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2007年02月13日

● バレンタイン草加煎餅2007(その3)


二代目開業医のところから ある品物を譲り受けて帰宅した日から 数日が過ぎた。




いつもの様に、朝起きて 居間に行ってみると、前日までと違って娘と姪が嫁とニコニコ笑いながら台所で会話をしている最中で、ぐるっと見回しても「編み物」の形跡は無い。


どうやら、二人とも編み物を完成させたのだなぁ…


そう、思ったのも束の間、愛用のマグカップにコーヒーを注いでいたら コーヒーとは違う甘い香りが鼻につく


そうか… いよいよ、手作りチョコの制作に取りかかったのか娘達よ…


台所を覗くと ちょうど湯煎されてボウルに溶けたチョコが湯気をたてている。


私が覗いているのに気づいた娘と姪は ちょっと気まずそうにしているが、別に それを私は怒るつもりなど全く無い。


「あ~、そかそか もう、そんな時期か… オマエ達、今年は何個づつ作るんだ?」


と、聞くと


「本命チョコだもん ひとつづつに決まってるでしょ」


と、姪が言い 娘も横で「ウンウン」と頷いてる。


「そっか」


素っ気なく言って 居間のソファに座り、新聞に目を通す私。


おそらく、夕方までには完成し きちんとデコレートしてラッピングし、溶けないように冷蔵庫に保管する。


いよいよ、私の計画がスタートだ Ψ(`∀´)Ψ ケケケ




私は自室に篭もると ワープロソフトを利用してひとつの書類を作成し、それを2部印刷 これで準備はOKだ^^




その日の深夜(と言うか明け方近くの時間だったが^^;)、嫁も娘達も寝静まった時間に 私は そ~っと台所に行って冷蔵庫を開けると 予想通り、娘と姪のチョコが それぞれ保管されている。


それを取り出すと また、そ~っと自室に戻り、リボンや包装紙などラッピングを崩さないように慎重に 二つの包みを開封すると 中からチョコを取り出して、二代目開業医から譲り受けた品をチョコの代わりに詰め込み、印刷しておいた紙を それぞれに一枚ずつ入れ 元の状態にラッピングを戻す。


その作業を終えると 詰め替えたチョコを持って 再び、そ~っと台所に行き 冷蔵庫の中に 元々、置かれた状態に戻し また、そ~っと自室に戻る。


そして、入れ替えたチョコを別の箱にキチンと詰めて車庫に行き 愛車のトランクに隠す。


今時期の北海道なら 車のトランクも充分に冷蔵庫並だから隠し場所にはちょうど良い。


全ての段取りを計画通りに終えて 私はタバコに火をつけ 深々と一服する。


こういう時の一服は 充実感を伴って実に美味いんだなぁ…


その後、私は寝室に行き 自分のベッドに潜り込むとグッスリと夢の世界へとワープする。


娘と姪が それぞれの彼氏と会い ちょっとテレ臭そうに紙袋を差し出し


「バレンタインのチョコ 手作りなんだぞ」


なんて言う。


相手の男は


「え~ マジ?」


とか何とか言って それを受け取り、


「今、ここで開けて食ってもいい?」


と、やおら包みを開ける。


すると… 中身を見て顔色が曇り、同封されている紙を取り出して読むと



私は この娘の父親です。


娘の「手作りチョコ」を どこの馬の骨とも判らぬ輩に むざむざと渡されるのを黙って看過するほど お人好しでは無い。


故に、娘の手作りチョコは私が預かり、代わりの品を入れておいたので 心して食すが良い。


尚、この代わりの品を食えぬとか、この父の仕儀が気に入らぬ場合は いつでも抗議に参上されたし


何時、如何なる時でも腰を据えて御相手仕る。


尚、その場合には 状況によって五体満足で帰れるとは思うべからず。


然るべく、傷害保険に入るなり、身体を鍛えるなり、心して参られよ


当方を納得させた暁には 真のチョコを進呈する用意がある事を申し添えておく



相手の男は どう対処するのかなあ…


私としては 何処からでもかかって来い…なんだな。^^






翌朝(と言っても、昨日の朝なのだが) 爽快な気分で目覚めた私は また、いつもの様に居間に行き コーヒーを飲む。


娘と姪の姿が無いので 嫁に


「おい? 娘達は?」


と、聞くと


「二人で映画を観に行ったわよ」


と、嫁が言う。


「まさか、彼氏とデートじゃ無いだろな?」


と、私が言うと


「たぶん、違うわね そんな話、してなかったから」


と、嫁はアッサリした感じ


「ところで、アナタ ちょっと話があるんだけど…」


「へ? あらたまって 何?」


「アナタ、夕べ チョコにイタズラしたでしょう?」


ギクッと固まる私


「エ”?」


「とぼけてもダメよ 確かめたから。  ところで、本物のチョコ どうしたの?」


こういう時は 嫁を相手に下手な誤魔化しは後々、ロクな事が無い。^^;


「な・なんで? バレたの?」


「アナタ、寝ながら”グヘヘヘヘ”って変な笑い声を上げたり… ”ザマミロ”って寝言で言って 五月蠅くて起きたのよ


 で、寝てるアナタが 妙に楽しそうな夢を見てる様で不気味でさぁ…


 それに、昨日 あの娘達がチョコを作ってた時も 何もブツブツ言わなかったでしょ? 


 なんか変だなぁ…って気になってたのよ


 で、今朝 冷蔵庫を開けたら なんか中の様子が変だし…


 だから、まさかと思って 開けてみたら、案の定 イタズラしてるんだもの…」


さすが嫁、鋭い嗅覚をもってやがる(ToT)


「で? イタズラしたの娘達は知ってるの?」


私が怯えた様に聞くと


「知らないわよ、私 教えてないもの」


と、嫁


「え? 教えてないの?」


「うん、教えてないわよ 良いんじゃないの そのままで」


「え? そのままにしてあるの?」


「ええ、そうよ イタズラされたまま持って行くのも面白いじゃない?」


「え? 本当に 良いの?」


「だって、アナタ 本気なんでしょ? あのイタズラ」


「え? あぁ、まぁな…」


「じゃぁ 良いじゃん、最初にビシッと喝を入れておくのは大事な事だしね」


「えぇ? オマエがそう言うとは ちょっと意外でビックリしたなぁ…」


「だって、アナタだってウチのお父さん(義父)から ビシビシやられたじゃん^^」


「まぁな…^^;」


「あの頃はさぁ… そんなに辛くしなくても…なんて思ったけど、今 思うと なんか気持ちが判るのよねぇ…」


「そうなの?」


「だって、お父さんまで 娘の彼氏を最初から”ヨシヨシ”なんてしちゃったら どこかでタガが外れちゃうのよね

 ある程度、ビシッと”何かやったらタダじゃおかねぇぞ”って睨みを利かすのは娘にとって大事な事なのよ」


「まぁな…^^;」


「だから、あれぐらいのイタズラなら良いんじゃないの?」


「そっか…^^;」


「ところでさ、あの代わりに入れたの 何処から見つけてきたの?」


「あぁ、あれ 二代目から貰ったんだ アイツも何かに必要だったらしくて 余ったからやる…って」


「この時期に アレはキツイわね^^」


そう、私が二代目が貰った品とは…






不二家のパラソルチョコです。(全部で60本^^;)




画像

(イメージ画像です^^;)




『バレンタイン草加煎餅2007(その4)』に続く…(たぶん^^;)




お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

うわはは~!!!

思わずブログランキング全部押しましたぞよ!

その後の続きもまた宜しくお願いします。

ククククク(ノ∇≦*)・・・途中までブタネコさんの妄想かと思って読んでました。
父親ってこういうことするんですね~。
いや~彼氏諸君をひそかに応援しますよ(^O^)。続き、期待しております♪

★ kotetsu552005 さん


御馳走様です^^


★ ふ- さん


余所の父親は知りませんが、私はします。^^;

ちなみに パラソルチョコは しっかり、賞味期限が過ぎてます。^^;(ほんのちょっとですけどね)

風邪でダウンしていましたが、気になって気になって。
そうですか~、不二家ですか~やりますね~
ほんとに実行したんですか?!

★ カルチ さん

>ほんとに実行したんですか?!

妄想なら妄想って書きますよ 私^^;

【※注意!!】

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