● キサラギ
映画「キサラギ」を見てきた。
本当はDVDが出たら見ようと思っていたんだけど、『うんぼぼさんのブログの記事』を拝読して ちと、興味が増したので映画館に行って見てきた。
この映画のストーリーは あるC級アイドルが死亡し、その1周忌の日に そのアイドルのファンサイトの常連5人が追悼集会を開くために集まり そこで繰り広げられる物語。
ミステリー・タッチである為、それ以上の内容的なネタバレは申し上げるつもりは無い。
何故、この映画をわざわざ見に行く事にしたのか?というと 出演者の一人である『小出恵介』の存在。
先日、『きみにしか聞こえない』でなかなかの演技を見ただけに 同時期に公開の別の映画で どういうキャラをどの様に演じているかが気になったのだ。^^
で、結論を言えば…
この映画は とても面白い。^^
まず、感心したのは脚本で 登場人物5人による密室劇であり、舞台劇を思わせる点は『12人の優しい日本人』だが、映画としては『運命じゃない人』を強く思い起こす出来と言えるほど 最初から最後まで綿密に計算された構成が とても良く出来ている。
その上で「ユースケ・サンタマリア」「塚地武雅」「香川照之」といった個性派俳優が良い味を出しているのだが…
『小出恵介』に関して言えば「君にしかきこえない」でシリアスな青年を好演しておきながら、この「キサラギ」ではコメディ風味のオニィチャンを実に巧く演じており、その演じ分けの巧みさに やはり、ただ者では無い事を証明している。
以前、たしか『のだめカンタービレ』の記事の中で このコメディ風味の『小出恵介』を見ていると往年の石立鉄男を思い出す…と、述べた事があるのだが、今回 その思いは尚一層強く感じた。
で、予想外だったのは「小栗旬」
正直言って、私の今までの「小栗旬」に対する評価は「可もなく不可もなく」だったのだが、この「キサラギ」での演技を見て「お~、こいつ良い味を出すようになったなぁ…」と感心した。
と言うわけで、脚本とキャスティングが相俟って相乗効果を発揮し、とても面白いと感じた映画だったわけだが…
あえて、そういう風に私が感じたのは もしかしたら、私が 特定の若手女優のオタクだから…かもしれない と言う事を自覚の上で断っておいた方が良いと思っている。^^;
と言うのは、死亡したC級アイドルを上に挙げた5人の男達が偲ぶのだが、その偲び方や回想して語る台詞にはオタクならではの感情が絶妙に含み描かれているわけで 自慢じゃ無いが私も そんなオタクのはしくれとして世間一般では引いてしまうような感慨でも「そうそう」と激しく頷き理解出来てしまう私だからゆえに 登場人物に感情移入できてしまうのかもしれない…という事だ。
なので、この「キサラギ」は南東北のブログで「徒然一座」なんて呼ばれている連中に 特に薦めたい一本だと私は思う。^^


