● 呪怨
ある理由があって「呪怨」を見る事にしたのだが…
馴染みのレンタル屋の店長に その事を話したら
「どうせ、呪怨を見るなら4枚のDVDを順番に見た方が良いですよ」
と言う。
聞くと、まずVシネマ版の1・2があり、その次に劇場版の1・2という順なのだそうだ。
なので、せっかくだから 言われた通りにした。^^;
Vシネマ版「呪怨」
この作品は いくつかの同時並行で生じているショート・ストーリが時系列とは ところどころ入れ違って全体が構成されるため 一度見ただけじゃ、「え?」と疑問が残ってしまう欠点がある。
これはホラー・ストーリーとしては ある種、斬新ではあると思うけど 二度見ないと判らないストーリーでホラーというのは なかなか成立しにくいんじゃないか?と 私は感じた。
「柳ユーレイ」
「三輪ひとみ」
「栗山千明」
「三輪明日美(上の画右)」
「大家由祐子」
あらすじをザックリと述べれば…
過去に父親が母親を殺し、一人息子は行方不明 父親は母親の死体をゴミ置き場に捨てた直後に変死… そういう一家が住んでいた家が貸し物件となり、管理を任されたある不動産屋が 母と兄妹の家族に仲介したところ 不思議な事件が次々に起こる…
エンディングは思わせぶりで「続編」を誘導しやすい描き方になっており…
Vシネマ版「呪怨2」
この巻は 基本的に前作のストーリーの延長であり、前作の登場した不動産屋と強い霊感を持つ妹がストーリーの柱となる。
前作において、母と妹は変死 兄は行方不明になり、再び空き家となった物件を
不動産屋(芦川誠)は安易に
若夫婦に仲介してしまう…
さて、Vシネマ版の1・2が好評だったからか さらに続編であり別ストーリーとも言える三作目として制作されたのが
劇場版「呪怨」
舞台の中心となる家は前二作と同じで ストーリーの基も踏襲しており、問題の家に介護を必要とする母親と息子夫婦が入居する。
介護士「奥菜恵」
若夫婦の夫「津田寛治」
津田寛治の妹「伊東美咲」
以前、問題の家で起きた事件を捜査していた刑事だったが、今は退職「田中要次」
遠山の娘「上原美佐」
実は私は「上原美佐」と「津田寛治」が見たくて「呪怨」を見る事にしたのだ。
で、出来はなかなか悪くない
しかし、どうしても興醒めな1カットが有り、それが残念でならない。
その問題のカットとは
最初に見た時は なかなか怖いシーンなのだが、冷静に画面を見ると 黒猫が沢山いるように見えるが 実際に動くのは4匹だけで、あとは よく見ると作り物なんだな。
Vシネマに比べて キャスティングの予算ははるかに上がり、クォリティも上がっているのに なんで、このシーンは猫の予算をケチったのかね?^^;
典型的な邦画のマヌケな例である。^^;
劇場版「呪怨2」
基本的に前3作と同じで 問題の家がストーリーの根幹にある。
ただ、前作である劇場版「呪怨」の後半において「上原美佐」が演じた「いずみ」は2作目のVシネマ版に登場する遠山の娘という設定であり、2作目には「いずみ」自身が まだ、小学生という趣で登場しているため この時系列の流れが 未だにスッキリしない部分が私にはある。^^;
さて、この4作目劇場版「呪怨2」は 問題の家に目をつけたTVの怪奇番組スタッフが 問題の家でロケを行った事から関係者に不思議な事件が起き始める…という話と 前作にも登場した「いずみ」の友人役「市川由衣」の周辺に起こる事件が並行して流れる。
ホラー・クイーンと呼ばれる女優「酒井法子」
レポーター「新山千春」
メイク係「山本恵美」
ディレクター「葛山信吾」
女子高生「市川由衣」
さて、4本を順番通りに見終えた感想を述べておくと…
確かに、これは 店長の言う通り、順番に見ないと駄目だね^^;
ただ、劇場版の1に登場する「遠山」と「いづみ」のストーリーは悪くないのだが、全体のストーリとの整合が充分では無い。
同じ様に Vシネマ版の2における「響子」と「信之」のストーリーも その後の劇場版を考えると放ったらかしの感がある。
ゆえに、そういったサブストーリー間の整合性がもっとしっかりすれば もっと説得力の備わった面白いものになったんじゃないの?って気がする。
が、根本的に これはホラーとして見る者を怖がらせる事だけに夢中になっている制作だから仕方が無いと言えば それまでではあるし…
考え方を変えれば、遊園地の「お化け屋敷」とか「肝試し」だと思えば これで充分…って気もするしね。^^;
で、最後に ひとつだけ強調しておく事は ネタバレになるので画像は貼れないが 4本を通して「佐伯伽椰子」を熱演した「藤貴子」という女優さんは 良い仕事をしたと思うよ… って事。^^
