« 真説 金田一耕助 | TOPページへ | 長澤まさみ in 功名が辻♪ »

2006年05月21日

● 瑠璃の島 第4話 再考


「瑠璃の島」 第4話を見直した。




画像


2005年5月7日に オンタイムで第4話を見た後に『瑠璃の島 第4話』という記事を書き、その中で


瑠璃の島 第4話を観た。


瑠璃が本当に子供らしくなった。


と、同時に よく注意して観ていると 回が増す事に 周囲の大人達は瑠璃を子供ではなく、一人の大人を相手にする様な台詞や思考になっている事に気づく。


少しづつ ひねくれた心が薄れ、本来の子供らしさを瑠璃が身につけていくと同時に 周りは 少しづつ「こまっしゃくれたガキ」から「島の子供(ちゃんとした人間)」へと扱いや対応が変わっていく…という感じだろうか。


これは、演出、脚本 双方の巧さと 役者達の巧さのミックスが醸し出す味なのだと思う。


今回も 少しだけ、都会と田舎の対比…みたいな話がベ-スに流れたが、それには全然違和感を抱かない。


むしろ、理解しやすい子供の心理であって ともすれば微笑ましく映る。


さりげなく「お父さんはタコ取り」という瑠璃の台詞は いつぞやの宿泊名簿に「娘:ルリ」と書いた事への反応とも思え、ジワッと涙ぐむ私がいる。


しかし、今回 一番 秀逸だったのは 当初、島やルリに嫌悪丸出しだった教師が変化していく様 それが違和感無く 馴染んだように観ていて受け入れられた事である。


井戸に落ちて、助けられて…は ベタな展開と言えるかもしれない。


けども、男の子の頬を打ち「いたずら」と「いじわる」は違うと キッパリ言い切る教師像は とかく「暴力反対」を打ち出す現実社会に対して 清々しささえ感じ いっぺんで好感を抱いた。


全体に流れるト-ンも 落ち着いていて こっちの物語の方が よほど「あいくるしい」という意味で素敵な作品だと思った。



と、述べたわけだが…


画像

第3話の終盤に 勇造が おそらく実の娘の服をしまっておいたタンスから ハンカチと服を取り出すシーンがあったのだが…


ハンカチは第3話の終わりに瑠璃に渡しており、今回は


画像

この白いワンピースである。


画像

画像

画像

服や髪型も もちろん大きな理由ではあろうけど、すっかり子供らしくなった瑠璃


ここで、重要な事は


「何故、勇造は実娘のワンピースを瑠璃に着せたのか?」


という点。


これは 私の勝手な想像・妄想だが、こういう服って 親は案外、大事に取っておいたりする。


それは娘の子供時代の思い出と共に 大切に保管したくなるのだ。


最近の母親は なんでもかんでもフリーマケットなどで買ったり売ったりするけれど、何かの記念や いわゆる一張羅とでも言うべき「一番、良い服(外出着)などは デパートなどで多少、奮発して買ったりするもので そんな服はとっておきたくなってしまうのだ。

(少なくても 我が家は そうなんだ^^;)


それを瑠璃に着せる…というのは 単に「他に服が無い」なんて安易な理由なんかじゃ無く、「実の娘と同様」と勇造や恵が扱っている証拠。


でね、その事を明白に示すシーンや台詞があるわけじゃ無いが、どうしても 私がそう思い入れてしまう理由は後に語る。


さて、今回の話のメインは


画像


那覇から共同学習にやってきた子供達と瑠璃の関わりで


画像

その中のクソガキが 瑠璃の服を馬鹿にしたり、意地悪で汚すシーン


そう、今回の最大のポイントは この服を汚された直後の瑠璃にある


画像

一瞬、クソガキを「この野郎!!」って感じで睨むけど


瑠璃がまず考え、行動したのは クソガキに文句を言ったり殴りかかる事ではなく、


画像

服を汚された事に気付き


画像

画像

まず「服を洗う事」


この、服が汚れたのに気づいて怒る反面、「困った」「どうしよう」という表情と仕草を成海璃子が実に巧く演じている。


つまり、瑠璃には その着せてくれた服の意味が判っている。


判っているからこそ、その大切な服を汚されて 勇造や恵に対して「申し訳無い」という気持ちが 最優先で現れた行動となる。


そこに、私の涙腺は決壊する。


「瑠璃… 良い女の子じゃねぇかぁ…」と。(ToT)


画像

半泣き状態で服を一生懸命に洗おうとする瑠璃に


画像

クソガキは さらに罵声を浴びせ


画像

その服を さらに汚す。


もうね、最近の少年犯罪の理由が「むしゃくしゃしてたから」ってのが充分な理由なのだとしたら こんなクソガキ 瞬殺して埋めちゃえ!! 少なくとも私は許すし、協力も惜しまない。


蛇足だが、我が家には 紋付き羽織袴と冬用の まさに外套と呼ぶべきコートが、曾祖父から申し受けられ 現在は私が愛用して冠婚葬祭や 大事な会合の際などに着用する。


それは 自分で見ても年代物のシロモノではあるけれど、愛すべき父や祖父が大切に申し受け愛用した品を「そろそろオマエが着てもいいだろう」と 父から譲られた時は 半人前ながらも大人として認めて貰えた瞬間だと思い 嬉しかった。


まぁ、瑠璃の服とは意味が違うかもしれないが そんな経験・思い出のある私としては つい自分の事を重ね合わせてしまい、その服を思う、そして その服の意味を悟る瑠璃という女の子を 第4話にして本当に良い女の子だと思った瞬間でもある。


だから、


画像

画像


殴ろうとする瑠璃を止めて 自らが手を下す教師に拍手 キッパリと


「いたずらと意地悪は違う」


と、言い切る様に この教師も 実にまともだったんだ…と確認する。


その後の


画像

画像

画像

井戸に落ちて 助けられて…ってベタな話は 私に言わせればどうでも良い。


画像

画像

画像


お父さんの仕事はタコ取り… 瑠璃がそう言ったのを聞き、相貌を崩す勇造。


どんなに仕事に疲れ、嫌な思いが続いても 娘の一言や仕草で


「また、明日も頑張ろう」


そう思わされた事は数え切れない私にとって この勇造の何とも言えない嬉しそうな顔は実に良く判る。(ToT)


画像

画像

西山繭子の素晴らしさも含めて 本当に良いドラマだと思うばかりだ^^



お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

 この記事への御駄賃がわりに下のバナ-のいずれかを クリックして頂けると嬉しいです。^^
 (全部、クリックしてくれると もの凄く嬉しいのは事実です。^^)

ブログランキング・にほんブログ村へ Blog Ranking 人気映画・TVBLOG blogram投票ボタン BlogPeople「自分のこと」部門にクリック BlogPeople「テレビ」部門にクリック BlogPeople「映画」部門にクリック

『瑠璃の島』関連の記事

コメント

ナルホド、と考えさせてもらえるレビュー、今日も楽しく読みました!

> 井戸に落ちて 助けられて…ってベタな話は 私に言わせればどうでも良い。

どうでも良い、といっちゃうところが、ブタネコさんらしいですね。

ところで、DVD、入手できました!日本ドラマ大好きの台湾人の友達から借りたんですが、タイトルが「瑠璃之島」になっていることと、中国語の字幕が出ることをのぞいては、普通に見れるようです。

★ カンザスのオズ さん

>普通に見れるようです。

そうですか^^ 御感想を楽しみにしております^^

【※注意!!】

この記事は『ブタネコのトラウマ』の倉庫に保管されている記事なのでコメントの投稿は出来ません。 2015年2月10日以降 このクソブログは『ブタネコのトラウマ・リニューアル版』に移転しましたので新規記事更新及び、過去記事へのコメントの受付もそちらで行っておりますので お手数ですが、そちらへの移動をお願い申し上げます。