● 映画版「電車男」 再考
ちと気が向いたので 以前(2005年8月11日)に掲示した 映画版「電車男」という記事をリメイクする事にした。
正直に言わせて貰えば 原作、映画、TVとあって 私は「映画」が一番面白いと思った。
「映画」が一番面白いと思う… 最近の「原作」「TV」「映画」という3本立て作品にあって 私の感想の中では 極めて希有な作品である。
まぁ、それぞれを比較するのは乱暴とは思うけど、私の場合は TV版は「陣釜PV」&「オマケ堀北」だと思っているし、原作より映画の方が面白かった… ここが最近の作品の中で特筆すべき点なので あえて指摘してみたい。
で、まず冒頭にてお断りしておきたいのは あくまでも個人的な事なのだが、
私は 中谷美紀が好きでは無い…という事。
女優としてのテクニックが素晴らしいという事は認める。
映画「電車男において、年上の女性という設定のエルメスが 優しく電車男を包むように話す語り口は とても秀逸だったとは思う。
ただ、私は個人的に 中谷美紀に限らず、痩せすぎの人間を見るのが 男女を問わず、もの凄く嫌なのである。
体質的なモノと言ってしまえば それまでなのだが、頭蓋骨が浮き上がっちゃってるんじゃないか?という痩せた顔や あばら骨が 洗濯板(死語ですか?)の様に浮き上がっているボディを見ると もの凄く、精神的に引いてしまうのである。
これは 病気で その様な姿になって亡くなってしまった方を数人知っており、それが故のトラウマなんだろうと 自分で解釈してるので けっして中谷美紀を誹謗するつもりは無いのでお許し頂きたい。
なので、中谷美紀=エルメスに関してのコメントは避けたいと思う。
さて、原作よりも映画の方が面白い…と個人的に感じた 最も大きな理由は 原作の中で つまらないと感じていた部分を 思いっきりカットしてくれていた点である。
特に 原作の ラストの、告り終えた後の電車男とエルメスのエピソ-ドは やっかみ半分と言われれば それまでだが、全く映像で見たいと思って無かっただけに嬉しい。
2時間という枠の中に どこまで原作の面白さを詰め込むか…
そういう制作者に最も要求され期待される部分が「電車男」は成功で「亡国のイージス」は大失敗 その典型的な例とも言えるのじゃ無かろうか。
(緑のジャンパーが山田 オレンジ色のジャンパーが田中幸太朗)
冒頭の山田孝之のオタクぶりは 秋葉原辺りでは今では自然な姿なのかもしれないが…
(私の場合は 某国立大学理工学のとある研究室には ゴロゴロいるが…^^;)
会社勤め…という点では 少し酷すぎるんじゃないか?なんて ちょっと思ったけど そんな事は まぁ、良い。^^
それよりも 山田孝之の演技は やはり巧者だなぁ…と今回も唸らされる部分が多く、特に それを感じたのは
エルメスと初めて食事をした時の表情が 何とも言えず おそらく母性本能を刺激するフェロモンが醸し出されていたんじゃないか?と感じたとこ。
年上の それもキャリアウーマン系をキュンとさせる顔とは こんな感じなのかな…と思うと まぁ、私には無理な相談と理解出来た。^^;
エルメスとの抱擁シーンは 必要以上にウジウジ感があったけど、それだけに
「がんばって」
と声をかけてからのエルメスの演技が 巧くカバーして相乗効果をもたらした様な気がする。
なので、あえて一言お許し頂けば 中谷美紀というキャスティングは原作通りなのであろうけど、ちと ババァ過ぎないか?と感じた事。
それは、それだけ山田孝之が幼く見えたから…かもしれないけどね。
で、この映画版が 個人的に気に入った理由は 映画版のキャスティングが… 木村多江、西田尚美、白石美帆…って 私にとっては 大御馳走ばかりの女優陣だったのね。
もうね、実は それだけで殆ど満足してた。
「西田尚美」
「白石美帆」(陣釜に進化する前^^;)
そして…
「木村多江」
それと、特記すべきなのは
「三宅弘城」「岡田義徳」の二人
とても良いオタクぶりだったし、特に「三宅弘城」の
「さわやかに鬱にしてくれてありがとう」
という台詞は 耳に焼き付くほど笑わせて貰った。
