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2007年02月26日

● 華麗なる一族 第7話


華麗なる一族 第7話を見た。




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他局も含め、今期のドラマの中では「面白い」と感じて見ている「華麗なる一族」なのだが、回を増す毎に 見た後に違和感というか不満度が高まってくる。


「華麗なる一族」の原作の魅力は 父:大介の阪神銀行生き残りを賭けた策謀と 万俵家内部の家族間の葛藤、特に 父:大介と長男:鉄平の対立という二つの部分のストーリーが絡み合って大きな柱となっており、その絡み方の妙が ストーリー全体の面白さを醸し出しているのだが、正直に言って 私は個人的に原作における描き方に対しても その100%を「巧い」と感じているわけでは無い。


部分的に「腑に落ちない」ところや、「まぁ、いっか…」と気に留めないようにしている部分がいくつかあるという事だ。


でね、例えば


「大介は 最初から”阪神特殊製鋼”という会社を潰そうと考えていたのか?」


という点について考えた場合、原作では「鉄平の切り盛り次第」という感じで あるタイミングまでは明確に「大介が潰そうと考えた」とは描かれていない。


あくまでも「業績悪化」という態にして 最悪は「帝国製鉄」への身売り…程度のレベルであり、それについての話し合いが具体化するのは物語の展開上 今週の第7話では無く、時期としては以後の第8話乃至9話ぐらいのタイミング


同じ様に「鉄平が大介の子供では無い」と考える様になるのも 今回の第7話のタイミングでは無い。


では、何故 TV版は その二つのタイミングを先に繰り上げたのであろう?


思うに このドラマの制作側は 物語の大きな部分を「大介と鉄平の対立」という部分に原作以上にウェイトを置いた以外の何物でも無い。


そうなるとね 大介の言う「阪神銀行の生き残り」という大義名分は どんどん形骸化してしまい、下手すると 最終的には合併云々は鉄平を追い詰めるためのものでしかならなくなる。


そこが、TV版「華麗なる一族」に対して 回を増す毎に強く感じる違和感となっているのだな 私の場合。


私には 原作の大介は 大介の父親であり、偉大な経営者と評された健介に対しての


「父という壁を乗り越えようとあがく子」


という姿と 万俵財閥を守ろうとする財閥の長としての信念の強さがまず有り、鉄平に対する冷酷とも言える仕打ちは 確かに「血の問題」もあるけれど、それは二の次に映る。


であるが故に、ラストの展開に至った時 読者を納得させるストーリーとして帰結するのだが、TV版の 今の状態では もし、原作の様な展開を迎えるのだとすれば 視聴者を納得させる帰結にはなり難い方向へと進んでいる気がしてならないのだ。


ま、もしも TV版は原作とはラストが違う…のであれば 今、どうこう語っても意味の無い事でもあるわけで ただの危惧で終われば幸いとも言える。^^;


いずれにせよ、原作を既に読んだ状態で見るのは どんなに原作が面白い物語だったとしても TVや映画へと映像化されたものは その多くが色褪せて映ってしまう事が多く、オリジナルなモノを じっくりと見せてくれる作品を願うばかりだ。




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コメント

そろそろ原作でも読もうと思ってます。。。へ(゜∇、°)へ ケケケケ・・
成宮演じるオカマ(地か?)ぽい奴を振ったときの二子はカッコ良かった!
京香さん。。。毎日『君の名は』の再放送を見ているので。。。こんな陰険なおばさんになってと思うこの頃です。

★ ピエロ さん

お? 本を読めるぐらい暇になったんですか? Ψ(`∀´)Ψ ケケケ

ひとつ質問させてください

阪神特殊製鋼の目論見が失敗することと 阪神銀行が合併において成功することが

どうしてつながるのですか?

ボーっと見ていたためか 今一 よくわからないのです。

もし できたら 解説していただけると 助かります。

★ OKI さん

はじめまして、コメントありがとうございます。

お尋ねの件について お応えするには多少なりともネタバレになってしまうので本当は応えたくないのですが、他にお二人の方から同様のお尋ねが寄せられたので 出来るだけボカした形でお応えします。


ゆえに、以下の文章にはネタバレが含まれますので 御注意下さい。


大同銀行(三雲頭取:柳葉)は 三雲と鉄平の個人的な繋がりから融資を受けていますが、追加融資の際に 大同銀行内の他の役員達の反対を押し切って実行した経緯があります。


それに対し、阪神銀行は三雲を安心させるために20億の追加融資を「見せかけ」で行い、実質的には融資実行後、直ぐに回収しています。


その為、阪神特殊鋼の受けている融資の比率は メインバンクの阪神銀行より、サブバンクの大同銀行の方が多くなっています。


この融資比率の状況は 複数の銀行がひとつの企業に対して行う融資の比率としては異常で、特に 阪神特殊鋼が阪神銀行の同族企業である事からも 阪神特殊鋼の経営が悪化し、最悪、倒産ともなれば過剰融資の責任が三雲頭取にかかる事になります。


それによって 大同銀行の生え抜きの役員達は三雲頭取を失脚させる口実が出来、かつ、三雲が日銀の天下りである事から、日銀と間を空ける口実にも出来ます。


ゆえに大介は わざと、そういう状況を生じさせ 事前に取り込んでおいた大同銀行の生え抜き達が 三雲を失脚させ、不祥事を理由に銀行再編成を画策する大蔵省が他の銀行と大同銀行を合併させようとする事に先駆けて 阪神銀行が優位な状況で大同銀行と合併してしまう…という計略


それが原作で描かれた構図です。


しかしながら、TV版では 原作で描かれているエッセンスのいくつかが省かれており、同時に 大介と鉄平の対立の方を強く描いてもいるため 銀行合併へのプロセスも大雑把な描き方になっているため その部分だけを理解するには難しいと思います。

ゆえに、この先 原作と同じ展開でTV版が描かれるのかは不明でもありますので 上述はあくまでも原作の描き方の抜粋として申し上げる次第であり、先にも述べた「省かれたエッセンス」の部分と 変えてしまった展開によっては もっと違う顛末に成り得る事を御留意下さい。

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