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2006年08月14日

● 総理と呼ばないで


1997年4月~6月期にフジ系で放映されたドラマで 脚本が三谷幸喜




総理と呼ばないで

このドラマは視聴率があまり高くなく、一般的には そんなに評価が高くない。


でも、私は このドラマは素晴らしい出来の物で 三谷作品の中ではトップクラスのひとつだと感じている。


特に、三谷のドラマの秀逸な点は いわゆるワキ役と呼ばれる人々に ちゃんとスポットをあてる事と、そのキャスティングの妙にあると思う。


言い方を変えれば 演劇人としての彼の友人が多く出演している…という ともすれば内輪で固めたと批判される向きもあるようだが、私は 橋田ファミリーとか呼ばれてる役者達なんかよりも よほど芸達者で渋い面子が揃っており、好ましく感じている。


物語は架空の国の総理大臣と その家族や側近達のドタバタ劇。


とある政党で 総理就任者が次々とスキャンダルで退陣し、唯一、清廉潔白(実は 何も取り柄が無い)な二世議員(田村正和)が総理となる。


史上最低の支持率で組閣し、他の議員達から敬遠されて官房長官のなり手も見つからず、娘の家庭教師として雇った大学生(筒井道隆)を官房長官に就任させる。


総理夫人(鈴木保奈美)は 派手好きで、前妻の娘(佐藤藍子)と仲が悪い上に 密かに風間杜夫と浮気しており、娘は 正体不明な演劇集団に所属し、その集団の座長と恋仲になる様な「お嬢さま」


総理官邸に集う秘書官達は 密かに総理を小馬鹿にしており、メイドや賄いさん等、使用人達も適当に働く人ばかり…


出演は


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「田村正和」


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

総理と呼ばないで総理と呼ばないで

総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「鈴木保奈美」

とんねるずの石橋と結婚して以来、画面で見る事が無くなったが その姿勢は山口百恵と同様 実に、清々しい。

けっして、男尊女卑的意味合いを言うつもりでは無いが、結婚後 バラエティなどで醜態を晒してるような元アイドルを見ると 彼女らがアイドル時代に熱を込めて応援してたのが空しく思う事が よくあるからだ。


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「佐藤藍子」


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「筒井道隆」


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「西村雅彦」


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「藤村俊二」


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「戸田恵子」


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「鶴田真由」


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「小松政夫」


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「仲本工事」  


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「田山涼成」


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「小林勝也」


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「青柳文太郎」


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「郷田ほづみ」


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「篠井英介」


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「小林隆」


といった人々で 見て判る通り、実に渋い面々だ。


実際に全11話を見た時、冒頭の1~3話ぐらいまでは このドラマは何をどう語りたいのかが理解し難く その辺で視聴を断念した人々が多い。


けどね、この作品は後半にいくに従って どんどん面白くなる。


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

最初は 総理がメイドにセクハラをした… と、マスコミに叩かれ 総理夫人は愛人と逃避行に行こうと家出したが、総理のもとに戻り記者会見でメチャクチャな事を言い出す。


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

補佐官の暴力団との癒着が問題となり… 総理は退陣する。


このドラマが放映されたのは1997年で 当時の首相は橋本龍太郎だった。


ちょうど 日本新党や社会党などが政権を執り、口先だけで無能な事を証明しただけにすぎなかった時期を過ぎ、これまたロクなもんじゃないけど自民党に政権が戻って間も無い頃。


でね、このドラマを 今の時代に見直すと、なんか実に面白い。


田村正和の風貌が というよりも、タヌキぶりが小泉に通じる感があり、実に風刺が効いている風に感じられるのだ。


印象的にありがちな 政治屋(けっして”家”では無い)の裏側とでもいうべき実態は こんなのかもしれないな…(もっと醜悪だけど)と思わされる部分も大だし、なによりも このドラマのラストは 実に見事に幕が下ろされる。


充分なヒネリが効き、良いドラマだった…と ちょっと感動に似た余韻にも浸れるのは三谷の脚本の妙だと思う。


さて、ドラマの内容とは関係無いが ちとウンチクを…


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「二瓶正也」

役名が「キャップ」となってるのを見て「ニヤッ」と出来るのは30代後半以上の方だろう… そう、この人は初代ウルトラマンでのイデ隊員 このドラマの役柄はSP、つまり総理のボディガードである。


総理と呼ばないで総理と呼ばないで

「相沢友子」


名前を見て「あれ?」と思った人は ドラマ通。^^


この人は 元は歌手で このドラマの頃は女優。


その後、彼女が書いた「COVER」という小説が太宰治賞の最終候補作に残ったのがキッカケで作家になり、


  ・私を旅館に連れてって

  ・いつもふたりで

  ・恋ノチカラ

  ・天国のダイスケへ~箱根駅伝が結んだ絆~

  ・めだか

  ・17年目のパパへ

  ・大停電の夜に


などを書いた人であり、実に多彩な人なのだ。


尚、このドラマには 田村の後継総理として


総理と呼ばないで

「唐沢寿明」が登場するが これが実にキザで嫌味な奴を好演している。


そのおかげで 田村の哀愁度が増し、実に締まったエンディングに至る。


総理と呼ばないで総理と呼ばないで




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コメント

なるほど・・・。私は第1話と第2話ぐらいで降りちゃった組です。
記事読ませて頂いて、ちょっと興味が湧いてきました。(笑)
機会があったら見直したいですね。
二瓶正也さんは最近さらにお太りになられましたね〜。びっくりしました。

★ samurai-kyousuke さん

ども、暑中御見舞を申し上げます。^^

そうですか… 2話でおりられましたか^^ 勿体ない^^

このドラマは5話までは 前フリで6話以降が本番です^^

で、なかなかレンタル屋には無いみたいです。 勿体ない^^;

私もこのドラマ大変好きでした。
一部で低視聴率のため途中で終了したなどとの声もあったが、私が見る限りキチンと完結していると思う。

★ イエローストーン さん

>一部で低視聴率のため途中で終了したなどとの声もあったが、私が見る限りキチンと完結していると思う。

たしかに 私も「打ち切り」だったというような話を聞いた記憶があります。

でも、イエローストーンさんが仰るように キチンと完結してますよね

ラストの総理の退陣のスピーチは 実に見事でしたもの^^

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