● 雑感(10月25日)その2
徒然に…
巷で聞いた話だと、世の奥様方は
「アナタ、今晩 何を食べたい?」
と、亭主に聞くのは 料理の献立を考えるのに悩み果てた結果で
「とりあえず、食べたいものを作ってやれば満足するだろう」
…って考えが根底にあるのが普通らしい。
が、最近は ロクに料理を作れない…という女性が増えているのと同時に
「じゃ、俺が たまには作ろうか?」
なんて 一見、「優しい夫」の様で 実は単なる料理好き…って男性も増えているらしい。
まぁ、それはそれで需要と供給のバランスが違う意味で咬み合ってしまうのだから良いのかもしれないが。
かく言う私も 実は料理好きの1人である。
特に、何時間もかけて出しをとる…のが大好きなのだが、それに対してウチの嫁は 私以上に料理を作るのが大好きで、自分が熱を出して寝込んだ時以外、私が台所で料理すると怒る。^^;
さて、つい先日の昼下がり…。
唐突に なんか、妙に「ロールキャベツの汁ダク」が無性に食べたくなった。
なので、嫁に
「ねぇ? もし、今晩のメニューが まだ決まっていないのなら”ロールキャベツの汁ダク”を作ってくれないかな?」
と頼んでみた。
すると、嫁は
「あら、トマトとフランクフルトの良いのが手に入ったから それでスープにしようかと思っていたんだけど…」
と言う。
私は 基本的にスープが大好きだ。
だから、
「あ、そかそか それ良いじゃん。 うん、それで良いよ」
と、言い その日はその通りのスープだったわけだが…
翌日、やっぱりロールキャベツが食べたい事に変わりの無い私は
「ねぇ? もし、今晩のメニューが まだ決まっていないのなら”ロールキャベツの汁ダク”を作ってくれないかな?」
と、再び 頼んでみたところ…
「あら、今日はシジミの良いのが手に入ったから 赤出汁のお味噌汁よ」
と、躱され… 2日過ぎ、3日が過ぎても 食卓に「ロールキャベツ」は上がらない。^^;
なので、「某国立大学教授」を誘い 彼の大学のそばの学生相手の洋食屋で 昔から、美味いロールキャベツを食わせる店に行ったのだが…
そういう時に限って 帰宅してみると夕飯に「ロールキャベツ」が出る。^^;
まぁ、間が悪い時ってのは 得てしてこういうものなのだが…
さてさて、前置きはともかくとして…
北海道の女性で 特に帯広を中心とした十勝地方の出身者か、さもなくば母親とか親戚が十勝地方にいる人…に 極めて共通した特徴がある。
それは、「ジャガイモと豆に関して 物凄く拘る」という点だ。^^
一般的に「ジャガイモ」と言えば「男爵」と「メイクイーン」の二品種は多くの人が知っており、もう少し詳しい人になれば「農林1号」なんてのを御存じの方も多かろう。
ところがね、十勝のオバサン達にかかると 品種はそれだけじゃ無いのだ。
コロッケにするなら「ベニアカリ」、「ホッカイコガネ」なら フライドポテトに最適だ…とか、サラダなら「マチルダ」が良いとか、ポテトチップは「トヨシロ」に限る…等と品種によって料理方法が違い、尚かつ「メイクイーンなら@@町より $$町産の方がはるかに美味い」と 銘柄に対して産地も選ぶ拘りがある。
(大豆や小豆などの豆類も同様。^^;)
でね、よく一般的には 今時期は「新じゃが」の季節と言われ、今年収穫した芋が市場に出回るわけだけど、多くの人は「新じゃがだから 早く食べないと」と思いこんでいるフシがあるけれど、ジャガイモの種類によっては ある程度の期間、冷温で寝かせる事によって甘み(旨味)が増したり、粘度が増し 食感が増すものもある事を知っておくと良い。
「わぁ~ 新じゃがだ」
と、採れたてをすぐに茹でて
「わぁ~ ホクホク~」
というのも 確かにアリだし悪くはない。
けど、長いものだと数ヶ月 寝かせる事によって糖度と粘度が増す品種だと採れたてを直ぐに食べたのが愚かな事だったと判る程、はるかに美味い芋となるものがあるのだ。
で、十勝絡みの女性は その辺を ジャガイモが最も美味い産地である事もあって 実によく知っているし、知っているからこそ 食べ方には拘りが強い。
で、昨今は さらに品種改良が進んでおり 一昨年あたりから「インカのめざめ」なんて名前のついた「ジャガイモ」が我が家にも届く様になったのだが、これが 切ってみると中が「サツマイモ」かと思うぐらいに黄色く 甘みがとても強い。
で、我が家の嫁は その「十勝系」の女性である。^^
ゆえに、十勝地方には親戚が多く ありがたい事に、この時期は その親戚達から様々な芋と豆が送られてくる。
それに対して 当然の事として
「これは @@産の@@だから、車庫に一ヶ月置いて…」
とか、
「あらぁ、これは@@産の@@だから 早速、サラダにしましょ」
等と仕切っている。
で、かなり昔の ある時の事。
嫁が熱を出して寝込み、娘達が中学生で 部活で帰りが遅かった事もあって 私が夕食を作ったのだが、その時に ジャガイモの区別なんか出来なかった私は 煮物には適さない品種のジャガイモを ちょうど冷蔵庫にあったからと取り出して、それでイカとジャガイモの煮付けを作ったのだが、熱でフラフラしながら起き出してきた嫁が それを一口食べた途端
「アナタ、ジャガイモを間違えてるわよ」
と、酷く怒られた事がある。^^
そんな嫁だからこそ 最近の我が家では 娘達に対して嫁が「ちょうど良い機会だから」と 連日、「ジャガイモ講習会」が催されており、食事には 必ず1品 下手すると3品の芋料理が登場して
「ね? この芋は煮付けると型崩れしないでしょ?」
とか、
「この芋は フライにするとモチモチ感が出るのよ」
等と やっている。
それは、母から娘への 技の伝授であるから 見ていて実に微笑ましく、素敵な事だと思う。^^
ただ、お父さんとしては 連日連夜芋料理責めの上、放屁のひとつもカマそうものなら 嫁プラス娘二人の3人から 集中砲火の如く怒られる。
これって、結構 地獄だよ orz
「オマエ達は 屁をしないのか? するだろ? なんで俺ばかり怒られるの?」
逆ギレした様に私が言うと それに対して、嫁が
「アナタのオナラには悪意がある」
と言う。
「悪意って何? どういう事?
それとも何か? 放屁一発に 哀愁を漂わせろというのか?
サンタナか? 俺にサンタナになれと言うのか?」
その問いかけは さすがの嫁にも直ぐには理解出来なかったらしい。
「何それ? サンタナって何よ?」
そう問い詰める嫁に 私は言った。
「哀愁のヨ~ロッ屁… なんてね、(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ」
(これ、40代以上じゃないと理解出来ない可能性大なので、判らない方の為に貼っておく。^^;)
ちなみに、私のギャグは嫁に(もちろん娘達にも)通じず(ToT)
「ガスが抜けるまで書斎に篭もってて頂戴!!!」
と、居間から追い出された。
ゆえに私は カルロス・サンタナのギターの音色と同じ様に 自室で独りすすり泣いている。(ToT)
