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2006年07月26日

● ALWAYS 三丁目の夕日


久しぶりに 真の意味での「映画」を観た… そんな気がした。




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昭和33年というと 偶然ながら私が生まれた時代である。


ただ、私は その頃は チャキチャキの蝦夷っ子であって 江戸っ子では無いし、まだ物覚えもつかない頃だから 建設途上の東京タワーなど知る由も無い。


けれども、


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映像中の随所に散りばめられた この様な風景は 札幌にもあり、とても郷愁にかられる。


正直言って この映画の原作となった漫画は 私は個人的に好きでは無い。


それはストーリーが どうこうというのでは無く、絵が どうも生理的に受けつけず、読んでいて落ち着かなくなってしまうから。


しかし、映画化されるにあたって


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 吉岡秀隆


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 堤 真一 と 薬師丸ひろ子


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 堀北真希


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 三浦友和


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 もたいまさこ 等々… 


私の大好物の役者達が山盛りで出演しているとあっては じっくりと腰を据えて観なくては…


そう、思っていた。


で、見終えた今 思うのは…


「こりゃ 良い映画だった」


多くの方々は その時代設定と描写にノスタルジィを刺激され良かった…という。


話中に配置された いくつかのエピソードがベタながらも 良い話を巧く映像化してある事に 高い評価を与える者も少なくない。


私も 概ね同様の感想だから そんな同じ事を繰り返す様に言ってもつまらないので、私なり感想を述べると…


まず、この映画の「堀北真希」にはビックリした。


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言っちゃぁ悪いが、ここ1・2年の間に ポッと出てきた感が強く、確かに 出演作それぞれで良い味を出しているのも認める。


しかし、ここまで出来る子だとは思わなかった 凄く良かった。^^


方言バイリンガルの私としては 青森弁をもっとネィティブに喋って欲しいとは思ったが、それだと字幕が必要になるので これはこれで仕方が無い。


しかし、「若手女優に方言を喋らせる会」としては またひとつ貴重なサンプルを頂戴できたと嬉しい限りだ。


そして、次に…


私は「北の国から」の熱狂的な信者であると同時に「男はつらいよ」の大ファンでもある。


だから、その両方で味を出した 吉岡秀隆という役者が大好きだ。


しかしながら、吉岡秀隆が「北の国から」や「男はつらいよ」で見せた姿は あくまでも「子役」の域であり、私が敬愛する「北村草太」や「車寅次郎」が醸し出した素晴らしさの中で 一緒に光っていた…というもの。


「Dr.コトー診療所」も良い演技だったと思うけど、それだけでは 役者個人としての輝きは まだまだ…と感じていた。


けど、この作品を観て 話や役の設定もあるが


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くすぶった男を見事に演じ、


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愛した女に去られ、それに耐える様を観て


「吉岡、オマエ ”寅さん”や”草太兄ちゃん”から 良い部分を学び、引き継いだな」


心の底から そう感じた。


渥美清が没して後、寅さん的男を演じきれる俳優に なかなか巡り会えずにきたが ようやく、その候補者に出会えた… そんな気さえした。


だから、そこに泣けた。


「寅さん ミツオが 良い男に育ったぜ」と。(ToT)




そして、小日向文世ヒャッホイ野郎のヲタ的発言で申し訳無いが…


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この作品での小日向を 私が誉めずにおられようか? そう思った。


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金持ち野郎マル出しの傲慢さを 力一杯、表現している。


小日向が 嫌な奴になればなるほど、


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このエピソードは ビシッと締まる。


で、小日向は それを成功させ 吉岡と子役の絡みで より以上に涙させられるのだ。


巧い役者が悪役や精神異常者を演じると、それを見事に演じきる事により、作品全体の深みやメリハリが効き それが故に作品が素晴らしい出来となる事が多い。


しかし、作品が素晴らしければ素晴らしいほど、後遺症みたいに それを巧く演じきった役者を 観客や視聴者は その役者そのものが嫌な奴という印象を強く持ってしまい その後の違う作品を観た時に不必要な先入観を持ってしまったり、無能なプロデューサー達は 違う映画やTVドラマでも同じ様な役柄設定を求め、いつしか飽きられたり、真の意味で役者の成長を止めてしまったりする。


ゆえに、今までの「ビッグマネー」や「瑠璃の島」などの小日向を知らず、この映画で初めて小日向を認識した者には「小日向は なんて嫌な奴」そういう印象を 巧く演じすぎたが故に与えてしまった可能性が大きい。


だから、小日向ヒャッホイの私としては「そりゃ、違う!!!」と声を大にするわけだが、ヒャッホイファンとして いろんな役柄を演じ分けた結果だから それも良しと受け止めたい。


どんなに巧い役者でも 毎回、同じ様な役ばかりを演じていては 演じる方も見ている方も いつかは飽きる。


田村正和は 良い役者だと思うけど、何十年も同じ様な役柄の設定しか演じていない。


ゆえに、クールが変わり、新ドラマ…と言っても 主演:田村正和と聞くだけで 見てもいないのに 見終えた様な気分になる場合が多かった。


けど、そんな中で「古畑任三郎」として 新たな田村正和を見た時、視聴者は それをどう受け止めた? 私は、そこを指摘したいのだ。


ヘラヘラした男、生活感の無い男、冴えないコンビニ店主、スィッチが切り替わると豹変する総会屋、そして 大会社の社長として ある意味、典型的とも言える傲慢な男…


「小日向よ 御苦労様、また 良いモノ見せて貰ったよ」


心の底から 礼を言いたい。


そして、最後に…


私の 涙腺が決壊した ひとコマ


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友和… 勘弁してくれ(ToT)


アンタが そういうシーンを見せると 俺は…(ToT)



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コメント

嫌味な金持ち役で小日向文世さんが出たところで
なんでこの役を?他に適任者がいるんじゃないの?
もっと複雑で難易度の高い役をなさる方ですよ、と思っちゃいました。
もちろんきっちり嫌な奴になっちゃうのですが。
この後のシーンでベタだなと思いつつ涙しました。

リアルにみたわけではないのに懐かしく、
あの頃はよかったな、今の日本は…などと言いたくなる映画でした。

この映画は映画館で2回鑑賞し、
さらに先日DVDを購入してしまうくらいかなりのお気に入りです。

僕もブタネコさんと同じように三浦友和のシーンでは涙腺決壊でした。
特に宅間の「酔ってしまうから」の台詞で映画館で嗚咽を漏らしそうに^^;

こんばんは。

この映画、吉岡見たさに当然の事の様に初日に鑑賞しました。
ブタネコさんの言われるとおり、キャスティングが最高ですね。
燻ぶった情けなさは、はまり役かと。<吉岡

今年の2月28日に、私の会社の近くでホントに偶然ロケバスに乗り込む吉岡を発見!!
地下鉄ホームでの撮影があったようです。全然近寄れませんでしたが・・・
フジの二時間ドラマ「死亡推定時刻(仮)」の撮影だったらしいのですが、未だに放送しません^^;

それと「Dr.コトー診療所」ですが、第二部が10月より放送らしいので今から楽しみです。

あぁ~ALWAYSに関係ない、吉岡絡みでしつこくてすみません・・・

昭和33年・・・長嶋茂雄巨人入団の年ですね。
成る程なぁ・・・そういうのもあるのかな?ブタネコさんの思い入れは。

にしても、
最後の写真(が映っている画像)、
抱っこと肩車の違いこそあれど、あの写真の女の子に見えてしまう私は病気・・・

★ satomin さん

>もっと複雑で難易度の高い役をなさる方ですよ、と思っちゃいました。

たしかに それも同感でした^^;


★ うんぼぼ さん

>三浦友和のシーンでは涙腺決壊でした。

ですよね^^;

私など 焼き鳥買いに行きましたもん


★ わこう さん

お久しぶりです^^


>燻ぶった情けなさは、はまり役かと。<吉岡


ええ、良かったですね


>「死亡推定時刻(仮)」の撮影だったらしいのですが、未だに放送しません^^;


ドンマイ^^


>「Dr.コトー診療所」ですが、第二部が10月より放送らしいので今から楽しみです。


へぇ、そうなんですか…

★ うごるあ さん


>昭和33年・・・長嶋茂雄巨人入団の年ですね。
>成る程なぁ・・・そういうのもあるのかな?ブタネコさんの思い入れは。


そうです^^


>最後の写真(が映っている画像)、
>抱っこと肩車の違いこそあれど、あの写真の女の子に見えてしまう私は病気・・・

いや、友和だけに 私もです(ToT)


こんにちは。
私はこの映画、劇場に見に行ったのですが、年配のカップルの方(おそらく夫婦)がたくさんいらっしゃったのが非常に印象に残ってます。鑑賞中、観客全員で笑ったり涙したり、そういう一体感が気持ち良い作品でもありました。
CGの技術によって、当時の街並みを再現してみせたことが高評価だったようですが、私はCGという技術をそこにポイントをおくでなしに、ヒューマンドラマの舞台装置として生かしてみせた製作者の心意気に高評価でした。
たまに、この映画でみせたいのは“ほら、CGでこんなことしてみせたよ、すごいだろ”なのか? ストーリーはどこ行った?? みたいな、ズレまくってる作品を見掛けることがあります。
この映画の中で、各俳優さんたちが素晴らしい演技を見せてくれて、「日本映画って、いいなあ」と思わせてくれたということ、そこに多大な感謝を表す次第です^^

★ しき さん

>ヒューマンドラマの舞台装置として生かしてみせた製作者の心意気に高評価でした。

そうなんですよねぇ…

あくまでも背景にしか使ってないんですよね

>たまに、この映画でみせたいのは“ほら、CGでこんなことしてみせたよ、すごいだろ”なのか? ストーリーはどこ行った?? みたいな、ズレまくってる作品を見掛けることがあります。

そう、役者の演技より CGでの画像がメインになっちゃって 話なんか二の次…って感じで^^;

SF系の映画なら それでもいいのだろうけど…

先日見た 戦争映画もどきも 言われてみれば そんな感じだったし…^^;


ブタネコさん、こんばんは。TBさせてもらいました。本当にいい映画でしたね。ブタネコさんの真似をしてキャプチャーをやってみましたが、なかなか難しかったです。あくまでネタバレしないように作品のレビューをする技術において、やっぱりブタネコさんはスゴイなと思った次第です。

★ オカダ さん

TBありがとうございました。^^

>あくまでネタバレしないように作品のレビューをする技術において、やっぱりブタネコさんはスゴイなと思った次第です。

単に手を抜いてるだけなんで 気恥ずかしいです。^^;

【※注意!!】

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