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2007年02月11日

● バレンタイン草加煎餅2007(その2)


ドアの角に足の小指を引っかけたまでの顛末は(その1)で述べた。




自室に戻ったのは良いけれど、気が散って それまでの作業の続きが捗らない。^^;


不幸中の幸いは 確定申告の書類は既に書き上げてあるので、重要度、及び 緊急度の高い作業は何も無い。


強いて言えば、日々の日課となっているブログの更新とメンテナンスだが、ニコニコ笑って記事を書ける状態でも無く…

( 結局、書いてるが^^; )


タバコを吸いながら 娘達に近づく男に対する対策を あれこれと想い描く。


もし、仮に 娘達に彼氏がいるとして その男達のプロフィールを調べようと思ったら 仲間の1人である「気の弱い弁護士」の専属興信所の所長に電話して「調べろ」と命じれば 2・3日で それなりの情報は集まる。(本当です^^;)


でも、今から そんな真似をするのは いくらなんでも大人気無い。^^;


しかし、どんな輩か気になって仕方が無い^^;


しかも、ドアに引っかけた小指が 最初はジンジンだったのが、次第に ズキズキ痛む。


その痛みが増せば 自然とムカムカと腹が立ち、機嫌は悪くなる。


そんな状態でPCをいじれば 消さなくても良いファイルを消してしまったり、誤字脱字も確認しきらぬまま ブログに記事を更新してしまったり… ロクな事が無い(ToT)


「ここはひとつ、DVDでも見て気を紛らわそう…」


そう思って 机の上に山積みの未見DVDの山から無造作に一本取り出すが、精神状態が悪いまま そんな山をいじると、山が崩れて「あ”~」と声にならない悲鳴を上げる私 orz


「落ち着け… 冷静になれ…」


心の中で そう呟いて、自分を諫めながら抜き出したDVDの封を開け見始めるのだが…


そういう時には上手く出来たモノで 心の底から腹が立つぐらいツマンネェDVDだったりするんだな(ToT)


「これじゃぁイケナイ… 気分転換しないとな…」


気がつけば 灰皿は吸い殻で山が出来、自室にはうっすらとタバコの煙が雲のように層を作っている。


部屋の換気をしようと立ち上がったら 足に激痛が走り、見ると さっき引っかけた小指が軽く腫れている。


で、ふと


「よし、これを口実に 二代目の病院に行こう…」


そう思い立ち、服を着替え 愛車を走らせる私。




二代目の病院に行くと いつも事ながら患者が待合室に一杯おり、いかに儲けているかが判る。


受付に行くと 馴染みの事務員さんが、ニコッと笑いながら


「院長なら 院長室でタバコ吸ってますよ」


私は 軽く会釈を返して そのまま院長室へと向かう。


いつも思うのだが、待合室に患者が沢山いるのに 院長である「二代目開業医」は診察を他の医師達に任せて 自分は院長室から出ようとしない。


以前、それについて 私は


「オマエさぁ、オマエも診察に加われば 患者さんの待ち時間が少しは短くなるんじゃないのか?」


と、言った事がある。


が、それに対して二代目は


「俺、人見知りな質(タチ)だから 再診の患者さんならともかく、初診の患者さん苦手なんだよね」


と、フザケタ事を言う。^^;


実際には 救急車で運ばれてくる急患に対応するため 誰かが待機してなくちゃならないので、一番 融通の利く院長が待機と称して院長室で遊んでいるのだ。


院長室に行ってみると、既に 受付から連絡が入っていたらしく、二代目は私の顔を見て


「お~ どうした? 定期検診は来週だぞ?」


それに対して


「いや、さっき ドアに足の小指を引っかけちゃってさ 痛いんだ」


すると、二代目はニヤリと不気味な笑いを浮かべ


「そっか、そりゃ大変だ ちょっと待て」


と言うと 机の上の電話で内線をかけ


「今、レントゲン空いてる? あ、そう… じゃ、直ぐ患者さん連れて行くから用意しといて

 あ、それから さっき、営業に来てた xx製薬の山下(仮名)クンは まだ…


 あ、そこにいる? なら、ちょうど良いや レントゲン室のところで待ってろって言っといて」


と、指示を出し 私を連れてレントゲン室へと向かう。


その途すがら


「いやぁ、ちょうど良かったよ

 xx製薬がね 新しいレントゲンのフィルムを試してくれって五月蠅くてさぁ…

 まともな患者さんに そんな人体実験みたいな真似、嫌じゃん?」


それに対し


「おい? 俺は まともな患者さんじゃ無いのか?」


と言うと


「だって、ホラ まともな患者さんだったら 何かあった時


 ”ゴメンネ”


 じゃ済まないだろ?

 その点、オマエなら”悪ぃ^^;”で済むからな」


酷い話である。


レントゲン室の前で 見るからに作り笑顔を浮かべた若い営業マンが 直立不動で二代目を出迎え、


「院長先生 御自ら、ありがとうございます!!」


と、大声を張り上げ、それに対し 二代目も私達には絶対見せない 仏の様な笑顔で


「いや、君の熱意をなんとかね 少しは汲んで上げたいなぁ…とね」


心の中で 「この偽善者!!!」と罵る私。


レントゲンの機械を操作しながら 私の足の腫れた小指に焦点を合わせ


「ほいじゃ、そのまま動くなよ」


と、二代目は言い残して ドア一枚隔てた操作室に行き インターホンで


「はい、じゃ写しますから 大きく息を吸って…」


それに対して


「おい、足の小指を写すのに なんで、息を吸わなきゃならんの?」


と、ツッコミを入れると


「バカヤロウ… 御約束だよ、御約束 空気を読めよコノヤロウ」


と、病院のレントゲン室のインターホンには不釣り合いな罵声を寄越す二代目


「レントゲン室の空気…って どんな空気だよ…」


と、ブツブツ言いながらも 足が痛いのに変わりは無い


我慢して ジッとしていたら、また再び 間の抜けた声で


「はい、じゃ写しますから 大きく息を吸って…」


と言う二代目に「チーズ」と大声を張り上げて笑顔を向けてやる私。


しばしの沈黙の後…


「おい、無理矢理 笑顔を作ってもレントゲンには写んねぇぞ」


と、インターフォンから二代目の声


「なんだ?コノヤロウ 御約束だよ、御約束 空気を読んだんだよ」


と、言ってみるも 何故か私自身も空しい(ToT)


レントゲンを撮り終え、現像を技師に任せると


「院長室にいるから 出来たら持って来て」


と、言い残し 私を連れて歩き出す二代目に


「いやぁ、軽妙な会話ですね もう大笑いで…」


と、近寄る製薬会社の営業マンに


「この馬鹿(ブタネコ)に 説明してやってくれる? レントゲンには 笑顔は無用だって事…

 あ~ そうだ! 思い出した

 オマエ、この前 俺が頼んだ事 どうなった? まさか忘れて無いだろな?」


と、営業マンに不機嫌に詰め寄る二代目


「え? 何か頼まれてましたっけ? え~ なんでしたっけ?」


「忘れたな? コノヤロウ… ビオフ○ルミンの 蒼井優のポスターだよ 薬局用のデッカイ奴」


「え? 先生、あれ冗談じゃ無かったんですか?」


「バカヤロウ、時代は”乳酸菌”なんだよ!! アレ持ってくるまでは 二度と来なくていいからな」


そう言い捨て ひきつった笑顔で立ちすくむ営業マンを尻目に スタスタと院長室に入る二代目^^;


部屋に入り、二人きりになってから


「オマエ、蒼井優のポスター欲しくて わざわざ あんな真似…」


「当然だろ? オマエのブログ読んでさぁ、”花とアリス”見たのよ いいねぇ、あのバレエ 本当に良かった」


言葉を失う私 orz


「で? どうした? 最近じゃ珍しいじゃねぇか うちに遊びに来るなんて」


「遊びに…って オマエ、ここは病院で 俺は怪我人だろ? 来ちゃいけないのか?」


「いや、なんか顔色がパッとしてないから」


「パッとなんかするわけないだろ? 足が痛ぇんだもん」


「あ、そんな意味じゃなくてさ なんか、悩み事があるような…」


「ん? 判る?」


「そりゃオマエ、俺はオマエに”易者の様な診断しか下さない”医者って呼ばれてるからね

 で? どうしたよ?」


「いや、実はさ…」


私は二代目に バレンタイン・デ-が近づいた事、娘達が コソコソと編み物をしている事、どうやら それぞれに彼氏が出来たらしい事… を話すと


「そっか… まぁ、そんな年頃だもんな^^

 柳沢大臣に言わせりゃ、とっとと結婚して2人子供を産むのが”健全”だからな^^」


「オマエ、楽しそうだな?」


「え?」


「オマエ、俺が悩んでるの 楽しそうだな?」


おそらく、私が殺気を帯びたのを二代目は敏感に察したのであろう^^;

少なくても 声のトーンが変わったのは 私自身でも気づいてる。


「あ、いや、し・し・心配だよナァ… うん、心配だァ」


引きつりながら 誤魔化そうとする二代目


「なんかさぁ、幸せそうな顔して編み物してる娘達を見たら なんて言うか…」


「嫁さんは 何て言ってるの?」


「何も… って言うか、根本的に 娘達と3人で団結してるからなウチは 俺だけ、疎外されてんだよ」


「まぁ、男親なんて そんなもんだ さっきの製薬会社が置いてった湿布の試供品やるから オデコにでも貼っておけ」


そこへ、顔馴染みの看護師が 出来上がったレントゲン写真を持って現れ それを二代目に渡すと

ポケットから密封された注射器セットを出し、私の左腕から採血を始めた


「あれ? 血を抜くの?」


そう聞く私に看護師は ニコッと笑うと


「御約束ですから」


どうやら、二代目の病院じゃ「御約束」という言葉が局所的に流行っているらしい^^;


「普通、客には まず、お茶だろ? ここの病院は いつも採血か、まず、ブドウ糖の点滴なんだよな…」


「当たり前だろ、採血前に余計なモノをとらせたら検査データが変わっちゃうんだから」


二代目は 窓際でレントゲンを日光に透かしながら見て


「あ~ 脱臼してんな オマエ(私)のギャグと同じで ハズレてるわ」


澄ました顔で そう言う。


それに対して


「クダラネェ事を言ってると オマエ(二代目)の人生を脱臼させてやんぞ コラ」


と、私が言うと


「ホラホラ、怒りやすいって事は カルシュウムが足りて無いのよ だから、脱臼するんだ 骨折じゃ無いだけ良かったじゃん」


と、訳の判らない事を口走る二代目^^;


やおら私の足を掴むと「グギッ」と鈍い音が響くほど 痛む小指を捻り、その激痛に「ホゲッ」と呻く私に


「そうだ… 良いモノがあるよ。 ちょっと、待ってろ」


と言い、看護師が私の足に湿布を貼り包帯を巻いている間に どこかに言って段ボール箱を持ってくると


「コレ オマエにやるよ バレンタイン対策に使えるだろ?」


と言う。


箱の中を見ると…


「良いね^^ こりゃ、良いや^^  でも、どうやって手に入れたの?」


と、聞く私に


「まぁな、色々とワケアリでさ 俺のとこも必要だったから 余りで悪いけど、それだけあれば充分だべ」


その品物を手に入れた私は つい、「ニヤッ」とほくそ笑むのであった…






『バレンタイン草加煎餅2007(その3)』に続く…(たぶん^^;)




お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

バレンタイン対策なにをもらったのでしょう?
病院でもらうなんて…もしかして…
チャーチャーチャーチャーん♪(火曜サスペンス劇場のリズムで)
バレンタインは、もうあさってですよ~

きっと14日になればブタネコさんに娘さんたちから手編みの贈り物があるんですよ。きっと・・

★ カルチ さん


解答は(その3)にて^^


★ くま さん


私は楽観主義者じゃ無いのです^^

【※注意!!】

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