« ジャイアンツは負けない | TOPページへ | 「値打ちをつける」という言葉(その3) »

2007年09月09日

● 兵士に告ぐ


「兵士に告ぐ」という本について語ろうと思う。



兵士に告ぐ

杉山隆男:著 小学館:刊 ISBN978-4-09-389204-9


前にも何かの記事で述べたけど、『宮嶋茂樹』と『杉山隆男』の二人だけは 良い事も悪い事も公平な視点で自衛隊を語っているジャーナリストだと私は思っている。


二人の共通点は ただ、外側から自衛隊を眺めて憶測を事実の様に語る似非ジャーナリストと違い、自衛隊の訓練に同行し 隊員と共に汗を流し、腹を割った話をした上で 肌で実際に感じた事実を基に良い事も、そして悪い事もきちんと述べている点にある。


「宮嶋茂樹」は いつも彼独特のユーモア混じりの文体で自衛隊を語るのに対して、「杉山隆男」は 真剣に事実の羅列と推測をハッキリ分けて提示した上で自衛隊を語るので ある意味、両者の文章は対極的でもある。


けどね、読者としては 実はその方がありがたい。


何事もそうなのだが、何かを知ろうと いくつかの文献を手にする時、対極的な文章をそれぞれ読み、自分なりに咀嚼して自分の知識とし そこから認識を構築するのが本当の意味での検証となると思う。


例えば、戦国時代の織田信長や徳川家康を知りたくて いろんな書を読んだとしても、読んだ書のどれもが 著者が司馬遼太郎の影響を受けたものばかりでは 結局は司馬流の解釈しか身につかないわけで…


山岡荘八や吉川英治などの書も読んで対比させる方が「見方によって…」という視点も身につくし、よりベストなのだ。


で、自衛隊に関して言えば 多くの人が「自衛隊とは」としての情報をマスコミからしか取り入れておらず、では そのネタ元であるマスコミが ちゃんと自衛隊を知り、見極めて報道しているか?と言えば 残念ながら、殆どのマスコミは「知ったかぶり」もしくは先入観たっぷりの「思いこみ」で書いているに過ぎない。


その事は「宮嶋茂樹」と「杉山隆男」 両者の著書をそれぞれ少なくても一冊読めば「あれ?」「え? ほんと?」と思う事が沢山あって気づくと思う。


この「兵士に告ぐ」は 近年の陸上自衛隊の再編成における諸事情や新設された西部方面普通科連隊のルポが大半である。


国防的に考えれば この本に書かれている事を公表しちゃっていいのか?と疑問に感じる部分が多々あるのだが、国民の盲を啓くには これぐらい公にしちゃった方が良いと著者は判断した結果であろうし、私もそれを認めたい。


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

 この記事への御駄賃がわりに下のバナ-のいずれかを クリックして頂けると嬉しいです。^^
 (全部、クリックしてくれると もの凄く嬉しいのは事実です。^^)

ブログランキング・にほんブログ村へ Blog Ranking 人気映画・TVBLOG blogram投票ボタン BlogPeople「自分のこと」部門にクリック BlogPeople「テレビ」部門にクリック BlogPeople「映画」部門にクリック

『杉山隆男』関連の記事

コメント

ブタネコさん今晩は。

確かに、本書ではご指摘のように機密事項では?
と思うような箇所の記述もありましたが、そもそも
素人の「機密事項」の判断そのものも実はいかがわしいもので^^
いつもながらの、杉山隆男節を楽しみました。

秋のうちに安芸に行って大和ミュージアムと実物大
潜水艦を見に行ってこようかなと思ってます。
(また出張をかませて^^)

「あきのうち」って変換すると、まず「亜紀の家」って
でてくるわたしのパソも病気かも^^。

★ おじさん さん

お久しぶりです^^

>実物大潜水艦を見に行ってこようかなと思ってます。

私も 見に行きたくて… なかなか主治医がウンと言ってくれません orz

>わたしのパソも病気かも

え? それが正常なんじゃないのですか? 実はウチのも…

ブタネコさんへ
すっかり秋めいてきました、お元気そうで何よりです。杉山、宮嶋応援団としては両氏の著作を入手するのは使命みたいなものですが、先日杉山氏の’兵士になれなかった三島由紀夫’は入手したのですがこの’兵士に告ぐ’は気がつきませんでした。近いうちに駅前の本屋さんに行って来ます。こういう時に近所の本屋さんが廃業したのは痛いですね。
この場をお借りして’おじさん’とブタネコさんに忠告です。この盆に潜水艦を見学に行った時、司令室や艦長室、乗組員の住居室等は見学できたのですが、潜水艦の先頭の部分が見れなかったので、出口でそのことを係員の方に尋ねた所、司令室の床にガラス張りの箇所があり、そこから少しは見れるはずとの助言を頂きました。時間の関係で引き返すことができず、実際に僕は見た訳ではないので、自信を持って言えないのですが、見学時司令室の床に注意されるよう進言致します。

★ タンク さん

>見学時司令室の床に注意されるよう進言致します

はい、了解です。^^


 

【※注意!!】

この記事は『ブタネコのトラウマ』の倉庫に保管されている記事なのでコメントの投稿は出来ません。 2015年2月10日以降 このクソブログは『ブタネコのトラウマ・リニューアル版』に移転しましたので新規記事更新及び、過去記事へのコメントの受付もそちらで行っておりますので お手数ですが、そちらへの移動をお願い申し上げます。