● 海上自衛隊新人パイロット物語
昨夜、日テレ系で放送された『アンテナ22「初潜入!海上自衛隊新人パイロット物語」』を観た。
海上自衛隊の 若き操縦学生のドキュメントで 久しぶりに男の世界を堪能した。
(と言っても私はホモでもゲイでも無い。)
操縦学生に対して 罵詈雑言を浴びせ、時には鉄拳が飛ぶ。
幻想的平和主義者達が見たら「暴力反対」「体罰禁止」と 金切り声を上げて、口角泡を飛ばして喚き散らすのだろうなぁ…
でも、学生達は そんな教官を恨んだりなんかしない。
逆に そんな風に教官を怒らせた自分を ふがいなく思い、反省し、努力の糧とする。
番組内でも言っていたが、一瞬の判断ミスが命に関わる。
パイロット(自分)だけが死んだり、怪我をすれば済む話では無い。
単座(一人乗りの)戦闘機でも無ければ、どんな機体でも自分以外に乗員がおり、機体だって安いシロモノでは無く、間違って墜落した機体が民家や 一般人が多く集っているところにでも墜ちた時には大惨事にもなる。
それだけの責任を任される以上、キッチリと技能を身につけておく責務がある。
しかも、このオロオロする横に同乗する教官は、もう それだけで命懸けなのだ。
そこを視聴者が どれだけ把握出来ていたのだろうか…?
やがては、
この対潜哨戒機P-3Cの乗員になるのだろうか?
その日を迎えるための訓練は 生易しいモノでは無いのだ。
この気合い漲る「敬礼」こそが 本物の「敬礼」だ。
私が このブログで過去に、たとえば「男たちの大和」の中で怒り、「零のかなたへ」で誉めた敬礼の意味がお判り頂けるだろうか…
さて…
番組は 努力を重ねた操縦学生が検定試験に合格するところでラストを迎え、中には このシーンに感動した視聴者も多いだろう。
怒りまくっていた鬼教官が
陰ながら手を叩いて誉めている背中に男の優しさを たしかに感じる。
でもね、シビレるシーンは そこじゃ無い。
その、ちょっと前
検定終了時に 着陸後、おそらく検定官は「今のフライトについて 貴様はどう思う?」と感想を聞いたのであろう…
それに対し、
「自分的には 今までで一番いい出来だと思いました」
と応える学生に
「はい、了解… 自信持ってやれ」
「合格だ」
この検定官の台詞回しが 実にカッコ良い。^^
経験に裏打ちされた「漢」が滲む 実に渋い言い回しだった。
このドキュメンタリ-番組は 久しぶりに熱いモノを感じる良い番組だった。
