« アンフェア THE MOVIE | TOPページへ | アウトリミット »

2007年09月20日

● ビビリアン・ナイト


不肖・宮嶋の「ビビリアン・ナイト」を読んだ。




ビビリアン・ナイト

祥伝社:刊 ISBN978-4-396-69324-4(上) ISBN978-4-396-69325-1(下)


先日、宮嶋氏の著書『サマワのいちばん暑い日』について語ったが、 この「ビビリアン・ナイト」の方が現在新刊として後に出版されたが、イラク戦の取材記という内容から「サマワのいちばん暑い日」より、こちらの「ビビリアン・ナイト」を先に読んだ方が時系列に叶ったのに…と後悔した。^^;


で、この本を読んで思った事は


「やっぱ、宮嶋茂樹は本物のジャーナリストだ」


である。


この「ビビリアン・ナイト」の中には 一般人には知り得ぬ、メディアや外務省の裏側がおちゃらけた表現ながらも鋭く指摘している箇所が数え切れないぐらいにある。


そんな中で、ひとつだけ 最も、「なるほどなぁ」と感じた部分を指摘しておくと イラク戦の最中、米軍戦車がジャーナリストが大勢宿泊していたホテルに向かって発砲し、数名が死亡する事件があった。


実は この時、たまたまオンタイムで報道を見ており 日テレ系で男性と女性記者とが交互に「米軍から撃たれた」と報ずるニュースを私は見ていたのだが、この時 亡くなった方々には哀悼の意を抱きつつも このニュースを報じる男女の日本人記者に対しては それぞれに「何を言ってんだオマエら?」と 殆ど怒りに近い気持ちを抱いたのを今でも覚えている。


と言うのは 二人の日本人記者が 自分たちが記者であり、非戦闘員である事を挙げ それに対して無警告で発砲した…と 特に女性記者は殆どヒステリーを起こしたまま感情丸出しで米軍を非難していたのだ。


で、この時 彼らに対して私が思ったのは


 ・だって、そこは戦場でしょ? 弾が飛んでくるのを承知で君たちはそこにいるんじゃないの?

 ・自分たちは記者だ…というが 戦車兵からそれが明瞭に判ったのか?

 ・無警告で発砲… 戦車兵は敵だと判断したから発砲するわけで 敵に対してイチイチ、断るか?

等々、


別に私は 米軍を擁護や弁護するつもりは無い。


あくまでも私なりに第三者として考えた上での疑問なのだ。


後に、検証番組が放送されたが それを見てさらに成る程と思ったのはホテルのベランダに3脚設置とはいえ 超望遠レンズのカメラを構えた格好はシルエットだけならRPG-7やスティンガ-といった携帯ミサイルを構えているのと紛らわしい。


戦車兵にしてみれば 撃たれる前に撃て…と 反射的に発砲しても何ら不思議じゃ無いのだ だって、そこは戦場なのだから。


つまり、その時の二人の日本人記者がニュースを報じるつもりで述べていた事は 客観的な事実では無く、あくまでも自分たちの感情論そのままだった事。


しかも、自分たちは記者であり兵士では無いのだから撃たれるはずが無い…という言い分は 平和ボケした日本人が 居間でテレビを寝転がって見ているぶんには「そうだそうだ」と思わせるのかもしれないが 現実的に戦場でそんな台詞が通じるか?って部分が大幅に欠けた認識と言わざるを得ず、そういう放送を当たり前の様にタレ流すから視聴者の認識はミスリードされていくのだ。


宮嶋氏は この時、砲弾を撃ち込まれた部屋のすぐそばで やはり、自分の方向に向かって主砲を向ける戦車を撮影している。


彼も その書の中で米兵に対して非難を述べているけれど、本質的に 先に述べた二人の記者とは違い、そういう事が起き得る事を承知の上で撮影している事も述べており、取材する覚悟がまるで違っている。


ゆえに、かねてより 私は宮嶋氏を真のジャーナリストだと確信するし、彼の記事は傾聴に値すると判断しているわけで それ以外の感情論と報道をはき違えているアホばかりの似非ジャーナリストを軽蔑するのだ。


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

 この記事への御駄賃がわりに下のバナ-のいずれかを クリックして頂けると嬉しいです。^^
 (全部、クリックしてくれると もの凄く嬉しいのは事実です。^^)

ブログランキング・にほんブログ村へ Blog Ranking 人気映画・TVBLOG blogram投票ボタン BlogPeople「自分のこと」部門にクリック BlogPeople「テレビ」部門にクリック BlogPeople「映画」部門にクリック

『宮嶋茂樹』関連の記事

コメント

根拠が薄い人ほど、実際に現場を見ていない人ほど、経験が少ない人ほど
大袈裟に声高に言いたがります・・・不肖・宮嶋 メディアのウソ教えたる!より

主観で物事を喋るニュースキャスターという輩には、いい加減うんざりですね。

ご紹介の著書、なかなか街の書店では見かけません○| ̄|_

今週末にでも、大型書店にでも出向くとします(´ー`)ノ

ブタネコさんへ
ご無沙汰しています。東京は今日も32度で、今年の夏はどうかしています。さて宮嶋氏の新刊の紹介有難う御座います、早速駅前の本屋さんに出かけようと思いましたが、この暑い中出かけて行って本が無かった時のショックが大きいので前もって電話したら在庫がないとのことでした。宮嶋応援団としてはどうして彼の本が売れないのか不思議なのですが、やはり本屋さんで前列に山のように積まれている本から売れているのは確かで彼の本がそのような扱いを受けることはまずないのが残念です。
僕はTVはスポーツとニュース位しか見ないのですが、そのニュースもしたり顔のキャスターが出るのは辞めてもっぱら国営放送を見ていますが、しかしここは編集に問題が有るようで、やはり一人一人がニュースを読み解く力を持たなければいけないと思うのですが、しかしそれは非常に難しいことと痛感しています。と言うのは時々ミスリードされている自分に気付くことがあります。

★ Wen さん


残暑お見舞い申し上げます。^^


★ タンク さん


アフリエイトが嫌いなのでリンクを貼っておりませんが、クロネコのブックサービスやamazonの通販の方が この手の本は簡単に早く手に入りますよ^^


ブタネコさんへ
やっと読み終えました。しかし日本大使館の体たらくには、怒りを通り越してあきれ果てますね。まるで職場放棄ですね、大使館と言えば治外法権で日本の領土と同じのはずです。危険と言う観点から一応撤退するのは理解しても、終戦後は何をおいてもいち早く帰還して国旗を掲げるのが日本人として、大使館員として有るべき姿でしょう。それを民間人に先を越されるとは、情けないの一言です。外交官の採用については一考会ってしかるべきですね、言葉がしゃべれるだけのちゃらちゃらした外交官は要りません。思い切って、言葉はしゃべれなくても、度胸の据わった体育会系から採用するのも手だと思います。言葉なんてその国では子供でもしゃべっています、2,3年すればしゃべれるようになります。外務省改革は上から下まで全部腐っているから、外部から血を入れないと無理かもしれません。
そういえば、外交官と言うのは縁故関係が多いと思いませんか?よっぽど親が良い思いをしているので子供にも継がせたいと考えているのでしょう、二世議員が多い国会議員と同じですね。米国のまねをするのは嫌だけど、あの国では政権が変わる毎、官僚がごっそり入れ替わるのですが上手く回っていますよね。国務長官は丸っきりの民間から採用していますし日本ではできないのかな?。腐敗、汚職は人が入れ替わる仕組みがないと根絶できないような気がしています。熱くなってしまい、失礼しました。

★ タンク さん

この本に書かれている事こそ 先に報道すべきと思うんですがね^^


【※注意!!】

この記事は『ブタネコのトラウマ』の倉庫に保管されている記事なのでコメントの投稿は出来ません。 2015年2月10日以降 このクソブログは『ブタネコのトラウマ・リニューアル版』に移転しましたので新規記事更新及び、過去記事へのコメントの受付もそちらで行っておりますので お手数ですが、そちらへの移動をお願い申し上げます。