● 雑感(10月2日)
「バースデー・ウェディング」を観た後日談も含めて…^^;
昨日、「バースデー・ウェディング」の記事を掲示したところ 夜中、不意に携帯が鳴り 出てみると南東北の友からで
「今、TSUTAYAにいるんだけど
”バースデー・ウェディング”って
2005年の公開の映画なんだよね?」
彼は私の記事を読んで 興味を抱き、ブッ飛んで最寄りのTSUTAYAに行ったのだ。^^;
30分ほど過ぎても何も言ってこないから電話を こちらからかけてみたら…
「あぁ、あったよ 今、借りて来て見始めたとこ」
返辞は実に素っ気ない。^^;
が、まぁ 私も鬼じゃない^^
「そっか、そりゃ良かった じゃぁね」
そう私が言うと 彼は
「後で電話していい?」
と言うから
「どうぞ、御自由に^^」と私。
この作品は 実を言うと 私のブログの過去ログに何度か登場した事のある 某大手ショップの店長が 先日、数枚のDVDを持って来て
「ブタネコさんの好きそうな奴を持って来たんで買ってよ」
と言うから「はいよ」と買った何枚かの中の一枚。
その後、見るのを後回しにして忘れていたものだった。
実際、去年の映画なのに 前評判をひとつも聞いて無く、ただ「木村多江」が出てる…って認識しか無かった。
一昨日、書斎の机の上を整理しながら そう言えば、コレ見て無かったなぁ…と気づき
見始めたわけだが、いやぁ… その後、何もする気が失せるほど この作品は私のツボをモノの見事にブチ抜いた。^^;
以前、何かの記事で ちょっとだけ書いた事なのだが、私には妹がいた。
「いた」と過去形なのは 彼女は もう、この世にはいないから。^^;
妹は若くして結婚し、姪を産み その生まれた姪が まだ、立ち上がれないぐらい乳飲み子の時に事故で他界した。
そう、私は「バースデー・ウェディング」の中の「木村多江」に その妹を重ねて見てしまったんだな。
妹はビデオレターなんか遺してないから 姪は自分の母親をアルバムの写真でしか知らない。
実際に、おしめの交換から小中高と成長していく期間 母親代わりを務めたのは ウチの嫁なわけで 姪にしてみたらウチの嫁こそが母親と思っているフシもある。
まぁ、そんな事はどうでも良い。
私にとっても姪は娘と同じだから 彼女の幸せも願ってやまない。
だから、姪も年頃の娘となり 自分の母親が父親(私の義弟)と結婚した時と同じ歳になった姿を見て 私は、只々、感無量ではあるのだが、そこにもってきて この「バースデー・ウェディング」を見ると 他界した妹が 自分の娘に対してどう思っているのかな?なんて事を考えてしまうし、同じ様に 姪も 自分の母親を どう思っているのかな…なんて事を思うと なんか、無性に泣けてくる。
今、世間では少子化が問題となり 女性は子を産む事より、仕事や自分の楽しみを追い求める人が少なくなく、男も 彼女を妊娠させても ロクな責任の取り方も出来ず、中には ただ、責任回避にばかり走り回る輩も少なく無い。
結婚もせず、自分の楽しみを追い求める… そんな姿を簡単に批判できるものでは無いとは思う。
でもね、自分の子供を育て その成長を見守り、家庭を中心に過ごすのも これはこれで幸せなのだが、そんな幸せを判れず 子供を虐待する馬鹿親まで増えている今の世が 本当に平和で幸せな世の中なのかね?
私は 娘と姪に対して どうしようも無いバカ親父である。^^;
しかし、それは 娘や姪のおかげで得させて貰った「幸せ」の結果でもあるのだ。
「留守中に部屋に入った」
「遊びに来た男の友達を 脅かした」
「娘に電話をかけてきた男の子を脅かした」
「家庭訪問に来た担任を怒鳴りつけた」
「参観日に学校に現れた時、不良学生を正座させて叱りつけた」
等々、私の振る舞いに 娘や姪から今までに何度も怒られた事がある。^^;
が、そんな「怒られる」事ですら 今となっては 私にとって、幸せのひとコマなのだ。^^
今日の夕方、娘と姪が揃って外出先から帰宅し、居間で本を読んでいた私の所にやってきて 小さな紙袋を差し出した。
中を開けてみると

12月に公開される「犬神家の一族」の映画の前売り券と 人を小馬鹿にした様な人形のついたストラップ^^
「ん? なんだこれ?」
そう聞く私に
「今日、二人で「夜のピクニック」って映画を観て来たの
そしたら、そこの映画館で「今、犬神家の一族の前売り券を買った人には
スケキヨ・ストラップをプレゼント…って宣伝してたから
お父さんなら きっと欲しがるだろうと思って買ってきたの」
と、姪が言い
「まぁ、それまでに 二代目のオジサンが映画館に行って良いよ…って
言ってくれるぐらいに 元気になって…って意味でもあるんだけどね」
と、娘
不意に目頭が熱くなり、娘達の前で泣き顔を見せるわけにもいかないから
「バカヤロウ、俺は もう、充分元気だ」
なんて言いながら立ち上がったら 膝や腰の関節がグキグキと音を立てる私 orz
娘達は笑っていたけど 私は背中を向けて 窓の外の方に顔をむけ
「泣いちゃ駄目だ 泣いちゃ駄目だぞ…」と自分を励ます。
しかし… 窓の外には 庭からそんな私を見ながら ニヤニヤ笑っている嫁が…
私は 娘達に顔を見せないように居間から書斎へと行き ティッシュで目に溜まった涙を拭き、あらためて財布を片手に居間に戻る。
そして、娘達に
「馬鹿だなぁ… こんな無駄遣いしちゃって
で、この前売り券 なんぼ(いくら)したんだ?
ん? 1300円?」
すると娘達は
「いいよ、私達 それ半分こずつ出し合ったんだから… プレゼントだよ」
と、また 私の涙腺のバルブを壊す様な事を言う。
でもね、私の壊れたのは 涙腺のバルブだけじゃない。
心のタガまで壊れてしまい 財布から1万円札を2枚抜き出し 1枚ずつ娘達に渡して、
「駄目だぞ、無駄遣いなんかしないで 大事に使わないとな」
と、2万も無駄遣いする私(ToT)
すると、娘達は
「やった~ これで、明日も映画に行けるね♪」
と、言い合って笑顔。
「ん? 明日は何を見に行くんだ?」
と、聞くと
「”UDON(うどん)”か”出口のない海” どっちにしよう…」
なんて言ってる。
「(どれもこれも 俺の見たい映画ばかりじゃん…orz)」
と、少し羨ましい想いにかられていたら いつの間にか背後からス~っと近づいた嫁が 私の手から財布を奪い、その中からさらに 1万円札を1枚抜き取ると
「駄目じゃ無いアナタ 私のぶんを忘れちゃ…
じゃ、これで 明日は3人で 両方とも観に行くわよ」
そう宣言する嫁。
釈然としない想いに包まれながらも
「じゃぁ、@@@のピザを帰りに食べに行こうよ」
「その前に 冬物のブーツが欲しい…」
「あ、駅ビルに カワイイお店が出来たらしいの…」
嫁と娘達が にこやかに、しかも楽しそうに会話をしてる様を眺めると
「あぁ…、ウチは幸せで良かった…」
と、(自分が本当に幸せなのか気づけずに) ほんわかした気持ちになる私だった。
あ、そうそう…
南東北の友は 早速、借りて来た「バースデー・ウェディング」を観て ズブズブに泣いてたよ^^


