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2007年04月19日

● タイガー&ドラゴン 総まとめ 1


ちと思う事があり、「タイガー&ドラゴン」を見直した。




まぁ、人それぞれいろんな感想や評価があると思うけど 私の「タイガー&ドラゴン」に対する評価は高い。


その理由をザックリと述べると…


まず、「原作を利用せず、オリジナルな脚本であり オリジナルならではの新鮮な設定やストーリーである」という点を高く評したい。


例えば、とても面白いTVドラマがあったとする。


で、そのドラマには原作となる本やマンガがあったとするれば そのドラマのストーリーの秀逸さは 誰が、褒められるべきなんだろう?


良い演技をした役者? それを導いた演出家? それとも、原作を映像化する上で重要な橋渡しとなった脚本家?


この場合、「みんなの力で…」なんて社交辞令の様な考え方を私はしない。^^;


「ストーリーの秀逸さ」に関しては原作者が褒められるべきであって演出家や脚本家は 原作のフンドシを利用したに過ぎないと私は思う。


が、それは 原作じたいが秀逸な場合であって、TV版「世界の中心で、愛をさけぶ」の様に 原作が駄作の場合は それを改良した演出や脚本を映像版ならではのオリジナリティとして褒めるべきであると考えているし、その改良を評価したいと思っている。


要するに、原作の設定や台詞をそのままに映像化用の脚本を作る事と オリジナルなストーリーや設定で作る脚本 それぞれ「脚本」と表現は同じでも私は前者を「脚本屋」 後者を「脚本家」として区別したいとすら考えている。


という様な点で「タイガー&ドラゴン」の設定や脚本は実に秀逸だったと思うわけで…


同時に、別の秀逸な点としては 主役の二人「長瀬智也」と「岡田准一」の演技が良かったのは言うまでも無いが、脇に配された役者達が適材適所と言えるキャスティングの妙を評価したく 特に挙げておきたいのは


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おでん屋台「半蔵」の主人「半海一晃」と そば屋「そば辰」の主人「尾美としのり」


この二人は毎回、さりげなく登場し「クスッ」と笑わせる良い仕事をしており…


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「阿部サダヲ」の絶妙な間の繋ぎも最高だった。




さて、「タイガー&ドラゴン」について御存知ない方も少なく無いらしいので 少し、触れておく事にすると…


TVドラマのシリーズは2005年の4月~6月期の放送だったが、その前の2005年1月に単発の2時間ドラマとして放送された


『三枚起請(さんまいきしょう)の回』


が、そもそもの始まり。


なので、もし この記事を読んでDVDを見ようと思う方は御注意願いたい。




● スペシャル「三枚起請」の回


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ヤクザの「虎(長瀬智也)」が組長の命令で 400万円の借金を取り立てに行った相手が


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噺家「林屋亭どん兵衛(西田敏行)」


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ふとした弾みで どん兵衛の落語を聞き、感動した虎は弟子入りを志願し、


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どん兵衛から落語をひとつ教わる毎に10万円の授業料を虎がどん兵衛に払い、どん兵衛は その金を借金の返済に充てる…という約束が成立する。


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その一方で、「メグミ(伊東美咲)」という正体不明な小悪魔みたいな女に手玉に取られた男達がおり、その1人がどんべいの次男である「竜(岡田准一)」 

竜は天才落語家と言われていたが、ある理由で挫折 恐ろしくセンスの悪いデザインの服を自作し、


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それを売るショップを経営していたが、ひょんな事から虎と知り合い、メグミを追う事になる。




● 第1話「芝浜」の回


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この回は スペシャルのストーリーから TVシリーズの繋ぎにあたる展開を散りばめつつ 


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スペシャルではチョイ役扱いだったショップ店員役の「蒼井優」が前面に踊る出る回でもある。




● 第2話「饅頭怖い」の回


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新宿流星会の若頭が 組長の娘をフッてはるかに年下の女と結婚する事になり、娘が可愛い組長は その結婚式をぶち壊そうと画策する…




● 第3話「茶の湯」の回


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「原宿ストリートファッションの神様」と呼ばれる「ボス片岡(大森南朋)」に目をかけられた竜は有頂天になるも、世の中はそうそう甘くない…


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● 第4話「権助提灯」の回


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「林屋亭どんべい(西田敏行)」と


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虎の所属する新宿流星会の組長(笑福亭鶴瓶)は大学の落語研究会で同期であり、


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水越小春(森下愛子)という女性を巡って恋のライバルでもあった…


この回の笑福亭鶴瓶の演技は実に秀逸。




● 第5話「厩火事」の回


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酒癖の悪さから傷害事件で服役していた「上方まるお(古田新太)」が出所し「まりも(清水ミチコ)」とドツキ漫才を復活しようとするが、


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まるおの酒癖が再び…


どの回も秀逸なのだが、とりわけ この第5話は絶品


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「古田新太」と「清水ミチコ」のドツキ漫才は 本物の漫才師よりも巧く、最後には大泣きさせらた。




● 第6話「明烏」の回


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借金がかさみ、新宿流星会から追われる白石克子(薬師丸ひろ子)が


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林屋亭の面々と ひょんな事から温泉一泊合コンに参加し…



● 第7話「猫の皿」の回


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かつて、竜が落語家として挫折した元凶である落語芸能協会会長「柳亭小しん(小日向文世)」との絡みが この回の主題


「小日向文世」の演技が絶品である。


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この回に関しては『タイガー&ドラゴン 7話再考』という記事を御参照願います。^^




● 第8話「出来心」の回


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銀次郎(塚本高史)は新宿流星会組長(笑福亭鶴瓶)の実子で将来は跡継ぎに…と言われているが、引きこもり気味な性格などが災いして苦悩している。


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そんな時、昔の友人で今は警察官(高岡蒼佑)と再会し、


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他の組織の情報を聞いた銀治郎は覚醒剤や拳銃を奪おうとするが…


この回の蒼井優の演技が見事^^




● 第9話「粗忽長屋」の回


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スペシャル版で東京から追い出されたはずのヤスオ(北村一輝)が新宿に舞い戻り、新宿流星会とは敵対する組織(目黒ウルフ商会)でトラブルを起こし、虎が それに巻き込まれる…




● 第10話「品川心中」の回


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目黒ウルフ商会とのトラブルが大きくなり、抗争事件に発展 虎は殴り込みに行き、目黒ウルフ商会を潰すが その場で逮捕され…




● 第11話(最終話)「子は鎹」の回


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刑期を終えて刑務所から出所した虎、


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新宿流星会は大きく様変わりしていた…

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また、このドラマは毎回、冒頭に出演者の誰かが前座の様に高座にあがるのが特徴で…


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スペシャル「三枚起請」の回 「春風亭昇太」


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第1話「芝浜」の回 「長瀬智也」


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第2話「饅頭怖い」の回 「阿部サダヲ」


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第3話「茶の湯」 「塚本高史」


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第4話「権助提灯」 「尾美としのり」


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第5話「厩火事」 「伊東美咲」


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第6話「明烏」の回 「薬師丸ひろ子」


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第7話「猫の皿」 「小日向文世」


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第8話「出来心」 「荒川良々」


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第9話「粗忽長屋」 「笑福亭鶴瓶」


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第10話「品川心中」の回 「西田敏行」


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第11話「子は鎹」の回 「岡田准一」


とても、絶妙な人選だと思うのだが 惜しむらくは 第8話「出来心」の回の「荒川良々」を「蒼井優」にしてくれれば 私的には完璧だったのになぁ…と^^;



お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

しつこく絡み付いて ごめんなさい。

高田文夫と清水ミチコのキャプ とてもうれしくて・・・。


まるお まりもの5話 私も大好きです!

昇太ら 落語仲間でも このド突き漫才は かなり評価が高かったようですよー

惜しまれるのは あーいう結末で パート2があったとしても

まりもをもう一度見れないって事です。

毎回のお約束シーンが好きでした。
冒頭の落語、おかみさんが泣く、阿部さんがカツラを取る、ラストでもらった授業料を返済せず持ち帰ろうとする…
最終話あたりで変化球が来て、で、泣いちゃうんですよ。
11話で、どうもいまひとつだった組長の息子の塚本くんが啖呵を切るところがかっこよかったし、グっときました。
5話は声を上げて泣きましたよ。

「セクロボ」も最終話に向けて盛り上がっていって欲しい。
今期のドラマで今後が気になる(心配でもある)んですよね…

★ 虎馬 さん

>高田文夫

隠れた名演技ですよね^^ 触れておかずにはいられませんyo^^


★ satomin さん

5話は本当にヤラレますよねぇ…

ベタで想像がつくオチと思いつつ ひねられ、そうきたか…と思ったところで もう一度ひねられる

本当にヤラレました。


【※注意!!】

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