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2007年03月23日

● 拝啓、父上様 第7~最終話


「拝啓、父上様」の最終話を見終えるに辺り、総論的感想を述べたいと思う。




このドラマの第1話を見終えた後、私は感想として『拝啓、父上様 第1話』という記事を このブログに掲示し、その記事の中で



単に ひとつのドラマとして見る限り 悪くない、いや これといって目を惹かれるドラマが見当たらない今クールにあっては かなり上質な部類に入る。


たぶん、若い世代の方々には 味のあるドラマに感じられるのではなかろうか?

( この作品が、そういう世代に向けられて作られているのならばね )



と、述べた。


この気持ちは 最終話を見終えた今でも変わっていない。


現にブログ仲間であるtaku氏などは


「最近じゃ珍しいぐらいの しっとりとしたストーリーで面白いよ」


と、言っていた。


そう感じる人がいても不思議じゃ無いし、それについてムキになって反論する気なんか全く無い。^^;


以前、別の記事で何度か述べた事だが 私は倉本聰フリークを自認していた。


それぐらい、過去の倉本作品には大好きな作品が多く人生観を変えるぐらい影響された作品もひとつやふたつでは無い。


倉本氏のエッセイも 知る限り、出版されたモノは全て買い求めて読んだし、講演会に行った回数も数え切れない。


ただ、「いつ頃から?」と聞かれると 正確な時期を言えないのだが、数年前ぐらいから講演会やトーク番組などで倉本氏が語る話に「ん?」と引っ掛かる事が生じはじめ その引っ掛かる回数や、度合いが増し…


新作のTVドラマ「優しい時間」や「祇園精舎」を見た感想も かつての感動などは全く感じず、「なんだ、そりゃ?」とすら思う様になった。


ローカルな話で言えば、富良野に高速道路を建設するにあたっての反対運動を含め、自然保護を倉本氏が唱えながら、森を切り拓いて予想以上の規模に広がった富良野塾…


なんかね、氏の言動に言行不一致を強く感じ始めてしまったんだな^^;


だから、「倉本聰」個人を全く知らず、過去の倉本作品も殆ど知らなければ「拝啓、父上様」というドラマは たぶん面白い、面白く感じるドラマなのだろうと私も思う。


けど、母親が呆けてしまう話は 過去の倉本作品で 少なくともパッと思い出すだけで3度(拝啓…を含めず)


料亭が舞台の…、似た様なキャスティングのドラマが…、女性に対して「臆病」に近い主人公…、挙げていけばキリが無いほど 過去作品に類似のティストが散見し…


それを知り、そんな過去の作品を この上なく愛してきた私としては「拝啓、父上様」というドラマを新鮮な作品として受け入れる事は 結局、最終回を見終えた今でも出来ずにいる。


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ま、母親が呆ける…というストーリーは 倉本氏のエッセイを読めば 氏の母親の話の相俟ってトラウマの様な 氏個人の永遠のテーマなのであろう事はフリークとして理解はする


けどね、最終話で


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上の様な画の後、「拝啓、父上様 神楽坂が壊れます」なんて語りが流れるシーンを見た時


私の心の中では皮肉にも


「拝啓、ブタネコ様 私の中の倉本像が壊れます」


って風に変換されたのだ。


「前略おふくろ様」だけじゃない、「ライスカレー」や「幻の町」や いろんな積み重なった私の心の中の倉本聰がガラガラと崩れる様にオーバーラップして見えた。


そして、1998年に放送された「北の国から'98 時代」迄の倉本作品を これからも尊重し愛し続けるが その後の倉本作品に関しては 私の中では別物と割り切って扱う事にする踏ん切りがついた。


最後に、「拝啓、父上様」における 私の唯一の楽しみだった


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「木村多江」と


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「松重豊」には 心からお疲れ様と申し上げ、このドラマの事は忘れる事にする。



お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

何の先入観もない私は、このドラマを面白く見ることができたんですが
ただ、最終話はどうなのかなぁ?
何か、色々すっ飛ばされた感じがして、まるで「11話予定のところを途中で打ち切りが決まって10話か9話で強引に終わらせたドラマ」のような印象があって、面白くこのドラマを見る事ができた私でもそこは「?」と思いました。

何で一平のキャラやナレーションの台詞の内容まで北の国からの純の様にするんでしょうね。

いや、ブタネコさんの記事によれば、純に限らずこの手のキャラは倉本作品の中に何回も登場するようで。
だけど他の倉本作品は知らなくても「北の国から」だけは知っているという人は多いと思うんです。
言い換えれば、倉本ファンであってもなくても「北の国から」だけは大多数の人は知っている。
と、いう事を倉本氏自身も必ず認識しているはずです。

純のようなキャラが何故過去倉本作品に何度も登場するのか、という事は倉本ファンなら知っていることなんでしょう。
でもファンでない人はそんな事は知らない。
だからそういう人は「北の国から」を観た時、純をその作品独自のキャラだと思う。

問題はそっからです。

ブタネコさんには申し訳ないけど「前略おふくろ様」や「ライスカレー」は知名度という点では「北の国から」には遥かに及ばないでしょう。
私の周りには恐らくそれぞれの主役の名を言ったところで「誰それ?」扱いされるとおもいます。
でも純なら誰でも知っている。もう、例えは何ですけど、ジャイアンやのび太と一緒です。
倉本氏はそれ程の国民的ドラマを「北の国から」で作ってしまった。
じゃあ何故その後も誰でも知っている存在になった「純」の様なキャラをまだ使うんでしょう。
そこが分からないです。

「北の国から」の純を観て「あ、誰々みたい」と思っていなかった人でも今回「拝啓、父上様」を見た殆どの人が
「一平って純に似ているな。ナレーションなんてそのまんまじゃん」って思ったはずです。
それぐらいの事、倉本氏には十分想像つくと思うんですが・・・何故なんだろう?

ブタネコさんは「野島」や「北川」もある理由までの作品は良いと思うのもあるが、ある理由以降は良いと思えなくなった・・・
その「ある理由」の中には「売れてから」というの”も”ありますよね?
ブタネコさんにしてみれば「倉本よ、お前もか」というのもあるんでしょうか・・・?

★ うごるあ さん


>何で一平のキャラやナレーションの台詞の内容まで北の国からの純の様にするんでしょうね。


このスタイルは「前略おふくろ様」で萩原健一が演じる主人公:三郎に


「前略、おふくろ様…」


と、ナレーションで心情や状況を語らせたのが人気を博したのがキッカケと講演会で倉本聰が語っているのを聞いた記憶があります。

とはいえ、「前略おふくろ様」は30年近く前のドラマですから 知っている世代は限られ、うごるあさんの仰るとおり「北の国から」の純が 最初のTVシリーズで東京の小学校で同級生だった「ケイコちゃん」宛の語りから始まったスタイルの方が色濃く映るのはわかります。^^


>純のようなキャラが何故過去倉本作品に何度も登場するのか、という事は倉本ファンなら知っていることなんでしょう。


すいません、私も存じません。^^;

倉本氏がお気に入りなんでしょう… というのが私の勝手な認識です。


ただ、三郎と純は 明らかにキャラが違うので違和感は抱きませんでしたが、純と今回のキャラはカブる部分が大に感じるのも 私には否定できません。


なので、


>じゃあ何故その後も誰でも知っている存在になった「純」の様なキャラをまだ使うんでしょう。
>そこが分からないです。


私が そもそも、「拝啓、父上様」に対して抱いた違和感がまさに それ^^

ただ、私は主人公だけでは無く、大女将や若女将、シャク半、その他に 様々な脇のキャラ像が 過去の倉本作品のキャラ像とカブりすぎるのがマイナスに作用し、感じたからでもあります。


>それぐらいの事、倉本氏には十分想像つくと思うんですが・・・何故なんだろう?


承知の上で敢えて行い、倉本氏は 逆にそれで良いモノに仕上げる自信があったのでしょう^^

それに対して、私は拒絶反応を示しただけの事でしょう。^^;


>ブタネコさんは「野島」や「北川」もある理由までの作品は良いと思うのもあるが、ある理由以降は良いと思えなくなった・・・
>その「ある理由」の中には「売れてから」というの”も”ありますよね?


「野島」や「北川」に対しては「売れてから」というタイミングを否定できません。

作品そのもののクォリティを上げようとするのでは無く、話題性や単なる興味を引くためだけの台詞や人物設定とか、視聴者の反応に対して 媚びたり、誤魔化すような途中からの大幅な安易なストーリー変更の姑息さに嫌悪してるんです。


で、倉本氏に対しては「売れてから」というタイミングでは無いし、嫌悪はしていません。

ただ、思うに、「北の国から」のSP版シリーズを止めようと思った頃辺りから、ドラマの内容だけじゃなく氏の発言そのものに新鮮味や斬新さを感じなくなった…って感じでしょうか…

(ハッキリと断言できませんけどね)


なので、「倉本よ、お前もか」ではなく 「倉本センセ 老いちゃったの?」ですね。^^;

よかった、このドラマのことはもう語っていただけないかと思ってました(笑)
なるほど。
「前略・・・」は見てなかった私です、一体何を見てたんだろうと思いますが・・・
あ!物心つく前で覚えてないのか!・・・・・スイマセン、ウソデス・・・・
根が単純なもので、「ナレーションは純そのものやな~」と思いつつ、このドラマ
とても楽しみました。音楽が良かったし、板場で板前たちがきびきび働くすがたは
気持ちがよかったし、八千草さんは最高にかわいいし。どこか懐かしく全体の雰囲気に
癒される感じがして毎週楽しみにしてましたね。
私が思ったより視聴率が伸びなかったので(偉そうに^^)、最終回延長されなかったのが
惜しいなと思いましたが、余韻のある終わり方でよかったかなと。
以上、おばさん世代だけど楽しめたある主婦の感想でした^^。

★ ふー さん


>このドラマ とても楽しみました。

そりゃ、良かった。^^


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