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2006年06月03日

● 駅 STATION


とうとう…、高倉健を語り始める事にする。^^




と言っても、次に高倉健を語るのは それなりの期間が過ぎてからになると思う…と 先に言っておく。^^;


大学に入り、東京に行き バイト先のオーナーから とある映画館のタダ券を貰い、その指定の映画館に行ってみたら 昔の東映ヤクザ映画の3本立てで 若き日の高倉健が和服に日本刀を振り回す映画だった。


それにしても、その時に 初めて東京の場末の映画館で映画を見たのだが 私が良く知る札幌の映画館と違い 物凄くカルチャーショックを受けた事を 今でもハッキリと覚えている。


健さん扮するヤクザの 親分が敵対組織に騙し討ちに遭い、健さんが日本刀片手に敵討ちの殴り込み… そんなシーンになった途端、映画館の館内のあちこちから


「よっ!! 健さん、待ってました!!」


等と 歌舞伎の掛け声みたいに スクリーンに映る高倉健に声援を飛ばす観客が大勢で…^^;


会社帰りのサラリーマンや どこぞの商店主みたいなオッサン達が大声を張り上げ、見事に敵討ちを成功させ、騒ぎを聞きつけて駆けつけた警官に


「御世話になりやす」


と、両手を差し出し 自首する健さんに


「よくやった!!」


と、涙ながらに また声をかける。


「こういう映画の楽しみ方もあるのか…」


驚いたなぁ… あの時は^^;




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さて、今回語ろうと思う「駅 STATION」は 1981年の東宝映画。


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主演は高倉健で


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脚本が倉本聰


後年、倉本聰の講演を聴きに行った際、その時の倉本氏の話によると この脚本は倉本氏が高倉健の為に 最初から高倉健主演で書いた脚本だった…との事。


そのせいかどうかは判りかねるが、この作品以降 高倉健はわりと無口な役を演じる事が多くなった…と言う人が多い。


それは、この映画の出来には賛否両論が分かれるけれども「賛」の人達は この映画における高倉健の姿に 従来の高倉健独特の渋さが光りを増した…感があると思っているかららしい。


この作品は 全体が3部構成に別れており、


第1部が

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離婚した妻(いしだあゆみ)と子を銭函駅で見送り…


第2部は

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凶悪事件の犯人の妹「すず子」(烏丸せつこ)


そして、第3部が

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「増毛」という町の居酒屋の女将「桐子」(倍賞千恵子)


となっている。


話の大筋としては


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高倉健扮するオリンピック選手である程の射撃の腕前を誇る警察官が 目の前で射撃のコーチであり恩人でもある老刑事(大滝秀治)が

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一緒に手配犯の検問中に目の前で その手配犯に射殺される…というのが冒頭部。


その中で、メキシコオリンピックに期待されていた

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マラソンの円谷幸吉選手が自殺したニュース(実話)が流れ、遺書の朗読が流れる。


円谷選手の事は 当時、小学生だった私でも ハッキリと記憶するほど衝撃的なニュースだったが、内容が内容だけに その後、すっかり話題には上らず忘れかけていたのだが、この映画を見た時に あらためて遺書の朗読を聞いていたら涙が込み上げた。(ToT)


また、この作品には 実に良い役者が揃っており…

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 池辺良


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 小林念侍(中)、竜雷太(右)


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 根津甚八


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 宇崎竜童


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 平田昭彦


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 阿藤海


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 永島敏行


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 古手川祐子


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 室田日出男 等々…


でね、この作品は 1980年代を北海道で過ごした者には 物凄く懐かしい景色がふんだんに盛り込まれており…


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「銭函駅」


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「豊平川の堤防通り」


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1980年当時の真冬の路地


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「真夏の雄冬港」


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「真夏の増毛駅」


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「増毛港」


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「上砂川駅」


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「この当時の国鉄の切符」


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「札幌パルコ前」


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「札幌電停:創成小学校前」


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「当時の真冬のディーゼルカー」


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「真冬の増毛駅」


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「真冬の増毛港」


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「増毛の駅前食堂」


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「当時のパトカー」


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「増毛駅 待合い室」




物語の内容に関してはネタバレしたくないので 触れないでおく。


この作品の3年前に「冬の華」という題名で 主演は高倉健、脚本が倉本聰、監督が降旗康男というトリオに池上希美子が女子高生役で この「駅」と同じ面子で制作された作品がある。


それはそれで なかなか良い作品だと思っていたところに この作品だったので 私としては さすが、高倉健 そして、さすが倉本聰…と言いたいところなのだが、私は大の倉本フリークではあるが、かねがね悲しく感じている事は 倉本氏と私は女優の好みが食い違う事が多く、率直に申し上げれば 倉本作品によく出演する「いしだあゆみ」「大竹しのぶ」の二人に関して 私は大嫌いなのだ。^^;


で、この作品は冒頭に その「いしだあゆみ」が登場するため いきなりゲンナリしたものだ。^^;


ただ、面白い事に この作品を高く評価する方の多くは その「いしだあゆみ」が走り去る列車の搭乗口で敬礼するシーンがあり、そこを最も高く評価する人が多いのだが、先に挙げた理由で 私はそのシ-ンは どうでもいいと思っている。^^;


私が この作品で特に心に染みるのは中盤から後半にかけて「烏丸せつこ」のエピソードと

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 倍賞千恵子と高倉健が絡むシーンで


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その時に 大晦日の夜、海が時化て雄冬に帰れない高倉健が 倍賞千恵子の居酒屋で過ごす時… テレビでレコード大賞が映されていて「ジュディオング」が「魅せられて」を歌い その後、紅白歌合戦で「八代亜紀」が「舟歌」を歌う。


子供の頃、紅白に出場する歌手の多くが演歌や その時代のヒット曲よりは前の時代の歌手が多く「藤山一郎」とか「相良直美」とか「島倉千代子」とかが歌ってるのを 懐かしそうに聞く 父や母が不思議だった。


けど、ここ数年の紅白で 今ひとつ判らないジャリタレの曲が増え、めっきりと演歌系が減る様を見て 何とは無しに「何かが違う…」と思い始めていただけに この映像内で「八代亜紀」の「舟歌」を聴き 「あぁ、やっぱ 大晦日は演歌かもしれない」なんて思いつつ 昔を思い出してしまった私は 確かにオサーン
(ToT)


で、もうひとつ思ったのは「波の数だけ抱き締めて」で思い出す1980年代も良いけど、この「駅 STATION」の様な映画で思い出す1980年代も やっぱ捨て難いなぁ…と。



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 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

増毛するよう がんばってね(爆)
(読んだら削除していいぞ)

♪ taku さん ♪

>(読んだら削除していいぞ)

朝っぱらから、姑息な真似を…^^;

見せしめに 晒しといてやるよ Ψ(`∀´)Ψ ケケケ

こんにちは。
先日、私も「駅」の記事をかきまして、「手毬唄」の記事をよんでいる途中で、左脇の高倉健の文字が目にはいりクリックした次第です。

この作品いいですよね。語らない健さん、実にいいです。そして非常にいい時期ですよね、年齢的にも。
倉本聡の脚本はやってくれるなぁという思いです。

また、「冬の華」も大好きな作品です。
倉本聡は「冬の華」を健さんに渡し、健さんは読み終えて一言、「まいったっすねぇ」と言ったそうです。彼はその年、この一言が一番嬉しい出来事だったそうです。

http://toridestory.at.webry.info/200611/article_24.html

ではまた。

★ イエローストーン さん

記事を拝読させて頂きました 後ほど、コメントさせて頂きたいと思います。^^

「冬の華」 私も大好きな作品です。^^

そのうち、記事にしようと思っているんですが なかなかタイミングが^^;

倉本脚本の高倉健は ホント渋くて大好きなんです

完全に通りがかりでこの記事を読ませていただきました。なんだか不思議な気持ちになりました。痛くて悲しくて暖かいような、なんとも云えない気持ちです。ありがとうございました。感謝を込めてバナー、全部クリックしました。また時々覗きに来たいです。

★ 9lives さん

コメントありがとうございました。

この年の瀬に久しぶりに再見してみようと思いました。


【※注意!!】

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