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2007年03月17日

● 海と夕陽と彼女の涙


映画「海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ」を見た。




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馴染みのレンタル屋の店長が 勘違いして持って来たのが そもそも私が この映画を見るキッカケとなる。^^;


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主演は「佐津川愛美」


彼女がTV版「がんばっていきまっしょい」に出演していた為、店長は この娘が私の好みと勝手に思い込み この映画のDVDを持って来たわけだ。^^;


先に申し上げておくと私は「佐津川愛美」を好きでも嫌いでも無い。^^;


ただ、ハッキリしているのは 店長に対し「この役者が出ているDVDは持って来い」と指定している役者達のリストに彼女の名前は まだ載っていない…という事。


が、持って来てしまったものは仕方が無いし、もしかしたら隠れた名作かもしれない… そう思うと ついつい見てしまったわけだが…


あらすじをザックリと語ると 同じ高校に通う4人の女の子、そのうちの1人が柔道で勝ち進み大会に出場する事になる。


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その為、クラスから3人の女の子が 大会に出る女の子を応援するために選ばれるわけだが、大会に出場する子と応援の3人 その4人は元々、親しい友人というわけでは無い。


で、その4人が車に乗って試合会場へと向かう途上、乗っていた車が事故に遭い4人のうち3人が死亡してしまう。


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「東亜優」


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「谷村美月」


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「芳賀優里亜」


ところが、この3人の女の子は天国へと向かう途中で この世に引き返し、死神から48時間の猶予を貰うわけだが、彼女達の姿は 1人だけ生き残った「佐津川愛美」にしか見えず、話も彼女としか出来ない。


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天国へのタイムリミット迄の中 4人の女の子はどう過ごすのか… というのが物語の核となる。




さて、この映画に対する評価は おそらく僅かな好評価と 多くの不評に分かれると思う。


というのは、物語にこれといった工夫が無く、極端に言えば 際立った事が起きぬまま話が終わってしまうためキツネにつままれたような思いになるからだ。


それに対して、若干の好評価が与えられる余地があるのは 3人の女の子達がタイムリミットを迎えて天国へと連れ去られる時に それぞれが生き残った女の子に見せる姿や言葉が 時に、心に響く部分がある。


私は この映画に対して 実は可もなく不可もなく…と いたって中途半端な気になった…というのが本音である。


最近、日本国内の地方で 地域密着型の映画が作られ、それがひとつのブームになりつつあるという。


その代表的な例が「がんばっていきまっしょい」(愛媛)や「雨鱒の川」(北海道)、「天国の本屋」(北海道)等なのだそうで この「海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ」は和歌山県田辺市なのだそうだ。


確かに、そう言われれば 地方都市の固有の町並みや、風光明媚な景色が画面の随所に散りばめられており、その点は良いと思う。


けれども、そうであるならば この「海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ」は致命的な失敗作であると私は思う。


それは、メインとなる4人の女の子が標準語を喋っている… その一点が問題なのだ。


地域密着で、その地の良い部分を背景に描くのであるならば その地の言葉で台詞を喋らなければ意味が無い。


ゆえに、その部分は大きく減点せざるを得ない。


と、同時に死んだ3人の女の子が それぞれタイムリミットを迎えるまでの それぞれのエピソードは もっと、練る余地が多分にあり、それも実に惜しい。


つまりは、実に勿体無い作品であると 私は思うばかりだ。


でね、従来であれば 私はこの様な作品に対しては酷評するのが普通なのだが、何故か 今回はそんな気にならないんだな^^;


それが何故なのか 実は自分でも良く判らず、とても不思議な気分である。




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コメント

Oh、これtsutayaDISCASでレンタルしようとしていたところでしたわ。

だいたいの予想はしていましたが、おっしゃる微妙な感じも味わいたいなって思ったので
やはり見ようと思いました。
ご当地映画はいいな。
昨日から、松崎舞台の映画をチェックし始めました。これも楽しみです。背景がね。

★ kotetsu552005 さん

>松崎舞台の映画をチェック

いいですねぇ… どんどん ディープ化してますね^^

「つぐみ」が 一番のお薦め

「エデンの海」は 腰が抜けます。^^

「私の頭の中の消しゴム」も なかなか良い背景で

「新しい風」は 期待するほどシーンが少ない

コアな方には「女王蜂」古谷一行版です。

はじめまして。田辺市出身のジョナサンといいます。
たしかに海ストは田辺市で撮影されましたが、地元根性丸出しの映画を作るのも如何なものかとは思うのですが・・・。
そもそも映画というのは自己主張の道具などではなく、自然の営みや人間の情愛を描く芸術ではないかと思うのですが。
海ストも監督の自我が少し入っていた感は否めませんが・・・。
ぼくが観た映画の中では、北野武監督の「Dolls」が最高の一品でした。

★ ジョナサン さん

はじめまして、コメントありがとうございます。

>地元根性丸出しの映画を作るのも如何なものかとは思うのですが・・・。

仰る通りだと思います。^^

別に田辺が舞台じゃなくても この映画は成立しますからね

言い換えれば、この映画を見て「へぇ… 田辺って良いトコだね」って思う人も多くは無いでしょう^^

だから、記事本文で私が述べたかった事の真意には そんな、どこが舞台でも良いような描き方をされた作品を「御当地映画」と呼ぶのは如何なものか?って事

なので、地元の方が「我が町の…」とこだわられるのなら 地元の言葉で台詞を言うぐらいしてくれないと 調べないと「田辺」だって判んねぇべ…って事です。^^


>そもそも映画というのは自己主張の道具などではなく、自然の営みや人間の情愛を描く芸術ではないかと思うのですが。

そういう考え方もあるとは思いますが 私は その御意見には全く同意できません。

例えば、映画には「娯楽」という考えを持つ人も大勢いますし、私も どちらかと言えば その考えの方が強いのですが、「芸術」と「娯楽」って 共存しているようで違いますよね

それと、けっして あげあし取りをするつもりはありませんが、どうか ジョナサンさん御自身のコメントを冷静に読み直してみて頂きたいです。

「芸術」って呼ばれる作品の多くは 映画に限らず、絵でも音楽でも 制作者の「自己主張」の結果じゃありませんか?

私は 時には映画は製作者の自己主張の道具でも良いと思いますよ^^

でも、重要な事は そういう姿勢で作られた映画に対しては 同意できれば絶賛するかわりに、同意できないときはボロクソに酷評します。

これは、芸術作品に対しても同じ… というのが私が考え方なんです。^^

ブタネコさん、コメントありがとうございます。
 
>例えば、映画には「娯楽」という考えを持つ人も大勢いますし、私も どちらかと言えば その考えの方が強いのですが、「芸術」と「娯楽」って 共存しているようで違いますよね

たしかに現代の日本映画の大半は娯楽作品ですよね。それでは「映画」じゃなくても「ドラマのスピンオフ」という名称で十分なのではないですか。

>「芸術」って呼ばれる作品の多くは 映画に限らず、絵でも音楽でも 制作者の「自己主張」の結果じゃありませんか?

自己主張と自己表現では意味が違うと思うのですが・・・。
自己主張が強ければ強いほど、映画にしても音楽にしても本来の旨みが失われていくのでは。
昨今の日本の一部のアーティストは、やっと世界にも通用する音楽性を表現できるまでに成熟してきた感じですが、日本映画で世界に通用するのは北野作品ぐらいですかね。


★ ジョナサン さん


>それでは「映画」じゃなくても「ドラマのスピンオフ」という名称で十分なのではないですか。


すいません、御仰る趣旨と意味が 私には理解出来ません。


>自己主張と自己表現では意味が違うと思うのですが

ですよね。

芸術家気取りで「自己表現だ」と主張する作品の多くが 「単なる自己主張じゃねぇか」って私は言いたかったんですが 意味が通じなかった様ですね


で、前回頂戴したコメントと 今回頂戴したコメント、それぞれを合わせて読んでも、前回頂戴したコメントに対して「冷静に読み直してみて頂きたいです。」とお願いした事が理解して頂けなかった様なのが とても残念です。

と、同時に 大変申し訳ありませんが ジョナサンさんにも御事情があっての事とは存じますが レスに対するコメントを下さるのに半年以上かかるのなら 最初からコメントなどせずに放置して下さい。^^;


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