● 野性の証明
1978年に公開された映画「野性の証明」について語る。
「野性の証明」は『犬神家の一族』『人間の証明』に続いて『角川映画』の三作目として制作されたもの。
森村誠一の原作は 私の個人的評価としては「やや面白い」程度で 正直言って、何故 これが3作目の映画の原作に選ばれたのかが不思議だった。
だが、この「野性の証明」が画期的な作品として残るのは「高倉健」とのW主演という形で

「薬師丸ひろ子」をデビューさせ、後の「渡辺典子」「原田知世」と共に「角川三人娘」として メディアミックスを確立させた事。

この記事を記述するにあたり、久しぶりに再見したのだが…
約30年前に映画館での初見の時に感じた 原作に無いラストのナンセンスさは理解しがたいけれども、30年経って 今、あらためて見ると 当時の角川春樹が仕掛けた角川映画は凄い規模だったんだな…という感が強い。
例えば

主演の「高倉健」や

「薬師丸ひろ子」はさておき…

「松方弘樹」

「梅宮辰夫」

「成田三樹夫」

「田中邦衛」

「三國連太郎」「丹波哲郎」「金子信雄」

「夏八木勲」「ハナ肇」

「舘ひろし」

「中野良子」
こうして眺めると 実に豪華なキャストだよね…
一応、この「野性の証明」の原作は「推理小説」にカテゴライズされているらしいので あらすじについて多くは触れないが、

「高倉健」は 自衛隊の特殊部隊の優秀な隊員だったが、訓練中に遭遇した事件が元で除隊。

「薬師丸ひろ子」は 元々は東北の寒村で家族と暮らしていた女の子だったが、寒村の住民が「薬師丸ひろ子」以外、全員死亡する惨事が生じ そのショックで記憶の一部を喪失してしまったのだが、
ある理由から

二人は親子として生活を共にする。







「誰か来る、大勢でお父さんを殺しに来る」
この台詞が そのままキャッチ・コピーでCMが流れていたのが懐かしい。
