、それを私は否定出来ないわけだが…^^;
なんかね、この映画の映像は 自分の高校(というか中学だな^^;)時代の記憶を そのまま映像にしてくれたんじゃないか?と錯覚する画が多い。

部活のランニングで 校外を走る際に、馴染みの雑貨屋で上の画の様にサボッてサイダーやコーラを よく飲んだものだ。
私の場合、1クラスが50人前後の学級だったのだが、今思えば、中学時代に 同じクラスだったのに一言も会話をした記憶の無いクラスメ-トが数人いる。
下手すれば、相手には申し訳ないが「この人 同じクラスだったっけ?」と 忘れてしまっている同窓生も少なく無い。
それだけ私が 無愛想で社交性に欠けたガキだった証拠でもあるのだが…^^;
この「檸檬のころ」を見て そんなどうでもいい、昔の事を思い出し ポッと頬を染めた。^^


「榮倉奈々」は悪く無く、「やっぱ、この子は非凡だな…」と思った。
けどね、この「檸檬のころ」で 最も私の目を惹いたのは





「谷村美月」だ。
最近の 彼女の出演したTVドラマを挙げれば「14才の母」「わたしたちの教科書」
この娘は それぞれの出演作で似ている様で 微妙に違う、しかも結構難しい役を実に巧く演じていながら 言っちゃぁ悪いが、目立っていない。
例えば、「ほら ”わたしたちの教科書”で 死んだ女の子との関わりが一番深くて 最後には精神的に参っちゃう娘…」と言えば「わたしたちの教科書」を見た人なら「あぁ」と思い出してくれると思うけど そんな感じで説明しないと簡単には思い出してくれないんじゃなかろうか?^^;
でね、私は そんな役者さんが 実はとても大好きなのだ。
そういう役者さんが脇を締めてくれれば ドラマのクォリティは上がるからだ。
(注:「わたしたちの教科書」は そんな存在があったにも関わらず駄作だった(ToT))
さてさて…
もうひとつ、個人的に明記しておきたい点は

「柄本佑」についてである。

「榮倉奈々」の相手役として ありがちなキャスティングであれば「カッコイイ」系の役者が起用されるのであろうけど ここで「柄本佑」を起用した点が 最もこの作品の制作者に対して私が好意を抱く点だからだ。
で、誤解して欲しくないのは もともと私が「柄本佑」を高く評価しているから…という部分は 理由の一端ではあるが、全部では無い。
「柄本佑」を蔑するつもりは全く無いが、才色兼備の女の子と「なんで?」って聞きたくなる様な「アホ」が付き合っているケースって アナタの中・高時代を思い出す時 そんな学校の七不思議みたいなカップルが 一組ぐらいいなかったかい?
私の記憶には これがいるんだ。^^;
私の悪友達に言わせると 私と嫁がそうだった…なんて言うだろうけど、そんなのはどうでも良い。^^;
この「檸檬のころ」が ただの平凡な作品に終わらず、平凡なんだけど無性に懐かしさを感じさせる作品としてクォリティが高く感じる最大の要因は

この「柄本佑」を起用し、その「柄本佑」が きっちりと良い仕事をしたからだと私は思っている。


