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2006年09月01日

● 女王蜂(岡穣二版)


1952年に公開された大映映画「毒蛇島奇談 女王蜂」の貴重なVTRを入手したので語る。




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私が横溝正史の そして金田一耕助の熱狂的なファンである事は 今まで何度も語ってきた事だが…


市川崑が監督で 石坂浩二が演じた金田一耕助を「犬神家の一族」で初めて目にした時、


「コレだよ… コレこそが金田一耕助なんだよ…」


そう嬉し泣きした理由も何度か述べた。


ようやく、その理由を画像を基に主張できる。^^


まぁ、御覧頂きたい。


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これが月琴島の遠景で…


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これが島の近景で…


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伊豆の下田沖の島なんだけど南国情緒が漂っていて…


何故か、この島はマムシ(蝮(蛇))が一杯いるそうで…


で、基本的に この映画の物語の冒頭は原作のストーリーに わりと準拠してはおり…


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学生が二人 この島を訪ね…


ひょんな事から 当時の大道寺家の当主と懇意になり…


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招かれた夕食の席で


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もてなしの踊りを舞う 琴絵


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琴絵(左) と 家庭教師(右)


学生の一人である日下部は 島で珍しい植物を採取しているうちに…


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マムシに咬まれて


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たまたま馬に乗って通りかかった琴絵に助けられ… 愛が芽生える。


もう、この辺で 熱心な横溝ファンならば少なくても苦笑している事だろう…^^;




さて、琴絵の娘(智子)が成長し 婚約者として島に迎えに行こうとする青年に「島に来るな」と脅迫状が届き その青年が先輩の探偵のもとを訪ねるわけだが…


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立派なオフィスを構え、背広姿でダンディな金田一…


画面にチラッとしか映らないが 社員らしき人物が数名いる部屋が隣りにある。^^;


もうね、この辺で完全に原作からは乖離してしまい…


その後、青年が島に渡ると 恐ろしい事件がいくつか生じるのだが、金田一は島にいない。


で、この結末は どうなるのかなぁ…と眺めていたら


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ある事件の被害者を 島の人々が荼毘にふしているところに


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胡散臭い爺ぃが現れ 意味不明な事を口走る。


その爺ぃは

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荼毘に付した人物の葬儀の席に乱入し 犯人を名指しする。


狼狽する犯人から「何を根拠に そんなデタラメを」と言われ


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ズラを取り…


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マユゲを毟り…


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髭を取り…


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入れ歯を取ると…


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うわぁ~ 金田一だぁ~ って オイッ!!!


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そんなの金田一耕助じゃない!!! ( ジッチャンの名にかけて… orz )


犯人は 家庭教師を拳銃で撃ち殺し、警官に撃たれて逃走し、警察犬に噛みつかれ、崖から落ちて死ぬ。

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島から帰る船の上で 美味そうにタバコを吸う金田一(刑事コジャック?)


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同じ船上で 月琴島を眺める琴絵と婚約者…

(まるで 中国共産党のスローガン・ポスターみたいな構図^^)


これだけ述べれば 御理解頂けると思う。^^;


何故、私が

この金田一像に執着し 嬉し泣きしたのか…を




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 気が向いたら…で結構です。^^;

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『女王蜂』関連の記事

コメント

いや~金田一関連で久々に笑わせていただきました。
なるほど洋服颯爽金田一。同姓同名の別人ですな。
しかも多羅尾坂内風ときては唖然を通り越してもう笑うしかないです。

この時代のこういった映像の雰囲気は決して嫌いではないのですが・・・それにしてもあの『女王蜂』が南の島の毒蛇島奇談に・・・なんかすごいことになってるなあ(笑)
あらためて横溝正史の寛大さを実感しました。
貴重な映像をありがとうございました。

洋服颯爽金田一、初めて見ました。こういう風だったんですね・・・。人物造形にほとんど原形が残されていないのは、けして私の気のせいではないはず^^;

思うんですけど、ああいったストーリーの中での探偵って、見るからに有能なタイプよりも絶対に、ちょっと見頼りなさそうで胡散臭げで、でも人柄に独特のユニークさがあり、実は犯人の上をいく・・・みたいな、すなわち原作どおりの人物造形の方が面白いと思うんですが。こんなことを考えるのは、少数なんでしょうか?
それとも、これがつくられた時代は、原作どおりの金田一耕介像では商業的に難しそうな時代だったんでしょうか?

そういうことを考えるにつけ、時代は変わるんだなあと、思わざるをえません。
そして、横溝先生の寛大さに乾杯です。
本当に貴重な画像をありがとうございました。

ちなみに、私の予想。
ブタネコさんは今年のお正月、主治医を口説き落として、映画館に「犬神家の一族」を観に行くのでは? なんちゃって^^;

★ HAZUKI さん


お呼び立てをして申し訳ありませんでした。

と言うのも、この記事は 是非、HAZUKIさんに御覧頂きたかったもので…^^;


>いや~金田一関連で久々に笑わせていただきました。
>なるほど洋服颯爽金田一。同姓同名の別人ですな。
>しかも多羅尾坂内風ときては唖然を通り越してもう笑うしかないです。


凄いでしょ?^^

あらためて見て、腰が抜けましたもの。


>この時代のこういった映像の雰囲気は決して嫌いではないのですが・・・それにしてもあの『女王蜂』が南の島の毒蛇島奇談に・・・なんかすごいことになってるなあ(笑)


毒蛇…って言っても ただ、日下部が咬まれただけで 他には登場しないところが また、凄い^^


>あらためて横溝正史の寛大さを実感しました。


「真説金田一耕助」に岡穣二について語られている行がありますが、コレ見て その文を読むと 本当に横溝正史先生の寛大さが判ります。^^

(私なら 相当、怒って暴れてますね)


★ しき さん

>洋服颯爽金田一、初めて見ました。こういう風だったんですね・・・。

そうなんです^^;


>人物造形にほとんど原形が残されていないのは、けして私の気のせいではないはず^^;

陰も欠片もありません。


>…こんなことを考えるのは、少数なんでしょうか?

いえ、そんな事無いと思います。

>それとも、これがつくられた時代は、原作どおりの金田一耕介像では商業的に難しそうな時代だったんでしょうか?

いえ、私の勝手な憶測ですが この当時から そして今でも映画界、特に制作者側には奇妙な特権意識というか 実にクダラナイ プライドみたいなモノがあるようで、「映画にするんだから 原作を どう弄っても勝手だろ」みたいな傲慢さがあると思うんです。

そのくせ、「映画は芸術だ」なんてぬかし 映画がウケ無いのは観客の理解度が低いからだ…みたいな 自己中的思考が蔓延っている様な気さえします。

その悪習は 特に「文芸大作」と銘打つ映画にハッキリと今でも現れてると思うわけで…

だから私は そんなモノは見ないんです。^^


>そして、横溝先生の寛大さに乾杯です。

ええ、本当にそう思います。^^


>ブタネコさんは今年のお正月、主治医を口説き落として、映画館に「犬神家の一族」を観に行くのでは? なんちゃって^^;


あれ? 知りませんでした? その為に私はリハビリ頑張っているのです。^^

はじめまして。
私も小学生の頃角川の『犬神家の一族』の映画を見てからの横溝ファンですが、こちらのブログの考察はほんとにおもしろいです。

颯爽とした金田一シリーズが製作されていたというのは知っており、昔の『七つの顔を持つ男・多羅尾伴内』風であるというのも聞き及んでいたのですが、まさかこうだとは。
貴重な画像拝見させて頂きほんと、感謝・感謝です。
当時はこういう探偵ものが流行っていて、興行としてこういう作風にしないとヒットしなかったんでしょうかね?
面白い原作が湯水のように出てくるわけもなく、あちこちからかき集めた結果が金田一さんの原作だったんでしょうか。

私の考えは皆様がほとんど出してくださっているので、いまさらな意見なんですが、いいもの見せていただきました。
ありがとうございます。
これ、映像として見てみたいものです。

★ ちびた さん

こちらこそ はじめまして コメントありがとうございます。^^

笑えるでしょ この映像。^^

どうやら、原作に惚れ込んでの映像化ではなく 多羅尾伴内形式の物語に利用したかっただけみたいです。

【※注意!!】

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