● ホワイトアウト & 吹越満 考
本当は「ホワイトアウト」について語ろうと思っていたのだが、いつの間にか「吹越満 考」になってしまい、気がついたら「たそがれ清兵衛」まで語ってしまう事になっちゃった。^^;
2000年公開、主演:織田裕二 原作:真保裕一
真保裕一の原作は とても面白い本だった。
だから、これが映画化されると聞いた時、楽しみな反面 邦画でこれが可能なのか?と疑念も抱いた。^^;
それが何故か?と言えば まず、第一に この作品が銃撃戦満載のアクション物だから。
結局、この映画から6年経った今でもそうだけど 邦画におけるガン・アクションは派手さばかりを映像に求めるばかりでリアリティが大きく欠ける。
リアリティが大きく欠ければ 実は何も派手に映らない… その辺の根本を邦画の制作者達が何も判っていないゆえに 結局は興醒めに繋がっている。
予算とか、規模とか、制作にかける意気込みとかは もしかしたら「ダイ・ハード」並のアクション映画が邦画でも観れるのか?と期待を抱いたのだけど…
結論から言えば その辺への期待は完全に外れた。^^;
「織田裕二」がアクション系の作品に挑戦…というのは良い試みだと思っていたが、結局 頑張りすぎたのか この作品の撮影中に腰を痛め… その後…というのは よく知られたところであろうから触れない。
「松嶋菜々子」が魅力的な女優さんであるところは認める…
が、AK-47を まったく反動無しに連射する様を見ると すこぶる興醒め^^;
(ま、これは 松嶋よりも演出家が責められるべき問題なんだけどね^^;)
「織田裕二」と「石黒賢」の共演に関しても 近いうちにあらためて述べようと思っていたところなのだが、疑問を感じたし…
まるで「事件は会議室で起きているんじゃない」みたいなシーンには鼻白むしか無い。
が、暇潰し的感覚で見るぶんには なかなか面白い作品だとは思っている。
それは 主演の「織田裕二」や「松嶋菜々子」はともかく ワキの役者陣が皆、個々の個性として 日頃とは違う役柄の演技を見せ、それが斬新であり新鮮だったから。
その最たる二人の役者を挙げると
「佐藤浩市」
普段は くたびれた中間管理職や 一癖あるエリートとか、そんな役が多いのだが キレぎみのテロリストという役は新鮮であり、個性が発揮されて面白かった。
が、それ以上に目を惹かれたのは
「吹越満」
この「ホワイトアウト」を見て 最大の収穫は この「吹越満」が見れた事…
私の中では そう結論づくほど個性的で 秀逸な存在感がそこにあった。
聞くところによると、この「吹越満」はWAHAHA本舗に在籍していたとの事。
と、言う事は 喜劇人としての根底があり、その上での演技なんだな… 道理で幅が広いわけだ。^^
先日、北海道地区で再放送されていた
「警視庁捜査一課9係」
この作品では とぼけた飄々さを見せていたのも「成る程なぁ…」と頷ける。
さてさて…
たまたま、この記事をタイプしながら TVで放映されている「たそがれ清兵衛」を見ていたら…
なかなか 良い侍ぶりじゃないか^^
それに…
「大杉漣」まで^^
ちょっと儲けた気分で嬉しい。
