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2006年08月11日

● スワロウテイル


1996年に監督・脚本・原作の全てを 岩井俊二が担当して制作・公開した映画




先日、このブログの常連コメンティターの「うごるあ」さんとの コメントの中で「伊藤歩」に関しては「スワロウテイル」が必見です…と述べた。


実を言うと 1995年に岩井俊二が制作した 中山美穂:主演の「Love Letter」という作品が 私は物凄く好きで…


  参考記事:『Love Letter


その次回作に当たる


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この「スワロウテイル」に 物凄く期待を抱いていた。


で、この作品が劇場公開された初日に 映画館に行き、見たのだが…


その時に 最初の30分間 この作品の世界観が掴めず「何じゃ こりゃ?」と期待はずれの失望感に襲われ… ちょうど30分過ぎぐらいの時にポケットの携帯が震動し、仕事上 重要で緊急性を要する案件が生じたとの連絡が入った事もあって 途中で見るのを止めて そのまま映画館を出た。


で、私の脳裏には「スワロウテイルはクソ映画」という印象が強く刻まれた。


ところが、私の高校時代からの友人達は 実は この作品を皆、高く評しており その意外性にも驚いていた。


で、数年後 たしかWOWOWだったと思うのだが、放送されたのを 居間で寝転がりながら最初から最後までジックリと腰を据えて見たところ…(その結果は 後ほど^^)


物語は 日本のどこかに出来た架空の街「円都(イェンタウン)」が舞台。


そこは円を稼ぎにやってきた不法滞在者によるコミュニティで


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大半が貧民街化している街。


そこに住み着いていた娼婦が

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ある日、死体で発見され


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身寄りの無くなった娘:アゲハ(伊藤歩)は


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紆余曲折を経て 娼婦のグリコ(Chara)に引き取られる。


その後、アゲハは グリコに

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上海からの不法滞在者:フェイホン(三上博史)のもとに連れて行かれ


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アルバイトとして 仕事を手伝うように命じられる。


ってな感じで その後のあらすじは書かないでおく。^^;


出演者は


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「Chara」 グリコ:元は娼婦から歌手になった女


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「江口洋介」 リョウ・リャンキ:貧民街のボス


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「伊藤歩 アゲハ


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「渡部篤郎」 ラン:謎の男


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「桃井かおり」 鈴木野:雑誌記者


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「山口智子」 シェンメイ:謎の女


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「渡辺哲」 葛飾組組長


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「ケント・フリック」 デイブ:不明


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「ミッキー・カーティス」 医者


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「大塚寧々」 レイコ:壊れた娼婦




さて、この中で 特筆すべきは 壊れた娼婦役の「大塚寧々」


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「大塚寧々」の壊れっぷりは見事と言う他無く、その後の彼女の配役に大きく影響を与えたんじゃないか?とさえ思う。




さてさて、最初に この映画を見た時に「クソ映画」と判断した私だったが…


その後、腰を据えて見直した結果 この映画は 実はなかなか良い映画だったと見直した。


それは この映画の物語が 今からほぼ10年前の時点では ちょっと難解すぎたのだが、今回 この記事を記すにあたって再見して尚更感じたのは 10年前では早すぎて難解だったけど 今、見直すと 実に社会風刺の効いた物語なんだ…って事。


特に不法滞在者による犯罪や 組織暴力は当時もあったけど、徐々に拡大化した今日の方が もっと深刻なリアル感が伴う。


同時に、バブル以降 不景気を理由に 金に対して貪欲になった反面、その手の犯罪が多種多様に悪化した背景も同様だ。


で、そういった背景とは別に 私は基本的な ある事実を見落としていた。


それはタイトルの「スワロウテイル」(SWALLOWTAIL)ってアゲハ蝶だったんだ。^^;


しかも、


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このシーンの直前に 映画「カンゾー先生」で麻生久美子が見せた女優魂と匹敵するほどの女優魂を 当時16歳(?)の伊藤歩が発揮していたのだ。


  参考記事:『カンゾー先生


つまり、「アゲハ」こと「伊藤歩」が主演の作品だったのを マヌケな私は気づかなかったのだ^^;


これを「クソ映画」と ロクに見もせず認識していた己を私は 深く恥じる。


で、決して御世辞を言うつもりは無いが この映画は「記憶に残る映画」だと思う。


と言うのは、私の個人的状況だが 不意に誰かに


「今から10年前に見た映画で、出来の良し悪しは別にして記憶に残る映画をいくつか挙げてみな」


と、言われた時 けっして、トップではないけれど この映画のタイトルは必ず思い出す。


そういう意味での「記憶に残る映画」なのだ。


で、たぶん 私と同世代の人なら懐かしく思うだろうと推察し 最後に画像をプレゼント。^^







【管理人注記】

この動画は 視聴期間が終了となりました。

御意見・御要望・御感想は 御気軽にコメントに寄せて下さい。^^


【追記:8月11日】


実は あまり知られていない事だが、伊藤歩は 「Mean Machine」(ミーン・マシーン)と言う名のバンド活動をしている。

(現在も活動中なのかは不明)

で、女性5人だけの編成のバンドなのだが、残りのメンバーのうち二人が 元JUDY AND MARYのYUKIとCHARAなのだ。

ちなみに、デビュー曲のタイトルは『スーハー』という。




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コメント

Chara、久しぶりに聞いたけど、やっぱ良いよなー
途中のスライドギターは鈴木茂かなぁ・・・

まだこれ観てないけど、ブタネコさんの作品紹介は決してネタバレせずに
それでいて視聴、もしくは読書意欲をそそる紹介をしてくれるのでホント、何時もお世話になりっぱなしで・・・

私が最近の映画(特にアメリカ映画)を観なくなった要因の一つが、
毎回毎回同じような爆破のシーンしか見せないテレビCMにあるといっても過言ではないので
(もう、どの作品のCMを見ても同じ内容にしか見えない)
見習ってほしいもんだって思ってるんですよ、いやホントに。

★ うごるあ さん

記事で述べるつもりで忘れていた事を追記しておきましたが…

伊藤歩は CharaやYUKIとバンド活動してるんです。(ウンチク^^)

>Mean Machine

あーあー、あったあった、そんなバンド。

よく覚えてましたねー。

CHARAとYUKIだけのユニットっていうのもあるぐらいだから仲良いんでしょうね。

★ うごるあ さん

>仲良いんでしょうね。

さぁ…^^;

懐かしいなー
大好きでした。この映画
チャラが嫌いだった俺がサントラ買ったくらいだからねぇ

ブタネコさん動画ありがとう

★ えどん さん

やぁ、えどんさん お久しぶり^^

暑中御見舞申し上げます。

最近は なんか、やってますか?

残業の合間のブタネコ様のブログめぐりが今の私の楽しみです。
この映画は公開時に見に行きまして、映画館の暗闇で声がでる号泣状態に。
一緒に行った友人に白い目で見られました。子どもがよくなるお腹ヒクヒク泣きがとまらなかった・・・・
「記憶に残る」映画。いいことおっしゃいますね。何がそんなにキてしまったのか自分では解らないまま、
見返すのが怖くてまだ再見していません。

でもブタネコ様の記事を読んで、「そろそろ観てみようかな」な気持ちが
めばえました。お正月にでもどうかな。

※あまり注目していなかった江口洋介がこの映画で「凄い人」に見えたので
自分の目は節穴だったのだと思ったりしました※

★ じんこ さん

残業、御苦労様です。^^

私は 記事にも書いたように 最初に映画館で見たときは「ツマンネ」と思ったんです。

でも、数年後に 再見した時は まったく感想が変わり、自分でもビックリしたものです。^^

昔の映画を 忘れた頃に見直すと 違う楽しみ方が出来て 面白いですよ。

【※注意!!】

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