« メディアのウソ、教えたる! | TOPページへ | 愛し君へ 第8話 »

2007年09月27日

● ビエラ vs ブラビア


これは「気の弱い弁護士」と呼ばれている友人の話である。^^;




これは 今年の夏に起きたマヌケな話である。


私の顧問弁護士であり、高校からの友人でもあり、「気の弱い弁護士」という名で このブログに何度も登場しているアホが、たまたま彼の自宅に遊びに来た「某国立大学教授(彼も私達の高校以来の友人)」が放った何気ない一言が そもそもの発端である。


「なぁ? ここの家のテレビ、劣化してるのか赤い色が強すぎないか?」


そう、「気の弱い弁護士」の居間のテレビは買ってから10数年が過ぎ 色調が劣化していたのだ。


経験のある方なら判ると思うが、テレビが劣化して色調が変化しても それは急減に色合いが変わるわけでは無いので その変化に気がつかず過ごす事が多い。


だが、よその人がそのテレビを見ると 明らかに赤や緑の強い色調で


「よく、こんな色ズレで見てるな」


なんて事になる。


それまでは 全く気にもしていなかった「気の弱い弁護士」だったが、言われて気にしてからは それが気になって仕方が無い。^^;


で、遂に 彼はTVを買い換える事に決めたのだが…


とある大手家電量販店の テレビ売り場に行き、展示されている品をひとつひとつ吟味する様に眺めた後、ソニーかパナソニック いずれかの製品にしようとまず決めて それぞれのカタログを貰って帰宅する。


で、自宅のテレビの設置場所の寸法を測り どのサイズまでなら置けるかを確認して ソニーなら52型 パナソニックなら50型にしようと決める。


その後、二つのカタログの仕様表を比較検討し 本当ならそこで結論が出るはずだった。


しかし、彼は迷った。^^;


カタログスペックでは「コレ」といった決め手となる様な「違い」が見つからなかったのだ。


で、ふと思いついた彼は「二代目開業医」と呼ばれている友人に電話をする。


弁護士
「オマエんとこのテレビ ソニーのブラビアだったよな?」


開業医
「そうだけど、それがどうかしたか?」


弁護士
「いや、テレビを買い換えようと思って悩んでるんだ」


開業医
「あ、ビエラとブラビアだろ? 俺も悩みかけたわ」


弁護士
「コレって決め手が無くてさ… オマエはどうしてブラビアに決めたの?」


開業医
「ん? ウチは昔っからテレビはソニーなんだわ」


「気の弱い弁護士」の心は だいぶソニーに傾いた。


しかし、彼の弁護士としての職業意識が彼の心に「証言はひとつだけで良いのか?」と囁き 彼は今度は私に電話をかけてきた。


弁護士
「オマエんとこのテレビ パナソニックのビエラだったよな?」



「うん そうだよ」


弁護士
「そのテレビ買う時、ソニーのやつを買うか迷わなかった?」



「迷わない」


弁護士
「え? 迷わなかったの?」



「うん迷わないよ 俺、昔は家電は松下 AV関係はソニー・オンリー派だったけど
 今はどっちかというとソニー大嫌い派だからな」


弁護士
「え? なんで?」



「ソニーって会社の性根が嫌いになったから」


弁護士
「性根? どういう事?」



「ソニーの製品って 大概、壊れる所は駆動部分が摩耗する所とか、いわゆる消耗部のくせに

 その消耗部品の交換が やたらと高いし、部品交換して使うより 新しいのを買った方が…

 なんてテクニカルサービスの連中ですら 平気で言いやがるからな。

 ソニーには 良い製品を永く愛用する…という性根が欠片も感じ無い」


「気の弱い弁護士」の ソニーに傾いた心は垂直に復帰した。


翌日、「気の弱い弁護士」は 再び大手家電量販店のテレビ売り場に行くと店員をつかまえて ブラビアとビエラの比較に関して質問攻めにしたが、そこで結論は出せなかった。


で、その日の夜、「気の弱い弁護士」は「某国立大学教授」に電話をかけ


「テレビを買い換えようと思ってるんだけど、ビエラかブラビア どっちにするかで悩んでるんだ」


と相談すると、教授は言った。


「だったらな、お気に入りのDVDを一枚持って行って それぞれに試しに映して映像と音を見比べ、聞き比べてみたら」


さすが教授だけあって、的確なアドバイスだと思う。


けど、「気の弱い弁護士」には 難しい相談だった。


だって、彼は「気が弱い」のだ。^^;


夕方の7時を過ぎて高級クラブに登場すると 彼は別人格となり、


「バカヤロウ、俺を誰だと思ってるんだ? シャンパンぐらい持ってこい」


と、平気で言えるくせに 一歩店を出て、帰宅するのにタクシーに乗ると


「あ、次の角を右に…」


という一言を オドオドして言えないばかりに


「あ、あ、通り過ぎちゃった…」


なんて事が よくあるのだ。


でも、翌日、「気の弱い弁護士」は 言われた通りにお気に入りのDVDを一枚持って大手家電量販店に行き すっかり、顔なじみになってしまった店員に


「ここんところ何日もビエラにするか、ブラビアにするかを悩んで夜も眠れず不眠症なんだわ

 で、友達に相談したら…

 お気に入りのDVDを持って行って 試し見させて貰え…って言われたんだけど 出来るかな?」


すると、店員はフロアの責任者に相談し 数人がかりでブラビアとビエラを並べて、DVDプレイヤーをセットして視聴させてくれた。




さて、その数時間後…


私が「二代目開業医」の病院で定期検診をしてるのを聞きつけた「気の弱い弁護士」は 大手家電量販店から そのまま真っ直ぐタクシーに乗って「二代目開業医」の病院に現れた。


「いやぁ… やっとTVを買ったよ」


「気の弱い弁護士」は悩みが解消してスッキリと嬉しそうだった。


「で、どっち買ったんだよ」


と、私が聞くと


「うん、ブラビアにしたよ」


と、気の弱い弁護士。


すると、二代目開業医は


「だよな? やっぱ、ソニーだよな よしよし、俺と一緒だ^^」


と、満足気


「そういえば、教授からお気に入りのDVDを持って行って視聴させて貰え…って言われたんだろ?

 で、何を持って行ったの?」


と 重ねて「二代目開業医」が聞くと


「もちろん、セカチュー


   世界の中心で、愛をさけぶ


   世界の中心で、愛をさけぶ

 いやぁ、夜のシーンがさ 物凄い鮮明なのね、思わず見入っちゃってさぁ…」


「そりゃ、良かったなぁ…」


私と「二代目開業医」は口ではそう言いながらも 心の中では


(コイツ、量販店の人混みの中でセカチュー見て泣いたな)


とか


(他人の目なんか憚りもせずに 呆けた面を長い時間晒してたんだろうなぁ…)


と、思ったわけだが それは紛れもなく想像通りだった事は後日判明する。^^;




「で、ブラビアに決めた 最終的な理由って何よ?」


と、私が聞くと「気の弱い弁護士」は キッパリとした口調で


「リモコン」


と、言い切る。


「え? 音とか画質じゃなくて? リ・リモコン?」


腰を浮かして 問い詰める二代目


「うん、リモコン

 だって、ソニーのリモコンの方がシンプルで使い易かったんだもん」


「それって テレビの性能とかと全く関係無いじゃん!!!」


思わずハモって抗議する私と二代目^^;


「だって、重要だよリモコンは… 結局、操作性を考えたら、リモコンがフィットするか否かじゃん」


「だったら、DVDの視聴なんかしても意味無いじゃん^^;」


「そんな理由で負けたと知ったら パナソニック関係者は膝から崩れ落ちるだろうよ」


私と二代目の言葉が耳に届いていないかの如く 弁護士は言う。


「いやぁ… 灯台もと暗しだったなぁ…

 最初にリモコンに注目していれば とっくの昔に結論が出てたんだよねぇ…」


50数万円の価格のテレビの決め手が 数千円のリモコンとは…


私と二代目開業医は呆気にとられるしかなかった。^^;




さて、それから2週間ぐらいが過ぎた頃…


このブログの常連さん達なら 既にお気づきの事と思うが「綾瀬はるか」が「ビエラ」のCMに出演し始めた。


それを知って


「だったら、迷わずビエラを買ったのにぃ…」


と、呆然としたのは「気の弱い弁護士」


「二代目開業医」は 速攻でブラビアを妾の家に移し、自宅の居間用に「ビエラ」を新たに購入し


「やっぱ、はるかチャンはビエラで見てこそ栄えるよな」


と、180度真逆の持論を展開しており、それを聞いた「気の弱い弁護士」は さらに凹んだ。


私は 二人にかける言葉が未だに見つけられずにおり、「某国立大学教授」は「気の弱い弁護士」に対して 密かに


「オマエ(気の弱い弁護士)さえ良ければ 俺がそのブラビアを20万ぐらいで買い取ってやろうか?」


と、交渉中なのだそうだ…。^^;


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

 この記事への御駄賃がわりに下のバナ-のいずれかを クリックして頂けると嬉しいです。^^
 (全部、クリックしてくれると もの凄く嬉しいのは事実です。^^)

ブログランキング・にほんブログ村へ Blog Ranking 人気映画・TVBLOG blogram投票ボタン BlogPeople「自分のこと」部門にクリック BlogPeople「テレビ」部門にクリック BlogPeople「映画」部門にクリック

『友人』関連の記事

コメント

いつ拝見しても楽しいお友達ですねぇ。
「弁護士さん」の量販店の人ごみで涙する姿を想像するだけで
そっと肩を組みたくなりますよ。

「吉永さん」からビエラへの買い替えなんて絶対無理な
ワタクシにとっては羨ましいお話です。
凹まないで、はるかちゃん(別項で変換ミスしたまま投稿してしまって
凹んでます)のビエラ買ってあげてほしいなぁ^^。

札幌出張したあと、ふと入ったカラオケパブで偶然居合わせた
ブタネコさん、「弁護士さん」「大学教授」「二代目さん」らと、
(オットあの「日産のセールスマンさん」も^^) かたち あるもの
を熱唱する、これがワタクシの大妄想にしてかなえたい夢ですね^^。

一時期、臨時管理人だった二代目さんは、その後このサイトを
覗いたりしているんでしょうか?
(余計な事ながら気になってます^^)

★ おじさん さん

>二代目さんは、その後このサイトを覗いたりしているんでしょうか?

たぶん覗いていると思いますよ^^;


【※注意!!】

この記事は『ブタネコのトラウマ』の倉庫に保管されている記事なのでコメントの投稿は出来ません。 2015年2月10日以降 このクソブログは『ブタネコのトラウマ・リニューアル版』に移転しましたので新規記事更新及び、過去記事へのコメントの受付もそちらで行っておりますので お手数ですが、そちらへの移動をお願い申し上げます。