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2006年05月31日

● ブタネコの「ブログ考」


この「ブタネコのトラウマ」Blog版を始めて ほぼ1年半




「頑固で偏屈なオッサンが 好き勝手な事を吠えるBlog」


というサブタイトルをつけて まぁ、本当に好き勝手な事をほざいてきたもんだ^^;




先日、とある新聞を読んでいたところ「ブログ」なるものが昨年、大流行だったらしく相当な数のブログがオープンしたらしいのだが、その多くが3日坊主じゃないけれども、記事が更新されず放置されたままになっているのだそうだ。


と、同時に その記事によると「ブログは本来、運営者の公開日記として…」と記述されており、それを見て「なんだかなぁ…」と思う。




ブログって 本来は日記として作られたシステムじゃ無いのです。^^


アメリカやイギリスの 討論好きの連中が 自分の意見を公にする…とか いろんなモノに対する批評を述べる場… という使い方が主だったの。


つまり、ミニ・マスメディアとでも言うべき形を取り、判りやすく例えるなら「ブタネコ新聞」と言う名前で ブタネコが持論を展開する場…みたいな感じで。


だから、仮にtakuという方が「世界の中心で、愛をさけぶ 第1話」を見て抱いた感想を taku氏のブログに記事として発表したとする。


それを読んだピエロという人が taku氏の記事を読んで感銘を受け ピエロ氏のブログの中で「takuという人のブログには ~な記述があり、深く感銘しました」と記事を引用したり、記事に感想を述べたとする。


その時に、ピエロ氏は taku氏のブログにトラックバックを送信する。


それは ピエロ氏からtaku氏に対して


「アナタの記事の ~の部分を引用した」


とか


「アナタの記事に触発されて書きました」


みたいな意味でである。


また、別なケースとして taku氏のその記事を読んだ Wenという人が taku氏の記事に関して反論を抱いたとする。


で、Wen氏はWen氏自身のブログに それを記事として掲示し、taku氏のブログへトラックバックを送信する


その場合は Wen氏からtaku氏に対して


「アナタの記事を読んだけど 私は~思う」


とか、もっと具体的に


「アナタの記事の~の部分は ~であって、あなたの解釈は間違いだ」


みたいな意味である。


つまり、ブログ特有のトラックバック(TB)とは 当初は そのための機能として付加されたのである。


しかし、システムが 本来、その様な意図で設計・開発されたものであっても そのシステムを他への応用で利用するのは よく有る話。


日本の場合は 討論では無く、日記としての利用の方が圧倒的多い…というだけの話で TBも


「実は 私も同じ話題について ~ってな記事書いたんで よければどうぞ」


みたいな意味で送信されるのが圧倒的だったりするだけの事。


デザイン等にこだわらず、標準的なシステムだけを使ってブログを行おうとするのであれば HPを自作するのに必要なHTMLやcgiなどの知識が深くなくても充分に個人サイトを構築できる手軽さが インターネット初心者に「さぁ、アナタもブログを始めよう」みたいな雑誌の記事やマニュアル本で 最初から日記として使う事が前提のように覚えるのが一番、お手軽…という流れでもある。^^;


で、多くのブログを見回すと「カテゴリー」という欄がある事に気づくはず。


これは日記として利用している人には 実は無くても困らない。^^;


この「カテゴリー」が存在するのは ブログ本来の設計意図によるもので、要するに ブログの運営者が記事を掲示する際に その記事が何を主題に記述したかを分類別に仕分けしておく事により、読む人の利便性につながれば…という意図である。


つまり、私の このブログを例に取れば「横溝正史に興味のある人」「世界の…に興味のある人」等々 それぞれが興味のある過去記事を探しやすくなれば…というもの


ところが、書き手と同じで 読み手も「ブログって日記でしょ」と思い込んでいると 別に、昔の日記まで遡って読むのは暇な時で良いや… みたいな気持ちになり、実は その記事は連続モノの一部である事に気づかなかったりする。


が、まぁ、そんな事は どうでもいい。^^;




たしかに私の記事の中には「雑感」というタイトルのついたモノのように日記風の記事もある。


だから、このブログを日記だと思って読んでおられる方も多いだろうけど 実は、


「頑固で偏屈なオッサンが 好き勝手な事を吠えるBlog」


なのだと 再確認頂けると、とてもありがたい^^


で、そんなBlogでも 続けていると嬉しいことや「あぁ、良かった」と思う事がある。


しかも、最近は そんな風に思える事が頻繁にあり、本当に嬉しい。




例えば、つい先日 御丁寧なメールを頂戴しリンクのお誘いを頂いた


脚本家倉本聰研究 昨日、北のおふくろ様を見たか


というサイトさん。


拝読させて頂いたところ 倉本聰フリークの私としては見習うべき事が多く、とても素敵なサイトさんで 特に運営者でおられるWILLさんのコラムは 本当に素晴らしい。


この様な素敵なサイトさんから リンクのお誘いを頂けるのは 本当に光栄な事だと感じ、只々 嬉しい。




また、以前の事なのだが…


TV版寅さんサイト通信


というサイトさんとリンクを結ばさせて頂いているのだけど、このサイトの運営者の方からコメントを頂戴した時も 物凄く嬉しかった。


大げさに言えば、私の人生を振り返る時 今の私の性格や考え方や生き方に 多大に影響を頂戴したものはいくつかある。


そんなバイブルのひとつが「喫茶「職安」の常連達」であり、「亡き友」であり、「同級生でバイト仲間で腐れ縁の友人達」であり、「嫁」なんだけど…


同じ様に影響されたのが「横溝正史」なので、横溝作品については 随分と語らせて頂いたが 時々、述べた事はあるけれど「倉本脚本のドラマ」と「渥美清の出演作品」 この二つも 実は物凄く私にとってバイブルなのだ。


で、上記二つのサイトさんは それぞれに関して、とてもよく研究された成果をサイト上に反映されておられ ついつい時間を忘れて読みふけってしまう。


そんなサイトさんと リンクを結ばせて頂ける… これを光栄と言わず何と言えばいいのだろう。^^


なので、皆様にも御紹介申し上げ 今後ともよろしくお付き合い頂ける事を御願い申し上げる次第です。^^



お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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『メモ』関連の記事

コメント

ブタネコさんへ

こんにちは。
今どき、インターネットが普及された世の中で聞くと恥ずかしい~そんな疑問をさりげなく教えてくれる所が、ブタネコさんの魅力ですね。好きです(∇〃)

それと、久しぶりに、ピエロ氏、taku氏なんて
氏を付けているの見るのも久しぶりでww
あれ?あったのに見落としてるのかしら?

これからも、日々精進していってください。
どうぞ、お体にも気をつけて


こちらに書き込むのは初めてです。

こちらこそブタネコさんのブログを発見した時は嬉しかったですよ。
ショーケン系のサイトで「前略おふくろ様」の上っ面を紹介するものはあるにはありましたけど、きちんと語るサイトはなかったんですよね。
「北の国から」を語るサイトはたくさんあっても、どこかミーハー傾向が少なくない感じがして残念だったし。

でもブタネコさんはきとんと倉本聰を語っていらっしゃるし、そのドラマを語っていらっしゃます。
オマケに横溝正史さんとくれば、自分も、火曜日の女シリーズの「蒼いけものたち」の頃から大好きですから。ドラマも映画もほとんど観ています。
最近のなんだかなぁと感じてしまうものも含めて。
さらに渥美さんでしょ。この趣味も同じ。思えば、74年の倉本脚本の勝海舟では健さんと渥美さんにも出演要請があったらしいですから、
実現していたら、そして倉本さんがある演出家さんと喧嘩していなかったら、歴史的な(ドラマとして)大河ドラマになっていたでしょうね。
閑話休題。

とにかく、こちらは、読み込ませていただくたび、嬉しくなってしまうブログです。
そうそう、そうなン。そうなぁンだよなぁって。これからもよろしくお願いしますね。

お久しぶりです。
『TV版寅さんサイト通信』の代表・川島です。
紹介していただきまして、ありがとうございました。
特に今回は、あの『昨日、北のおふくろ様を見たか』さんと一緒に並べていただけて、とても光栄です。
そしてプレッシャーも・・・。
私が理想とするサイトの姿は『昨日‥‥』さんに近いのですが、
私の力量では到底及びません。
こうでありたいのに出来ないんです。
せめて上っ面で誤魔化すサイトにはしないように注意をしているのですが、
これだと制作が本当に難しいです。
でも「難しい」=「情報が少ないからだ」では、出来ないことへの口実にしかならないし。
自分にも才能が欲しい。
コレ、切実な願いです。
 
そういえば『北の国から』と『男はつらいよ』は無縁ではないんですよね。
両作品の繋がりと言うと、
映画版寅さんの二代目・満男君と
『北の』の純 が同じ役者(吉岡秀隆さん)だから、どうこう・・・って
様々な人たちによって論じられてるようですが、
私が触れたいのは別の部分なんです。
『北の国』の照明をされてきた
本間利明さんのデビュー作が『男はつらいよ』(松竹製の映画版ではない)なんです。
『男は』の頃は、充て方が手探り状態だったそうですが、
このドラマの後から映画界へ研修に行き、照明を徹底的に研究されたのだそうです。
そして演出の杉田成道さんは、AD時代に小林俊一さんと岡田太郎さんについていた方。
倉本さんも、ニッポン放送に在籍されていた方ですから、
こう見ると2つの大河ドラマが、源流の部分で繋がるんですよね。

はじめまして。川島さん。WILLこと山本と申します。

本当に不思議な縁ですね。あの2つのドラマは。
山田洋次監督も倉本さんも東大美学科のはずで。
それが関係したかどうかは知りませんが、お二人とも
北海道歌志内旧上歌会館に魅せられた。
お二人とも創作開始時にはきっと考えもしなかったろう
「時を描く」作品を結果的に創ってしまわれた。
似通った俳優さん方とのつながりの中で...
少なからずお互いのお仕事に触発されていたはずですよね。
先輩から後輩への多いのでしょうけど。

本間さんと杉田さんの話。いやー、そうだったんですか。
とても参考になりました。
今度はそちらにもお邪魔させていただきます。

★ エメラルド さん

>氏を付けているの見るのも久しぶりで

たまには、そんなのも良いかな…なんて(テヘッ^^;)


★ WILL さん

WILLさんのサイトのコラムを拝読していると 同世代の とても懐かしい気持ちでいっぱいになりました 今後の更新を楽しみにさせて頂きます。^^

「横溝正史」「倉本聰」「渥美清」

この3者に対しては 私は軽々しくモノが言えません^^;

いろんな意味で 私の「バイブル」ですからね。


>勝海舟

西郷隆盛:高倉健 新門辰五郎:渥美清 でしたっけ?

もし、実現していたら凄かったですね(ToT)


★ 川島雄二郎 さん

こちらこそ、お久しぶりです。

私は 寅さんへの探求にかける川島さんの情熱に深く敬意を抱いております。

特にTV版時代に重きをおかれた視点は 物凄く賛同するものです。

私は 森川信の「おいちゃん」と 東野栄治郎の「散歩先生」というキャラクターが大好きだったんです。

で、川島さんのサイトを拝見した時に「あぁ、こりゃかなわないや」と敬服したものです。

今後も頑張って下さい 楽しませて頂きたいと思っております。


「寅さん」と「倉本聰」

私も、いちど真剣に考察してみたいと思います。^^

▼WILLさま。
どうもありがとうございます。
『昨日、北のおふくろ様を見たか』を拝見したとき、最初に感じたことです。↓

『北の国から』は河田町時代のフジテレビの良心だと思います。
私は『北の国から』を観たとき、ドラマの内容とか倉本作品云々よりも、
「これがフジらしさの最後かも知れない」
と感じました。
かつての『若者たち』『おもろい夫婦』『男はつらいよ』のようなフジ独特のホームドラマ路線の集大成というか、終着駅だったと思います。
あのドラマが始まった頃には、フジは「軽チャー宣言」とか「テレビと遊ぼう」なんてキャッチフレーズで、露木アナがピコピコハンマーでポカポカやった後なんですよね。
あの路線変更で、企業としては大躍進を遂げたけれど、トレンディードラマだらけになっちゃった。

今のドラマが駄目だという訳じゃないんですけども。今のは今ので好きなんですけど。
だからWILL さんのサイトを拝見すると、物凄く考えさせられます。
どうも支離滅裂な文章になってしまいました。
『おふくろさま』は放送当時、『赤い』シリーズを観てたので、再放送で観ました。
私が一番感銘を受けたのが、小松政夫さんの役でした。

▼管理人さま。

どうもありがとうございます。
あのサイトは、読み難くて改善しないとならないのですが、誉めて戴けて本当に嬉しいです。
思えば、あのサイトの構想そのものは1996年だったんです。
でも「寅さん」としてやるつもりは全然ありませんでした。
元々やろうとしていたのは、

石立ドラマ、
(「雑居時代」「水もれ甲介」「気まぐれ本格派」)
ブルース・リーの映画、
木曜スペシャル
(「決定的瞬間」「初代天功」「どっきりカメラ」「UFO特番」「ユリゲラー特番」)
水曜スペシャル、
(「川口浩・磯野洋子『探検隊シリーズ』」「アントニオ猪木異種格闘技戦シリーズ」)
水曜ロードショー、
謎の円盤UFO、
宇宙大作戦、
事件記者コルチャック、
超音速攻撃ヘリエアーウルフ、
600万ドルの男&バイオニックジェミー、
などの思い出をキャップチャー画像を使って語ろう・・・。
と予定していたんです。

寅さんに関してはテレビ版限定で、A4サイズ程度の幅で2ページで終わる予定でした。
寅さん本は、その2ページの為に初めて手にしたんです。

でも、どれを取ってもインテリと言うかエリート的な文化人の方々による物ばかりで。
映画を見て、自分がどう思ったのかを発表し公表することが大前提になってるんですよね。
こういうスタイルだと書き手の観方・捉え方が変化する度に書く材料が増える訳で、その分、湯水のように大量の研究書が登場してくる。

勿論、
「この本から観方を教わった」
「これこそ私が求めた研究書だ」
とバイブルにしているファンの人たちが沢山いることは知ってます。
そして、私のサイト宛てに
「そこまで否定されるなら、あなたの寅さん論と山田論を聞かせて欲しい」
というメールが送られてくることもあるんですよ。
自分はそんなつもり無いんですけど、そう思われるということは、やはり私の文章能力に問題があるんです。

私は、

山田論がどうこうとか、
寅さん論とは何か、
幸せとは何か、
教育とは何か、
にっぽんのあるべき家族の姿とは何か、

に対して新たな解釈や異論を唱える気は毛頭無いし、考えたこともありません。
あれはあれで素晴らしいのだろうと思ってます。
自分が必要としているのは、そういう論文では無かったんです。
私が欲しかったのは、見解よりも事実なんです。
なので、自分で調べるしか方法がありませんでした。
でも、そこまで行くとファンサイトの領域では無くなるんですよね。
プロだったら出版社のバックボーンで、担当の方と二人三脚で存分にやれるんでしょうけど、個人では予算も無いし、コネも無い。
でも、私の想いに応えてくださった方々がいて、何とか形にすることが出来ました。
そんなこんなで、アップするのに5年以上かかってしまいました。

今や「寅さん」ページとしてやってる。
私としては、それが未だに信じられません。
そして観てくださる方々がいる。
本当にありがたいです。
特に管理人さんのように、
当時を知る方から肯定してもらえることは、なんか受験に合格したかのような心境があります。

長文、失礼しました。
これからもどうぞ、よろしくお願い致します。

追伸
私も、森川さんと散歩先生が大好きです。
森川さんは、寅さん映画が遺作だとしているのがありますけれど、本当の遺作はTBSの『水曜劇場』だったんですよね。
これは「はーい!ただいま」というドラマで堺正章さんと吉永小百合さん主演。
『時間ですよ』の旅館版みたいな雰囲気の作品でした。
森川さんは舞台となる旅館の主人の役。
このドラマ撮影中にスタジオで倒れて亡くなったんです。
いずれ、その遺作についても森川さんのコーナーで触れたいと思ってます。

散歩先生は、寅さんに諭すときや理解を示すときに漢詩を例に挙げて
「・・ああ、これは まさしく○×▼■というものだなぁ」
と言う台詞があるじゃないですか。
なんと、漢詩を例に挙げるところは森崎東監督がモデルになったそうです。
テレビ版のときの脚本の打ち合わせで、
森崎監督が同じように言われてたそうです。
これは森崎監督の作品が連続公開した「森崎東レトロスペクティブ」という大会でのハンフレットに書かれていました。

★ 川島雄二郎 さん


>元々やろうとしていたのは、


 すいません 中略^^;


>などの思い出をキャップチャー画像を使って語ろう・・・。
>と予定していたんです。


どれも、オンタイムで見ていた懐かしい番組ばかりです^^


>でも、どれを取ってもインテリと言うかエリート的な文化人の方々による物ばかりで。


面白いモノで「山田洋次」とか「寅さん」を研究してる方の多くが 単なる娯楽としてでは無く、「日本の経済に与えた効果は…」とか「労働者階級の底辺を伺い知るには…」みたいな堅苦しいものが多いんですよね。

そういう見方や、視点による研究も否定はしませんが、私の持論は 登場人物達の人間性から得られる当時の風潮や 各地の景色や雰囲気であり、マドンナよりも 寅さんが旅先で出会って懇意になる人々とのやりとりが大好きで「寅さん」をバイブルと敬服しております。

ただ、ひとつハッキリさせておかないとマズイと思うので申し上げますと、私は基本的には「山田洋次」本人は 好きではありません。

ですから、「男はつらいよ」以外の作品には 正直言うと、好きになれない作品が多いのです。

それは どちらかというと、山田洋次個人の思想には 社会主義、もしくは共産主義に傾倒した主張が時に多く見受けられ、映画作品もさることながら、個人的なエッセイとか対談などを読むと 山田洋次の主義主張には その傾向がハッキリと見受ける事が出来るからです。

とは言え、私は制作者の思想と 造り上げた作品に対する感想は別物だと考えており、であるがゆえに「寅さん」は素晴らしい… 素直にそう申し上げている次第でもありますが、これは勝手な推論ですが「寅さん」の研究の書の多くは その本を書かれた方々も思想的に山田洋次と同調 もしくは賛美している傾向が強く、私には 純粋に楽しんで書かれた書なんだな…と受け止めにくいものの方が多く感じてしまう次第で そういう方々と横並びで話をするのは嫌だなぁ…と常々思っておりました。


で、純粋に「男はつらいよ」のシリーズを作品として楽しみ 楽しんだ上で考察しようと思う時、私は 前にも申し上げました様に、TV版時代を触れないのは画龍点睛を欠くと感じており、そこを着目しておられる川島さんのサイトは 大いに「あぁ、この人はホントを知り、見るべき所、語るべき所を押さえた上で 楽しんでおられる」と敬服したものです。^^


ぶっちゃけた言い方をすれば


「寅さんシリーズは 寅さんが爺いになった時点で破綻していた」


とか、


「ゴクミがアレジと結婚して海外に行っちゃった時点で破綻していた」


なんて論を たまに耳にしますが、「何、言ってんだか」というのが 本当の私の本音。


「森川信が亡くなったところで 初期の本当の作品とは大きく様変わりしちゃった」


というのが正直な私の気持ちであり、常に楽しめたのは せいぜい22作目ぐらいまでで その後は観賞後寂しい気持ちになったモノの方が圧倒的に多いんです。^^:

本来なら自分のサイトで書くべき内容なのに、こちらで書かせてもらってること、本当に申し訳なく思います。

山田監督のことに関しては、自分は解りません。
私は、社会主義とか共産主義というのは、全然解らないんです。
教育論というのも解らない。
否定している訳じゃ無いんですけど、意味が解らないんです。
解らないと言うよりも答えられないというべきでしょうか。
私は三流学校出で、日々がバイオレンスの環境でしたから、理想論をかがけて論じ合うなんて想像も出来ないんです。
今でも記憶にハッキリと残ってるんですが、
何せ、入学早々の集会で、学校側から出た話題が、
「うちの生徒が窃盗で捕まったことについて」ですから。
夜中に店舗の入り口にガスバーナーかけて焼いてるところをパトロール中の警官に発見されたと。
「犯罪を犯すな!」「警察が動いてる」って教師が全生徒に訴えるんですよ。
他にも「この中に犯人がいる。今日中に名乗れ」とか。
とてもじゃないけど、思想や理想をかかげて論じ合うなんて、あり得なかった。
だから、ああいう思想がある人って、エリートとかインテリなんだなって。
なので、うらやましいと思うくらいなんです。

彼らが論じるのも結構なんですけど、自分の思想を展開する前に、もっと先にやることあっただろうと。
ぶっちゃげた話、私のサイトは立ち上げた時点で手遅れだったんです。
何が手遅れって言うと、放送当時に録画したテープのことです。
当時の家庭用ビデオは高すぎて普及しなかったけれど、持っていた人がいたんです。
でもオープンリールだし録画方式もVHSとかベータが考案される前のものだから、捨てられやすいんです。

どんなものでも価値がわからなければゴミですから。
彼らが主義主張を展開する以前に、基礎的なことと、<テレビ版=オリジナル版>なんですから、重要性を唱えてくれてれば、一般家庭で録画していたテープを救出することが出来たんです。
なのにバカにしたり、いい加減な記述しかしてこなかった。
『泣いてたまるか』を山田洋次監督作としてる専門書があるくらいですから、本当にどうしようもない。
最近は、急にテレビ版の記述を増やしてるのがあります。
今さら書き加えてくれても遅いんですよね。
せめて十数年前にやってて欲しかった。

そもそも「旅をしない」って不満がある時点で、何も知らな過ぎるんですよね。
元々『男はつらいよ』は、旅人のフーテンヤクザな男が一箇所に留まったことで起きる騒動を描いたものだったんです。
フーテンと留まる人々の間には大きなギャップがあって、そのお陰で日常が破壊されてしまう。
勿論、そこには勤労とは何か、管理下された社会への警告の要素はあったけれど、それは脚本までの段階に過ぎなかった。
では、本当の真実とは何か。
毎日の労働に追われて疲れた人たちが寅さんを見て、労働の日々から解放されたいとか、自由に生きてみたい。
でも、現実にそんなこと出来るわけない。
そんな願望を叶えてくれたのが『男はつらいよ』だったんです。
『男はつらいよ』の題名は、歌謡曲の歌詞から取ったものですけど、ただ単に語呂合わせが良いとか、それだけの理由で決めた訳では無いんです。
狭いスタジオで、毎日汗流して番組作って。
映画みたいに出来たものを何週間も流し続けてくれる訳じやないから、出来た番組は放送と同時に消えていく。
だから延々と同じ作業を繰り返す。
ひとつの企画が終わると「次を考えろ」と上役に命じられ、またウンウンと唸って、苦しんで次を産み出す。
番組制作は肉体労働。
そんな肉体労働者たちから、
日本全国の名も知らぬ、
様々な分野で汗水垂らして働いている人たちに向けたエールなんです。
毎週木曜夜十時、
くたびれて帰宅した働く人たちへ。
苦労も嫌な思いも、
この番組を見て、
寅さんを見て笑っておくれ。
疲れをとってくれ。
そして、お互い明日も頑張ろうよ。
って。
これがオリジナル版『男はつらいよ』のテーマであり企画意図。
彼らは、それを理解していない。
もしかしたら脚本家も全員、
理解してなかったのかも知れない。
そして、サイトをやってる管理人の私も最近まで理解していなかった真実でした。

★ 川島雄二郎 さん

そう、TV版「男はつらいよ」は 毎週の その放送時間の間は 何もかも忘れて ドラマに没頭してゲラゲラ笑って(時にはしんみりと泣いて)過ごせたんです。^^

そうすることで ひと時の間、昼間の疲れも忘れ、嫌なこともふっ飛ばしてくれたんです。

しかも、それを茶の間に集まって家族みんなが一同に会しておこなえたんです。

「男はつらいよ」の原点は そこなんですよね

管理人さんの↑言葉。
当時のスタッフの方々が知ったら、喜ばれることでしょう。
受け継いだ人たちですら知らない可能性がありますから。

★ 川島雄二郎 さん

どうなんでしょうね^^

ただ、私は そう思った…って事で^^

【※注意!!】

この記事は『ブタネコのトラウマ』の倉庫に保管されている記事なのでコメントの投稿は出来ません。 2015年2月10日以降 このクソブログは『ブタネコのトラウマ・リニューアル版』に移転しましたので新規記事更新及び、過去記事へのコメントの受付もそちらで行っておりますので お手数ですが、そちらへの移動をお願い申し上げます。