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2007年01月09日

● 雑感(1月9日)


昨日(1月8日)のニュースを見ていて 思った事を二つ 述べてみる。




まず、「雪山で遭難した二人が 自力で下山した…」というニュース。


先に断っておくが 細かい状況が報道では判らないので、これから述べる事は この助かった二人を指して述べるつもりは無い…という事。


かつて、英国の登山家 ジョージ・マロリーは「なぜエベレストに登るのか」と問われ、「そこに山があるから」と応えたという。


この言葉は名言として語り継がれているけれど 一説には、面倒臭くて適当に応えた言葉らしい…という話もある。^^;


まぁ、マロリーが どういう気持ちで何と言ったかは どうでも良い。


例えば、「山登り」というのは その登ろうとする山の高さや種類にもよるけれど、中には とても危険なものがある。


冒険精神というのは判るし、それを尊重したいとは思う。


けれども、危険と判っている山に登るのは あくまでも命懸けの筈であり、危険度を下げるために装備や体調には万全を期すのは当たり前。


で、極論とは思うけど 敢えて言いたいのは、この場合「万が一の時には救助して貰える」 そう初めから考えて危険な山に登るのは「甘え」以外の何物でも無く そんなモノは冒険なんて言っちゃイケナイ。


夏の山ですら危険なのに 何故か冬山に登ろうとする人がいる。


これも、最初から腹を括って命懸けで登っているならまだしも、冬山をなめた様な軽装備 悪天候が予想されるのに無理な登山… その挙げ句の遭難


で、何を言いたいかというと…


遭難者が無事に救助されたのを「良かったですねぇ」と報道するニュースを見ていて 物凄く違和感を感じる事がある。


例えば、山菜取りの人が 不意な天候の急変などで遭難… なんてのは 自然の摂理もある事だから 素直に「良かったねぇ」と頷ける。


しかし、低気圧や前線など、気象図から天候悪化が容易に予想がつく時期に 無理に登山を決行しての遭難なんて場合、命が助かる…って意味での「良かったね」って気持ちは否定しないけど、それ以上に「そんな人騒がせな勝手な真似をして オマエは反省してるのか?」という腹立たしさを覚える時がある。


こういう時、ガツンと叱るべきなんじゃないの?… と。


ま、個人的な話で恐縮だが…


私の義弟は職務上 過去に何度も災害派遣等の任務に出動した経歴を持つ。


台風だ…、吹雪だ… その度に夜中であろうと明け方であろうと「出動」と命令が下れば出動する


義弟は それに対して愚痴を言った事は無く、ともすれば嬉々として出動する


そんな彼らにしてみれば 彼らは気持ちよく「良かったね」と言う。


それはそれで良い。


まさに、その意気や良し…である。


しかし、「自殺行為」という言葉の意味を どう捉えるかにもよるけれど、そんな無謀な行為 しかも、遭難者を救助する人々の危険度と 遭難の原因との関連性… それらを考えると「良かったね」で良いのか?


私は 大いに違和感を覚える。






そして… 二つ目のニュース


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北海道の夕張市が財政破綻し その再建問題が色々と論議されている。


自治体が運営していた観光施設が閉鎖・売却されたり 北海道庁から職員が派遣され監査される等、四苦八苦しているニュースが連日 少なくとも北海道内では流れている。


そんな中、夕張の新成人が成人式を執り行おうとしてみたら


「市からの補助金が全額カット 予算は繰越金の1万円のみ」


これを聞いて まさに「なんだ、そりゃ?」である。


今時、小学生の子供達ですら お年玉で1万円以上貰っている。


その御時世に 市の補助金が1万円…


あのさぁ… 貧しい時代、「親の食い扶持減らしても 子供にだけは…」ってのが日本人じゃなかったのか?


夕張の新成人の親を責める気は毛頭無い。


ただし、夕張の「大人達」は アホかと思う。


特にアホかと思うのは 夕張市の職員、市議会、市長である。


もし、監査がダメと言ったのなら 北海道庁、道知事、道議会の連中も 揃いも揃ってアホか?と。


画像

有志の寄付が集まり 成人の集いは無事に終了したのだそうで…


新成人達は 今回の状況を糧に夕張が良い町になるよう頑張る…と健気に応えていたけれど…


町の将来を担う若者の 一生に一度の式に補助金も出せない町って如何なものか?


破綻した財政を立て直すために 無駄を減らすのは重要な事だけど、成人式への補助金ってのは「無駄」なのか?


大人達の失策のしわ寄せを これからの若者である新成人に与えてしまった感は無いのか?


その辺に 破綻の原因のひとつが有る様な… そんな気さえする。


ま、無関係だとは思うけど…


財政破綻が表沙汰になって以後、道内の夕張以外の地域に住む人々の間では ある話が伝わっている。


それは


「車を運転して 他の町に移動する場合、夕張は絶対に通るな」と。


理由は簡単、通称:ネズミ捕り つまり、速度超過をメインに 交通違反の取締が異様に増加し、かつ手厳しい…という事。


しつこいようだけど、無関係だと 私は信じているよ。


でもね、私が知っているだけで 3人、昨年の秋に速度超過でキップを頂戴している。


彼らが口を揃えて言うのは


「普通、ネズミ捕りって 警官が数人で せいぜい、パトカーが1台みたいな規模だろ?

 それが、夕張じゃ 移動交番だ 覆面パトカーだ… 警官だって10人以上で

 なんか、せっせと小銭稼いでます…って雰囲気なんだもんな…」と。


しつこいようだけど、無関係だと 私は信じているよ。^^;


そんな雰囲気の町に 再建の財源と見込む観光客が訪れるのだろうかね?


そんな事を ニュースを見て思った次第だ。




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コメント

この事って以前述べたかなぁって気もするんですが

私は携帯を子供に持たせることに疑問を持っています

確かに親としてはそうすることで安心するんでしょうが

肝心の「こういうところは危ないよ」みたいな教育とかはしてるんかな、と疑問になります。

携帯持たせときゃ安心、みたいになってないのかなぁ、と。

山登りにしても、皆「いざとなったら携帯があるから大丈夫だろ」という気持ちがあるから

ちゃんとその山の事、もっと言うと山登りのこと自体を勉強せずに登っている人が多いみたいです。

それで借り出される救助の人たちこそ良い迷惑なんじゃないかと思います。

>成人式の予算

まあ、私は式と名のつくものは嫌いで、成人式のみならず卒業式も出なかった男なので

自分が二十歳の頃から成人式なんて無くなっちまえ、と思っていましたが

まあまあ、これは単に自分がそういう式が嫌いだから、という理由だけで大した主義主張はありません。

それは置いておいて、市の予算として一万円というのは凄いですね。

その一万円で何をするつもりだったんだろ。

★ うごるあ さん

>それで借り出される救助の人たちこそ良い迷惑なんじゃないかと思います。

救助に行く人達は 文句なんか言いませんし、言えません。

だから、私は 言ってみたかったんです。^^;


>その一万円で何をするつもりだったんだろ。


その1万円も 正確には補助金では無く、去年の余りの繰越金なんです。^^;

どちらのニュースも印象深いニュースですね。

雪山での遭難のニュースに絡んで言うと、携帯電話が普及してから、トランシーバーを装備する登山者が減ったそうです。でも、携帯電話はどんな状況でもつながるものではないということを分かって欲しい。
更に、自分には冬山に登るだけの技量や知識があるのか、装備はちゃんとしてるのかっていうことを自惚れじゃなく査定していただきたいものです。登山するときの天候や状況のチェックは基本ですよね。少なくとも、わざわざ爆弾低気圧の直撃する日に登るなっていうことです。
遭難救助に出られた方々も、自分の命の危険を晒しているわけです。遭難の原因が遭難者の過失によると明確に分かるのものなら、非難を禁じえません。
そしてその「非難」が「怒り」に明確に変わるのは、私の場合は、助け出された遭難者が、「あの時あの場所で、ヘリに向かって手を振ってたのに気付いてもらえなかった」とか、救助隊に感謝の気持ちのかけらもない言動を聞いたとき。無神経にもほどがあるだろと思ってしまう、偏屈もののしきです^^;


夕張市の成人式の話なんですが、新成人の方たちは頑張りましたね。彼らは労われてしかるべきだし、盛大にお祝いしてもらうべきだと思う。いいお式だったみたいですね。どこぞの、不足なく自治体に祝ってもらえてるのに酒飲んでバカ騒ぎしてる阿呆どもに見せてやりたい光景だし、その分の予算を彼らに回してあげたいくらいです。
しかし・・・、夕張市の財政再建はおそらく失敗するでしょうね。計画性がなさすぎますもの。手当たり次第に切り詰めるだけで、住民を主体に動いてない。人口の流出は避けられないでしょう。てはじめに、夕張市長はじめとする行政執行部の人々に、童門冬二著「上杉鷹山」を少なくとも3回読んだ上で、もう1度財政再建計画を打ち出せと言いたいものです。

★ しき さん


>救助隊に感謝の気持ちのかけらもない言動を聞いたとき。無神経にもほどがあるだろと思ってしまう、偏屈もののしきです^^;


御安心下さい。 私も まったく同感ですから^^;


>夕張市の財政再建はおそらく失敗するでしょうね。


ここ数日、ローカルニュースでは 夕張市の職員が大量に依願退職を申し出ており、それらの人々が 再就職先を探すために 近々、有休に入るため 市の行政サービスが破綻する…というもの。

でもね、これは 退職を希望する市の職員を責める話では どうやら無さそうで、というのは 破綻行政に対して国は 現在の退職希望者の数より、もっと多くの人員削減を命じているのだそうです。

という事は 国の試算通りにすると 市役所の機能は麻痺なんだそうで…^^;

小役人共の考えている事は 市だけではなく国も 何をどう考えているんでしょうね?

話によると 北海道庁は夕張市に退職者の一時的穴埋めのために道の職員を出向させる事を検討中とか…

もし、そうなれば 出向する道職員には「手当」がつくわけで…

なんか お金の使い方を間違えているんじゃないのか? 私は そう思うばかりです。

こんばんは。

私は時に、ブタネコさんよりももっと辛辣な意見を持つ鬼女ですよと前置きをしつつ・・・^^;
>破綻行政に対して国は 現在の退職希望者の数より、もっと多くの人員削減を命じているのだそうです。
>国の試算通りにすると 市役所の機能は麻痺なんだそうで…^^;
多分それはその通りなんでしょうね。「従来のやり方」で市政運営をするのであれば。
私は現在、第3セクターの機関で働いていますが、札幌にいた頃は民間企業の同じ職種で勤務していました。そして思ったことは、公的機関はコストや効率を全く考えていないということです。いちいちまわりくどい手続きを介すことで、無駄に人件費を払っている気さえします。
夕張市はいうなればつぶれかけの企業です。今までのやり方で再建なんかできるはずがないのだから、国やら道やらの支援をいちいち求めるのではなく、自分たちの責任の下で大鉈振るってやる! 位の覚悟がなければ、再建なんて土台無理な話です。住民もついては来ないでしょう。
夕張市は、例えば要介護の老人を抱える家庭にはフルタイムで働きながら老人介護もしろ(老人保健施設が廃止されるため)みたいな、スーパーマンでも不可能なことを要求してる実態なんです。なら、市長以下全員、同じだけの苦労をしてみろと。市民に課す苦労を一緒に分け合う覚悟をしてみろと、この鬼女は思います^^; それぐらいやって初めて、市民も財政再建に協力する気になるんじゃないですかね? ・・・っていうか、手をつけるのが遅すぎるでしょ? と思うのが一番最初なんですがね^^;

★ しき さん

うん、なんか 報道を耳目にしてますと 市民(特に商工会等)は 夕張という町を存続させようと知恵を寄せ合っているのに、行政に関わっている人々は 沈みかけた船扱いしてる感があります。

結局、立て直すためにどうするか… の、窓口であり、取り纏めであり、前線部隊は 行政である市職員なわけで…

言い方は冷たい、もしくは極論であるとも思うけど 破綻させてしまった無能者を退職させ 人材を入れ替える…のは 必要だとは思うのですが、その穴埋めに「道庁職員」ってのがね 私は気に入らない。^^;

なんか、道が市を 上から見下ろしている感がするのと 「そんなに道は有能か?」という疑問と 同時に沸くのです。

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