● 神童
映画「神童」のDVDを入手したので見た。

主演は

「成海璃子」と

「松山ケンイチ」

「松山ケンイチ」に関して先に述べれば…
けっして力まず、相変わらず安定していると感じた。
変な言い方と思うが ずば抜けて絶賛したくなる様な場面や演技は あるシーンを除いて目に付かないが 逆に鼻につく様なシーンは全く無い。
それが実は素敵なところなのだが… ま、それは置いておく^^
「成海璃子」に関して言えば…
「あしたの私のつくり方」「きみにしか聞こえない」と この「神童」 立て続けに3本の映画で主役を演ずるだけでも大したモンだ…と、言うべきなんだろう。^^




この娘はホントに巧い。^^

台詞が無く、表情と仕草だけで見る者に何かを伝える… 言葉で言えば簡単だし、「俳優」とか「女優」とか「役者」を名乗るのであれば これを演技で実際に出来て当たり前なのだろうけど これが出来ていない、いや 出来ないのに「自分は役者だ」と名乗る烏滸がましいのが結構いるんだな^^;
ま、それはともかく…
上の画のシーンにおける「成海璃子」の演技は秀逸だった。
で、この映画のタイトルである「神童」とは たぶん、「成海璃子」が演じた主人公の女の子が天才的ピアニストである事を意味しているのだろうけど、「女優」という意味で「成海璃子」は既に「神童」である事を考えれば この役を演じる事が出来るのは「成海璃子」か さもなくば、もう一人の「神童」と思える「福田麻由子」ぐらいのモノだろうけど…
映画を見終えて残念に思うのは その「神童」という部分の描き方が今ひとつ いや、今ふたつ…、いやいや、3つぐらい足りてない。^^;
いくつかそれらしいシーンはあったのは認めるよ
例えば、八百屋の二階でいきなり弾くシーンや 大学の展示してあった骨董品の様なピアノを弾くシーンなど
でもね、おそらくは 私に音楽的素養が無いのが最大の原因だと思うんだけど…
「成海璃子」のピアノ演奏の吹き替えと 他の役者達が演奏したピアノの吹き替えの違いが私には理解出来なかったのだ。
ゆえに、神童が演奏するピアノの調べに「素敵だなぁ」と 他者の演奏を圧する様な感動が(私には)伝わらなかった。


で、この点に もし、TV版「のだめカンタービレ」の演奏シーンの様な感動が少しでも伴えば たぶん、私の感想は大いに変わったかもしれないが…

上の画の「成海璃子」と「松山ケンイチ」のシーンは 2人が、ピアノを弾きながら 時折、フッと笑顔を浮かべ それが実に楽しそうに感じられて良いシーンだったとは思うけど…
どうも、ラストの部分が尻切れトンボの様な感が否めず、この部分も含めて 演出・構成に大いに問題アリだと思った次第だ。
ただね、


「吉田日出子」と「串田和美」は その存在感といい、演技といい 実に渋く、秀逸だったし…



「貫地谷しほり」が ちと、一皮剥けた演技を見せてくれたのにも好感を抱いた…という事を記しておかずばなるまいて^^
