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2007年06月09日

● 第6章 ○産のE vs ブタネコ


第5章 トヨ○ vs ブタネコ PART-2」の続きを語る事にしよう…




スーツ姿のネズミが我が家を後にしてから しばし、静かな時が流れた。


私は ふと、買い置きのタバコが残り少なくなっている事を思い出したのと 気分転換を兼ねて本屋に行こうと思い立ち 愛車に乗って外出した。


コンビニでタバコと 諸々、目についたものを購入し、郊外の大型本屋で新刊巡りをしていたら、首からぶら下げていた携帯が鳴った。


電話は嫁からで「○産のEさんが 今、ウチに見えているけど…」との事。


嫁にEと電話を替われと言うと 電話の向こうから懐かしいEの声が聞こえた。


「ブタネコさんお久しぶりです。

 御電話を頂戴したと会社から聞き とんで参りました!!」


「お~、久しぶり

 そんな早く それも家に来ると思ってなかったらゴメンネ 外出しちゃってて…


 ところで、時間あるの?」


「時間なんか腐るほどあります。 何時まででもお帰りをお待ちします。」


そういうEに


「いや、せっかくだからさ ***のファミレス、そこに30分後で待ち合わせしないか?」


「判りました、30分後ですね 了解しました。」




30分もかからずに約束のファミレスに着いてみると、Eは既に着いて待っていた。


数年ぶりに会ったEは 最後に会った時は、まだ精力的な営業マン…って感じだったけど すっかり容貌が変わってしまい、昔はピッとアイロンのかかったストライプのYシャツに お洒落な柄のネクタイを締めて颯爽としていた奴が ヨレた白地のYシャツに地味な柄のタイ スーツもどことなく皺で… 無精髭にロクにセットもしてないような髪


「よぉ 久しぶりだなぁ…」


そう声をかけた私を見上げると みるみるうちに目は赤くなり、溢れそうなぐらいに涙を溜めて


「ブタネコさん 自分の事を覚えていて下さったんですねぇ…」


と、嬉しそうに笑った。


「いや、ゴメン 忘れてた。^^;」


正直に私は言ったが


「何、言ってるんですか こうして呼んで下さっただけで 本当に…」


熱い男Eは すっかり涙もろいオッサンになっていた。^^;


「実は 娘と姪に兼用の車が必要になってさ…

 本当は最初にアンタに電話しようかとも思ったんだけど、スカイラインがなぁ…


 アンタと会うと絶対にそれが辛くなるから…」


「いや、ブタネコさん お気遣い無用です。

 それは私が充分に感じている事なんです。


 シーマの時に言いましたけど、もうスカイラインは伝説なんです。

 他に これといった仕事が無いから 私は今でもあの会社におりますけど…


 あれから、私もいろいろとありまして…

 もう、最近は 何もかもが嫌に…」


Eは なんだか、「これから自殺します」とでも言いたげな雰囲気を漂わせていた。


「どうしたんだよ? 昔は、気合いが入った営業マンだったじゃねぇかよ^^

 あ、そう言えば奥さんどうしてる? 子供、出来たか?」


Eは一瞬 窓の外の遠くを見つめ、やがて私に視線を戻すと…


「女房とは別れました。」


ポツリと言った。


「え? そうなのか…」


「ええ、女房に女が出来まして…」


「そっか… 女がな… ってオイッ!!

 女房は女だろ? 女に女が出来たって 何だそりゃ?」


「なんかね、少しづつ金遣いが荒くなって…

 友達と飲みに行く…って言っては 毎晩、帰りが遅くなるようになって…

 気がついたら 結構な額をカードで使っていて…


 だから、ブタネコさんの友達の弁護士さんいるじゃないですか? あの人に相談して…

 たぶん、女房が浮気してるか どこかのホストに入れあげていると思って…

 そしたら、弁護士さんとこの探偵が調べたら 女房の奴、オナベ・バーにはまってて

 そこのオナベと出来ちゃってたんです。(ToT)」


「出来ちゃってた…って 女と女だろ?」


「女房に言わせると”彼”なんですよ。

 で、その店に乗り込んで ブッ飛ばしてやろうと思ったら…」


「やるねぇ…^^」


「逆に ブッ飛ばされちゃって

 オナベって 男にナメられない様に…って 空手やってたり、ジム通ってる奴が多いんですよ

 全然、自分なんかより喧嘩慣れしてて…」


「…」


「ボコられたの自分なんですよ?

 なのに、逆に、会社に乗り込まれて”女を襲うとはどういう事だ?”って


 アイツらズルイっスよ 都合の良い時は女に戻っちゃって…

 乗り込まれて騒ぎになって、傷害で警察沙汰にされて…

 裁判にまではならなかったけど、示談金取られて…

 会社じゃ、問題だ…って降格させられるし…」


「ホントに いろいろあったんだな…^^;」


「ええ、散々ですよ… もう、何もかもが嫌になっちゃいました。(ToT)」


熱い男Eは 生温くなっていた。^^;


「まぁ、元気出せよ^^ ”明けない夜は無い”って言うべ?

 何かを失う…って事は 何かを得る事でもあるんだからさ」


Eは 一瞬、キョトンとした顔になって私を見つめると


「セカチューじゃないすか?

 それって セカチューっスよね?


 なんで セカチューなんスか?


 ブタネコさんも セカチュー見てたんですか?」


Eは違った意味で熱かった。^^;


でも、今にも「アキ~」って泣き出しそうなEを 私は抱き締めてやりたくなった(ToT)


おもむろに私は携帯を取り上げ、「某国立大学教授」に電話をかけた


「あ、俺、ブタネコ」


「お? どうした?」


「オマエ、今晩のショータイムに行くって言ってたよな?」


「うん、行くよ」


「俺、今 ○産のEと会ってるんだけどさ

 俺はショータイムに行けないけど、代わりにEを行かせたいんだ いいか?」


「ん? 俺は良いけど 二代目や…

 主催の弁護士は なんて言うかなぁ…」


「後で 俺から電話しとくし グズグズ言えないはずだよ

 元はと言えば 俺のおかげのショータイムなんだから^^;」


「そか、判った」


「Eは弁護士も会った事あるみたいだから 適当に、Eを元気づけてやってくれよ」


「あぁ、良いよ。」


電話を切ると私は 遠くを見つめているEに


「ススキノの***(二代目開業医や弁護士が入り浸っている高級クラブ)って店知ってるか?」


と、聞くと


「高い店ですよねぇ、しばらく行ってないけど… 昔、羽振りの良い頃に何度か…」


「そっか、じゃぁ丁度良い。

 今晩な 俺の仲間内が集まってショータイムがあるんだけど

 俺の代わりに行ってこいよ

 あ、金なんかいらないぞ 今日のショータイムはワケアリで

 キミんとことはライバルのホ○ダの招待だから^^

 ま、○産の社員って事は内緒にしとけば良いさ。

 それに キミも知ってる教授や弁護士もいるから気楽だろ?」


「え? ブタネコさんは行かないんですか?」


「俺は ホラ、心臓壊れちゃってから そういうとこはね^^;」


「良いんですか? 自分みたいのが行っても…」


「いいよ、気にすんな^^ たぶん、キミにとっても面白いショーが見れるはずだから

 力一杯楽しんで元気出せよ。^^」


すると、Eは 再び目を潤ませて


「ブタネコさん… 自分、嬉しいっス

 何年ぶりだろ… こんなに人から優しくして貰えるのは…」


「判ったから、いい歳して泣くな^^;

 他のお客さんに 何の騒ぎだ?って誤解されんだろうが^^;」


結局、娘の車の話は出来る雰囲気にならないまま 


「コーヒー代ぐらいは自分が!!!」


と、言い張るEを残して 私は先に帰宅した。


                                          第7章 悶々とする ブタネコに続く…


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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