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2006年08月27日

● 雨鱒の川 再考


2004年に公開された映画「雨鱒の川」に関して2005年の5月22日に 一度、記事を掲示したが、今回 再見の上で再考しようと思う。



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2004年の末まで「綾瀬はるか」という女優の存在に全く気づかずにいた私ではあるが、実は この作品には興味を持っていた。


その理由は「磯村一路」という監督の存在である。


私の中で名作と呼び声の高い「がんばっていきまっしょい」の監督が この「磯村一路」であり、観賞後 なかなか、感慨深かった作品として記憶に残っており、


「船を降りたら彼女の島」2002年公開(主演:木村佳乃)


と言う作品も 同じ監督で 私、個人的には好きな感じの作品だったから。


さて…、そんな 映画「雨鱒の川」に関して述べると…


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率直に言うと バックに映る北海道の景色を綺麗に映している映像は さすが「磯村一路」だなぁ…と思った。


私が個人的に 大好きに思う松山から見た瀬戸内の海を「がんばっていきまっしょい」で 見事に映した監督だけの事はある。


しかし、スト-リ-については あくまでも個人的な意見だが、感動するには至らない…というか、むしろ駄作とも思えた。


これは原作を読んだ時に 既に感じていた事なのだが、スト-リ-じたいは感動的に良い話なのだが、道産子の私としては なんとなく 


「この著者は 雪国の事を あまり知って無いなぁ…」


という事を感じていたけれど、映像を見るに至っては


「この映画の製作者は 北海道の事を判って無いなぁ…」


という感じがつきまとったからだ。


つまり、道外の人が勝手に想い描いた北海道の風景… 行き着くところは そういう事だったんだな…と。


それが、映画化となり 映像となって つくづく如実に垣間見れた。


風景映像は美しかったが、物語には 違和感が漂った… という事である。


細かいと思われるかもしれないが あえて例を挙げると…


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上の二つの画は母親の最期のシーンの中の二コマだが その中に、いくつもの違和感のもとがある。


まず、真冬の深夜 町中ならともかく、町はずれの しかも農道の様なところを 天気が良いからといって独りで歩いて帰るのは無謀である。

(特に持病を抱えていればね^^;)


ちょっと風が吹くだけで「地吹雪」と呼ばれる 降り積もった雪が風に舞って吹雪になる事があり、危険なのだ。


しかも、この女性の靴はオシャレと言えばそれまでだが、この様な場所を歩くには短すぎる。


どこの町かは知らないが、どんなにオシャレが必要でも 町中だけを歩くので無ければ膝下までの長靴を履くのが北国じゃ基本。


しかも、よく見れば手袋も履かず… 仮に これが「自殺」だった…とか、酒に酔っていた…としても この格好で踏み固めた地面では無く、新雪の中に踏み込む人は北国には少ないと思われる。^^;


余程、深酒しないとね 真冬に家(建物)の中で酒を飲んで酔っぱらっても 帰りに一歩建物から外に出たら 寒気で わりとシャキッとするもんだしね^^;


ゆえに、本州人が この作品を見たらどう思うのか?という視点とは違い 道産子としては こんな画像で納得しろと言うのは かなりキビシイ。^^


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この様に 雨鱒と少年が会話を交わすシーンはファンタジーの醍醐味とは思うけど 子供の台詞で 全てを観客に判らせようとするには演出が弱すぎる。


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だって、それまで 散々、その川で モリで魚を突いて捕っていた子供…として描いているのに どうして、その雨鱒は その子供と仲良くなろうとしたの? 純粋な子供だからこそ会話が出来た…とするなら その前の描写はイタダケナイし、御都合主義か?とさえ思える。^^;




ただね、


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「綾瀬はるか」に関しては 全く別の話である。


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まだ、この頃は荒削りで 話せない女の子の役という事もあり、彼女の独特の声は聞けないが たぶん、この役をやった事が 後の他のドラマで肥やしになったんだろうなぁ…って事も容易に想像がつく。


私は自他共に認める「綾瀬はるか」ヒャッホイ・ヲタではあるが、無造作に なんでもかんでもヒャッホイと述べる気は無い。


だから、多くのヲタは「この頃から光り輝いていた…」なんて褒め称えるのだろうけど…


本編映画での「綾瀬はるか」は そんなに多くを語るほどの演技では無い。


むしろ、本編においては 単なる脇役でしか無いけれど


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「伊藤歩」の方が輝いていたとさえ思う。


実のところ 私は「伊藤歩」のファンなのである。


いろんな作品に出演している「伊藤あゆみ」だが、その殆どが設定上では、けっして目立たぬ役が多いけど でも、必ず 私は目を惹かれているからだ。


結果論的に言えば TV版「世界の中心で、愛をさけぶ」での好演により、「綾瀬はるか」の存在感が大きくなってしまったけど、「伊藤歩」は 彼女なりに いつもの様に良い仕事を「雨鱒の川」の中でもしていたと 私は高く評価する。 




で、作品全体に対する総論的感想を言えば この作品は極めて希有な作品で 映画の本編よりも メイキングとして別売されたDVDの方が はるかに評価が高く、私も同感に思っている。


それは、本編では役柄設定上。まともな台詞がひとつも無かった「綾瀬はるか」が、ナレーションを務めているからで その声は筆舌に尽くせぬぐらいに秀逸なのだ。


従って、本編はそんなに評価されないのに メイキングは異様に評価が高い… 極めて希有な作品だ。


で、その結果を制作者 特に監督の磯村一路は どう感じているのか個人的に興味が大なのである。^^;


それにしても…、今、思えば とても残念なのは 「綾瀬はるか」が北海道内で「雨鱒の川」のロケをしていた…という事実を 全く関知していなかった事である。


もし、ロケが今ならば 仕事も、家庭も、ブログも放り投げて ず~っとロケ地で呆けた様にギャラリ-してたのに… そう思うと もの凄く残念でならない。(ToT)


あ、そうそう…


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筏の件は武士の情けで 触れないでおくよ。^^;


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 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

筏に触れなくて、いかったいかった。。。
o(^▽^)oゲラゲラゲラゲラ

★ ピエロ さん

山田く~ん 座布団でブン殴ってやって…

こんにちはブタネコさん
「雨鱒の川」最近私も記事書いたので観ていただけるとうれしいです
(ブタネコさんの記事には足元にも及ばず恥ずかしいのですが・・・)
メイキング、ナレーション秀逸ですねえ~同感です^^
>筏の件は武士の情けで 触れないでおくよ。^^;
うっ思いっきり突っ込んじゃいました、ギャグ抜きで ToT)

★ K さん

ども、こんばんは^^

>「雨鱒の川」最近私も記事書いたので観ていただけるとうれしいです

ほい、では後ほど 拝読に伺います。^^

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