● 雑感(1月9日)
昨日(1月8日)のニュースを見ていて 思った事を二つ 述べてみる。
まず、「雪山で遭難した二人が 自力で下山した…」というニュース。
先に断っておくが 細かい状況が報道では判らないので、これから述べる事は この助かった二人を指して述べるつもりは無い…という事。
かつて、英国の登山家 ジョージ・マロリーは「なぜエベレストに登るのか」と問われ、「そこに山があるから」と応えたという。
この言葉は名言として語り継がれているけれど 一説には、面倒臭くて適当に応えた言葉らしい…という話もある。^^;
まぁ、マロリーが どういう気持ちで何と言ったかは どうでも良い。
例えば、「山登り」というのは その登ろうとする山の高さや種類にもよるけれど、中には とても危険なものがある。
冒険精神というのは判るし、それを尊重したいとは思う。
けれども、危険と判っている山に登るのは あくまでも命懸けの筈であり、危険度を下げるために装備や体調には万全を期すのは当たり前。
で、極論とは思うけど 敢えて言いたいのは、この場合「万が一の時には救助して貰える」 そう初めから考えて危険な山に登るのは「甘え」以外の何物でも無く そんなモノは冒険なんて言っちゃイケナイ。
夏の山ですら危険なのに 何故か冬山に登ろうとする人がいる。
これも、最初から腹を括って命懸けで登っているならまだしも、冬山をなめた様な軽装備 悪天候が予想されるのに無理な登山… その挙げ句の遭難
で、何を言いたいかというと…
遭難者が無事に救助されたのを「良かったですねぇ」と報道するニュースを見ていて 物凄く違和感を感じる事がある。
例えば、山菜取りの人が 不意な天候の急変などで遭難… なんてのは 自然の摂理もある事だから 素直に「良かったねぇ」と頷ける。
しかし、低気圧や前線など、気象図から天候悪化が容易に予想がつく時期に 無理に登山を決行しての遭難なんて場合、命が助かる…って意味での「良かったね」って気持ちは否定しないけど、それ以上に「そんな人騒がせな勝手な真似をして オマエは反省してるのか?」という腹立たしさを覚える時がある。
こういう時、ガツンと叱るべきなんじゃないの?… と。
ま、個人的な話で恐縮だが…
私の義弟は職務上 過去に何度も災害派遣等の任務に出動した経歴を持つ。
台風だ…、吹雪だ… その度に夜中であろうと明け方であろうと「出動」と命令が下れば出動する
義弟は それに対して愚痴を言った事は無く、ともすれば嬉々として出動する
そんな彼らにしてみれば 彼らは気持ちよく「良かったね」と言う。
それはそれで良い。
まさに、その意気や良し…である。
しかし、「自殺行為」という言葉の意味を どう捉えるかにもよるけれど、そんな無謀な行為 しかも、遭難者を救助する人々の危険度と 遭難の原因との関連性… それらを考えると「良かったね」で良いのか?
私は 大いに違和感を覚える。
そして… 二つ目のニュース
北海道の夕張市が財政破綻し その再建問題が色々と論議されている。
自治体が運営していた観光施設が閉鎖・売却されたり 北海道庁から職員が派遣され監査される等、四苦八苦しているニュースが連日 少なくとも北海道内では流れている。
そんな中、夕張の新成人が成人式を執り行おうとしてみたら
「市からの補助金が全額カット 予算は繰越金の1万円のみ」
これを聞いて まさに「なんだ、そりゃ?」である。
今時、小学生の子供達ですら お年玉で1万円以上貰っている。
その御時世に 市の補助金が1万円…
あのさぁ… 貧しい時代、「親の食い扶持減らしても 子供にだけは…」ってのが日本人じゃなかったのか?
夕張の新成人の親を責める気は毛頭無い。
ただし、夕張の「大人達」は アホかと思う。
特にアホかと思うのは 夕張市の職員、市議会、市長である。
もし、監査がダメと言ったのなら 北海道庁、道知事、道議会の連中も 揃いも揃ってアホか?と。
有志の寄付が集まり 成人の集いは無事に終了したのだそうで…
新成人達は 今回の状況を糧に夕張が良い町になるよう頑張る…と健気に応えていたけれど…
町の将来を担う若者の 一生に一度の式に補助金も出せない町って如何なものか?
破綻した財政を立て直すために 無駄を減らすのは重要な事だけど、成人式への補助金ってのは「無駄」なのか?
大人達の失策のしわ寄せを これからの若者である新成人に与えてしまった感は無いのか?
その辺に 破綻の原因のひとつが有る様な… そんな気さえする。
ま、無関係だとは思うけど…
財政破綻が表沙汰になって以後、道内の夕張以外の地域に住む人々の間では ある話が伝わっている。
それは
「車を運転して 他の町に移動する場合、夕張は絶対に通るな」と。
理由は簡単、通称:ネズミ捕り つまり、速度超過をメインに 交通違反の取締が異様に増加し、かつ手厳しい…という事。
しつこいようだけど、無関係だと 私は信じているよ。
でもね、私が知っているだけで 3人、昨年の秋に速度超過でキップを頂戴している。
彼らが口を揃えて言うのは
「普通、ネズミ捕りって 警官が数人で せいぜい、パトカーが1台みたいな規模だろ?
それが、夕張じゃ 移動交番だ 覆面パトカーだ… 警官だって10人以上で
なんか、せっせと小銭稼いでます…って雰囲気なんだもんな…」と。
しつこいようだけど、無関係だと 私は信じているよ。^^;
そんな雰囲気の町に 再建の財源と見込む観光客が訪れるのだろうかね?
そんな事を ニュースを見て思った次第だ。


