● タイヨウのうた 映画版
映画版「タイヨウのうた」のDVDがリリースされたので見た。
以前、私は この映画が公開される前にリリースされた『タイヨウのうた×YUIと薫のうた』という『タイヨウのうた』の映画版の予告編・メイキングDVDを見た際に
『タイヨウのうた×YUIと薫のうた』を見た結果…やはり、私は『タイヨウのうた』を見ない そう決めた。
この作品には 物凄く「打算」の匂いがプンプンと漂うからだ
参考記事:『タイヨウのうた×YUIと薫のうた』
と記した。
だから、DVDは見たけれど 記事を掲示するつもりは基本的には無かった。^^;
が、今回 やっぱ記事を書いておこう… 私が そう思ったのは 南国の盟友「Wen」さんが YUIヒャッホイに冒され、遠回しに「記事を書け~」と怪電波を送ってくるのと 先に述べた記事に「まさ」さんが寄せられたコメントに敬意を表して そのレスも込めて… という気持ちが強くなったから。
映画版「タイヨウのうた」の本編DVDを見て 私が感じた事をそのまま言えば、
「やはり、”XP”を単なるアイテムに使っただけだな」
って事。
誤解の無い様に 断っておくが、ドラマ単体の出来云々については後述する、ここで 先に申し上げておきたいのは やはり、この映画の製作者は「クソ野郎」共だった…って事。^^;
専門的な内容については 私がどうこう述べるより、
参考記事:『タイヨウのうた 出典: フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」』
上記サイトの記述の方が判りやすいいと思うので そちらを御一読頂けるとありがたい。
で、上記サイトを読んで判った事と 私自身の感想を言えば…
香港映画の「つきせぬ想い(1993年公開)」は名作である。
何気ない日常が 実はどんなに幸せな日々なのか、かけがえの無いモノを失って気づいた時には 後悔にも似た感情でいっぱいになる…という事を痛感させられたものだ。
そのリメイク話から、この「タイヨウのうた」というオリジナル・ストーリーに至る…という顛末が もし、本当なのだとしたら やはり、私は そこに制作者達の安易な打算にウンザリする。^^;
主人公が死ぬ… それに纏わる悲劇…という設定でしか「悲しい話」って描けないものなかね? その上で、死ぬ為のアイテムとして 何故、「XP」なのかね?
難病モノに対して その殆どに私が怒るのは 常にその部分への制作者達の考え方や配慮の無さなのだ。
判りやすく言えば
「難病モノのドラマを描くのならば、その難病と実際に闘っている患者や
その周囲の人々が見た時に、どう思うか? そこを考えているか?」って事。
「XPって病気は 太陽(紫外線)を浴びると死んじゃうんです」
単に そう描く事じたいが間違いであり、結果的に誤解すら招いている。
それによって苦労させられるのが 映像の制作者では無く、実際の患者や その周囲の人々…という事が 私には我慢できないからこそ罵るのである。
百歩譲って どうしても病気を放り込みたいのならば「原因不明の病気」って事で「架空の病」じゃダメなのかね?
実際に苦労している人が存在する病気を「世に知らしめる為」なんて言っても、誤解ばかりを撒き散らすぐらいなら そもそも、設定の病名を架空にすりゃぁ良いじゃん…なんてさえ思う。
というよりも、そもそも そこまでしてでも「お涙頂戴」を夢見る事が 正しい制作者なのか?と 問い詰めたい気持ちの方がはるか大きいわけだが。
そういう考えが私の基本であるから 『タイヨウのうた×YUIと薫のうた』という『タイヨウのうた』の映画版の予告編・メイキングDVDを見た際に その中で羅列される映像PRのメッセージの中に込められた打算だけが鼻につき「なんだかなぁ…」とウンザリしたから 先に述べた記事の内容となった。
さて、「まさ」さんから頂戴したコメントを先に引用させて頂くと…
タイヨウのうた、観て来ました。少なくとも俺にとっては映画版セカチュウを超える作品でした。
ドラマ版はやはり超えられない名作、と言えますが。宣伝はともかく、映画を作った方たちが言っている
「ハッピーになって映画館をでてもらえる」
と言う気持ちは十分に伝わりました。泣ける映画ですが、そこには「死」の悲しさよりも
「生きたこと」「生きること」の希望やすばらしさが
とてもよくかかれていました。何よりも、YUIの歌のすばらしさ。
そして、上手くはないけど、その魅力はスクリーンで
十分に描かれていたと思います。正直、ドラマ版ではこの輝きがだせるのか、
心配になってしまいます。ここにいらっしゃる皆さんも、騙されたと思ってDVDででも
いつかご覧になってくださればと思います。
とても、いい映画を観たと言う気分で映画館を出られました。宣伝のことであまりにばっさり切られてしまっていたので、
とても勿体無いと思い、熱く書いてしまいました。乱筆乱文失礼いたしました。
上記引用文中の
>宣伝はともかく、映画を作った方たちが言っている
>「ハッピーになって映画館をでてもらえる」
>と言う気持ちは十分に伝わりました。
私にはこの作品を見て「ハッピーになって映画館をでてもらえる」という意味が判りません^^;
だから、もちろん伝わりませんし、そんな気分にはなり得ません
というか、もし「映画を作った方たちが言っている」のであれば「何言ってやがる」と思うし、そんなのが伝わったのなら「お目出度いな^^;」と苦笑せざるを得ません。^^;
と言うわけで 決して「騙されて」見たわけではありませんが、事前のプロモーションで抱いた悪寒が予感では無かった… そう感じた。
でもね、この「タイヨウのうた」という映画のストーリーにおける「XP」と言う部分を排除して この映画を ひとつのラブ・ストーリーだと視点を変えて見た場合、なかなか良く出来た作品だと感じた事も述べておきたい。
特に 父親役の
「岸谷五郎」が とても良い。
娘の親友を密かに呼びだしての 上の会話のシーンは 娘に対する親バカを自認する私には 物凄く感情移入できるシーンに映り
このシーンが 私には一番泣けたシーンだった。(ToT)
で、この親友の女の子
「通山愛里」 どこかで見た子だなぁ…と思ったら
参考記事:『雨と夢のあとに 第1-2話』
この娘も良い。^^
主人公である「YUI」の演技がどうこうという話を耳目にしたが そんなのはどうでも良いと思うほど
彼女の歌が素晴らしい。^^
惹かれて人が集まる歌… そこに凄まじい程の説得力を備えている表現を 否定出来る程 私は傲慢では無いし、この一連のシーンには感動すら覚えた。
特に
この合間に挟まる「塚本高史」が 実に秀逸な表情の変化を見せているのが素晴らしい。
「バトルロワイアル」以来、彼の出演作を見続けているが 雰囲気やルックスから ちょっとやんちゃな役が多いけど、この作品の様な役柄を そつなくこなしてる様が実に嬉しい。^^
だからこそ、上のシーンでは ぎこちない二人が実に微笑ましく とても良かった。^^
というわけで、出演者は 皆、素晴らしく シーンも局所的に限って見れば 実に良いシーンが多い。
にも関わらず、というか 摩訶不思議とでも言うべきなのは 制作者達における「純粋」さの足り無さだ。
「作品の一部を局所的に認めて誉めたい」という気持ちは確かにあるけれど、それが作品「そのものを認めて制作者達を誉める」という風に受け止められるのは 私にとっては心外だ。
だから、そこをハッキリさせた上で
「YUIの歌は良かった」
そう申し上げる次第だ。^^ (へそ曲がりなんでゴメンネ^^;)


