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2007年05月05日

● 古畑任三郎 今、甦る死


先日、ある方から頂戴したメールにて…





リメイクされた「犬神家の一族」という映画を見ました。

前作で横溝正史本人がゲスト出演していた宿屋の亭主役を三谷幸喜がやってましたけど、ウザイと思いませんでしたか?

三谷はラジオ番組のインタビューの中で 犬神家の一族に出演できた事を自慢するかのようにはしゃいでましたが 不快です。



という一文があった。


正直言って その気持ちは理解出来る… というか、似た気持ちが私の中にもある。^^


けどね、はしゃぐ三谷の気持ちも 私は理解出来る。^^


例えば…なのだが、いろんな作家や脚本家と呼ばれる人達それぞれにも 大好きな特定の作家がいておかしくないし、目標とする作家や作品があって然るべしだと思う。


かつて『東野圭吾』は とあるインタビューの中で『小峰元のアルキメデスは手を汚さない』について想いを語った事がある。


で、多くのミステリー作家にとって『横溝正史』という存在が 憧れであり、目標とされる大作家である事は 著名な作家達のエッセイやインタビューで述べられているのは枚挙に暇がない程だ。


だからこそ 純粋に、横溝正史が残した「獄門島」や「悪魔の手毬唄」などの名作に挑戦する気概をもって書かれた作品も少なく無く、安易に書かれたパクリ作品は数え切れない。


また、私の大好きな演出家である『堤 幸彦』の名作であるTVドラマ「トリック」でも 横溝作品へのオマージュと思われる設定や小道具を多数利用していたり…


ゆえに、「三谷幸喜」が「横溝正史」に憧れを抱いていても何の不思議も無いし、むしろ 映画に出演できた事ではしゃぐほど喜んでいるとすれば それも不思議では無い。^^


ただ、横溝ファンの一人として 敬愛する横溝氏本人が演じられた役を演じた事には嫉妬を覚えるし、はしゃぐばかりでは無く、それならファンである事を もっときちんと示せと言いたくなる気もするから 今回、頂戴したメールの文意にも理解出来る。^^


で、ふと思い出したのは…


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「古畑任三郎FINAL」として放映された3作の内の第1作


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「今、甦る死」というサブタイトルの作品


メインゲストは


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「藤原竜也」と


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「石坂浩二」


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出演が「石坂浩二」である事じたいも大きく作用しているのであろうけど


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民間伝承の童歌をストーリーに盛り込むなど 横溝ティストを意識している作品である事は間違い無い。^^


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物語自体の出来も悪くなく、


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ラストのオチの意外性も 他の古畑シリーズ作品とは一風変わった仕立て方も悪く無かったと思う。


ゆえに、三谷幸喜による横溝正史への挑戦…という意味では 横溝を超えた…なんて事は全く認められないけど、気概としては良しと受け止めたい。^^


ただ…、

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「藤原竜也」の演技も悪くは無かったのだが、彼の演じるキャラクターとしては 最早、マンネリに過ぎず、このままでは こんな役ばかりを演じ続けるのか?という危惧と、年齢的に こういう役柄を演じる歳では無くなる近い将来、どういう変貌を遂げるのか?という部分に関しても 余計な御世話と思いつつ心配するばかり。^^;


それと、


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「古畑任三郎」のシリーズは 私は大好きなんだけど


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「田村正和」という役者は 私は好きな部類では無い。^^;


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ゆえに、この作品では物語的に古畑(田村正和)に 石坂浩二が敗れる…という図式である事は問題無いが


この「今、甦る死」が 古畑ファンの間で傑作と呼ばれる理由には 田村の演技力やストーリー展開云々の理由よりも 渋く好演した「石坂浩二」を起用した事への評価が少なく無い事を指摘しておきたいと思う。



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 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

ブタネコさん、こんにちは。

私も古畑は大好きなドラマです。田村も私はキライではないですが、この横溝に挑戦したかのような本作、好きな古畑であることと、石坂浩二氏が出演してたことで私はOKでしたね。そうでなければいかに古畑といえども、素直には楽しめなかったかもしれません。

あと、犬神の件は、おっしゃる通り、ミステリーを書くものには大きな壁としてあるのでしょう。所詮、あの文章力は現代の作家にはもう無理と本をあまり読まないながら、生意気なことを思っているのですが、その割にはメイキングなどの映像を公開前にすこしみましたが、ちょっとはしゃぎすぎの感はたしかにありますね。

では。

★ イエローストーン さん

>はしゃぎすぎ

判るけれど腹立たしい…^^


あ、イエローストーンさんのブログの記事 拝読しました 後日、コメントに伺いたいと存じます^^


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