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2007年11月12日

● 青森県竜飛岬(前編)


今回の旅行の最大の理由は 青森県の津軽半島の先端に位置する「竜飛岬」に行きたかったのだ。



青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜 (Sorry, this address cannot be resolved.)

この地は我が家にとって良い意味で因縁浅からぬ場所であり、私にとって心の故郷とも言える場所。


最後に 私がこの地を訪ねた20数年前で 青函トンネルが開通する少し前だったが、その頃はまだ40年前の名残を留めていたけれど…


夜間に函館から青森にフェリーで渡り、まだ日が昇らぬ早朝に愛車で津軽半島を北上した。


というのも、前日の天気予報で竜飛で朝焼けが見れそうだと判ったから。


竜飛

それが上の画だ。


ここは年中、たとえ天気が晴れてても 物凄い突風が吹き荒れる。


それでなくても ここ最近、カメラを持って遠出すると天気に恵まれない私だったのだが この日の竜飛は気温こそ肌寒くはあったけど、名物の突風が吹いていない… まるで、久方ぶりの帰郷を土地が歓迎してくれている様で それだけで泣きそうになる私。


竜飛

岬の突端にある「帯島」(島といっても実際は岩なのだが)は 子供だった時の視線で記憶しているせいか なんとなく小さくなった様な気がしたけど、形は昔のまま そこにあった。(当たり前だが^^;)


竜飛

こぢんまりした漁村も昔のままだが、明らかに個々の家が立派に建て代わり、漁港の防波堤が立派な今風に様変わりしていた。


竜飛

ふと、視線を変えれば なんとも印象的な空


竜飛竜飛

懐かしさもあって、家並みを歩くと やはり、殆どの家が新しく建て直されており…


岬の高台へと登る道があったよな… と、行ってみたら


竜飛

「階段国道」


そう、ここには唯一、自動車の走れない国道がある。


私の知る頃は 所々、木の杭と板で作った階段が部分的にあるが、殆どがけもの道みたいな坂で 真冬は滑って転ぶとかなり下まで落ちる怖い道だったが、


竜飛

今では写真の通り立派な階段道になっていた。^^;


竜飛竜飛

竜飛

階段国道を登りきったところが 上の画、そこまで上がって つい笑ってしまったのが、


竜飛

そこから さらに岬の先端で もっと高台の場所へと登る坂道が「階段村道」と名付けられていた事。


私の知る昔の竜飛の村民は 気候が険しいのに対抗するかの如く、妙に明るくユーモアに長けた村人が多く、これも きっとその名残なのだろう。^^


竜飛


「太宰治」が書いた「津軽」という本の一節に


  鶏小舎と感じたのが、すなわち竜飛の部落なのである。

  兇暴の風雨に対して、小さい家々が、ひしとひとかたまりになって互いに庇護し合って立っているのである。

  ここは、本州の極地である。

  この部落を過ぎて路は無い。

  あとは海にころげ落ちるばかりだ。

  路が全く絶えているのである。

という文がある。


実際に、竜飛には太宰治が滞在して小説を書いていた…と言われる旅館が実在した。


竜飛

この画は 竜飛岬の高台に設けられた風力発電の施設だが、これが「竜飛」とは知らずに この風景を何かの映像で目にした方は少なく無いはず。


映画やドラマのロケ地として登場した事は何度もあり、先に述べた「太宰治」の「津軽」の様な小説もそうだし、最も有名なのは


竜飛

「石川さゆり」が唄った「津軽海峡冬景色」の2番の歌詞だ。^^


                                      …というわけで(”後編”に続く)


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