● 犬神家の一族 今昔
数日前に映画「犬神家の一族」(2006年版)のDVDを入手した。
実は 半月ほど前に私が自室を改修し、PCを1台新たに購入したのは この日を楽しみしていたからだ。^^;
それは、机の上に2台の それぞれDVDが再生できるPCを並べて片方は1976年版を そして、もう片方には2006年版をセットして同時に再生し 映像を見比べて見たい…という たった、それだけの事をしてみたいと思ったばかりに 部屋中の大改装になってしまったという間抜けな動機だったのだ。^^;
で、念願叶い 並べて観た。
尚、以下に掲げる画像は 上が1976年版で下が2006年版の同じ場面の画像である事を前もって申し上げておく。


最初のシーン 危篤の佐兵衛の許に家族や弁護士が詰めかけている。


危篤の佐兵衛


タイトル


金田一耕助が最初に登場するシーン




女中(はる)と金田一


那須ホテル玄関


宿帳に記された金田一耕助の署名


金田一の宿泊部屋


窓を開ける「はる」


窓の外を眺め「綺麗だなぁ…」と呟く金田一


窓の外の景色


「外食券の代わりに…」と米袋を出す金田一


鞄から取り出した「犬神佐兵衛伝」


「あのボートの女性は?」




ボートを漕ぐ「珠世」


ボートが沈みそうになって慌てる「珠世」


助けに走る金田一


珠世を助けて戻る金田一を出迎える宿屋の主人


宿屋の主人アップ(1976年版は原作者:横溝正史先生御本人と奥さん)


金田一が部屋に戻ると いるはずの客の姿は無く、テーブルの上には吸いかけの煙草


廊下に出てみると悲鳴が…


行ってみると立ち竦んでいる「はる」


若林の死体


警察署外観






古館弁護士と署長


古館弁護士に若林から送られた本と手紙を見せる金田一






警察を出て 古館と歩きながら話す金田一
さて、映画開始から ここまでで約16分である。
1976年版と2006年版を並べると 実に2006年版が1976年版を再現しようとしているかが よく判る。
中でも私が感心したのは 旅館の部屋に初めて金田一が入るシーンで


この床の間の置物とか、


テーブルの上の灰皿
わざわざ、こんなモノを似せなくても あるモノを使えば良いだろうに…とも思うが、こういうこだわりが 実は私は大好きで高く評価したい点なのだ。
が、こういう事を言うと
「わざわざ同じシーンをリメイクする必要があったのか?」
という意見を述べる人がいるが それはまさに野暮。^^
傑作と呼ばれる映画を 同じ監督が、ほぼ同じ役者と共に30年後にリメイクをする… そんな作品が今まであったか? そう私は逆に問いたい。
結果がどうであろうとも 30年という時を経て 役者達は年輪を重ねた代わりに、映像技術は大きく進歩した その結果をこういう作品で試してみるのも作る方も一興だろうけど、観る方も一興だとは思わないかね?
たしかに、私は 2006年版の役者のうちの数人に関して 以前、酷評をしており その考えは今でも変わっていない。
けど、あらためて 二つの映画を並べて同時に映して観ていたら 他人から観れば馬鹿げた浪費と思われるだろうが、私としては充分に満足
やってみた甲斐があった…と、ホントに満足だ。^^
2006年版のDVDを観て あらためて感想を述べたいとは思っているが、それに関してはあらためてと言う事で^^;
