● ホンカンがんばる
倉本聰が描いた「うちのホンカン」シリーズ全6話の第2話で1975年10月19日の放送。
第1回では ホンカンの駐在地は北海道茅部郡森町字砂原だったが、今回は転勤により…
住所としては「北海道千歳市支笏湖温泉」だが、実際には
湖畔の一角に固まった集落
この支笏湖は 洞爺湖や阿寒湖と同様、道内の湖畔の景勝地としては風光明媚なところではあるが、他の湖に比べ温泉街と呼べるほど ホテルや旅館が多いわけでは無いので、観光としては主に 日帰りで行くケースが多いのだが、支笏湖の場合、他の湖と趣が異なるのは 湖畔のキャンプ場が他の湖より古くから利用客が多く人気が高い。
さて、広報資料による この第2話のあらすじを引用すると…
広大な支笏湖の周辺を一人で守る駐在が、
10倍以上の倍率のある巡査部長試験に挑む。
妻と娘の期待を背負って、既に8度目の挑戦だが…。
森と湖に囲まれた小さな駐在所で、精一杯生きているホンカン一家の日常を描く。
…と、記されている。
さて、この第2話の話のキモは…
ホンカンの転勤に伴い、一緒に引っ越してきた娘だったが…
密かに 親には内緒で 前任地の砂原で付き合っていた恋人(蟹江敬三)が 娘のもとを訪ねていた。
ある日、ホンカンは
人気のない場所で作業中に
偶然、娘が男と会っているのを見てしまう。
その夜、何事も無かった様に食事している娘に ホンカンは問い質そうにも切り出せず…
その後、風呂に入ろうとしたら 知らないうちに先に入っていた娘に悲鳴を上げられ嫁に怒られる。
それが なんとなく釈然としないホンカンは
風呂から上がった娘に 逆ギレの様に説教をする。
すると、今度は娘が怒り
その後、ホンカンが風呂に入っているところに 裸になって入っていき、慌てて逃げ出すホンカン…
第1話が好評だった為、シリーズ化の声が上がり制作された第2話だったが、この第2話の出来が 第1話以上に素晴らしい。
つまり、年頃の娘を持つ父親の悲哀が 実に巧く描かれていて…
そこに昇進試験や
自殺騒ぎがあり…
倉本聰脚本の妙が発揮された 実に素晴らしい物語だった。
