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2006年05月20日

● 私の嫌いな10の人びと


『禁煙ファシズムと戦う』と共に、『オカダさんのブログ』の中で紹介されていた2冊の本のうちの もうひとつ『私の嫌いな10の人びと』著:中島義道について語る。




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この本を読んで まず、思った事は 大変失礼ながら この著者である中島義道という方が なんとなくなのだが、私ととても似た性格の様な感じがした。


本の中で述べられている内容には激しく同意する部分が多いが、「いや、俺は違うなぁ」と思う部分もある。


この著者が嫌いな人はと言うと、


1 笑顔の絶えない人 △

2 常に感謝の気持ちを忘れない人 ○

3 みんなの喜ぶ顔が見たい人 ○

4 いつも前向きに生きている人 △

5 自分の仕事に「誇り」をもっている人 △

6 「けじめ」を大切にする人 △

7 喧嘩が起こるとすぐ止めようとする人 ○

8 物事をはっきり言わない人 ○

9 「おれ、バカだから」と言う人 ○

10 「わが人生に悔いはない」と思っている人 △


この○と△は本の内容を読んで「○=同意」と「△=微妙もしくは別意見」と私が感じた…と思って頂ければありがたい。


で、内容を引用して 部分的に私の考えを述べたい…という欲求にもかられるが、とりとめなくなってしまう様な気がするし、多くの方が そういう感想をブログやHPで述べられるのだろうから 私は、少し 違う観点で愚見を申し上げようと思う。


例えば… 何かの本を読んだり、何かのドラマを見たとする。


で、「それの感想を述べよ」と学生の頃の国語の課題みたいなものを与えられたとする。


さて、貴方は どんな感想文が書けますか?


実は 大多数が その本やドラマのあらすじを だらだらと書き、最後の方で2・3行を使って


「~と いう部分に感動しました」


と、締めて終わる。


原稿用紙を五枚や六枚使っても 結局は「泣きました」「感動しました」みたいな 一言でしかない そんな感想文しか書けない人が多いのだ。


これはね、文章表現力がどうこうとか 国語的素養が…とかいう問題が原因じゃ無い。


根本的な原因は「自分の意見をきちんと表明出来ない」という精神構造上の問題なの


ゆえに、もしアナタが上述した「一言感想」しか書けない人であっても アナタの事を「キチガイ」呼ばわりするつもりは無いから誤解しないで欲しい。


要するに、義務教育の過程において 何故か、子供を「平均的な人間」にしようとするかの如き教育や躾や慣習が多すぎるからなのだ。


もっと、噛み砕いて言うと 自分の意見を主張しようとすると「他の人は どう思うかな?」と 周囲を気にしてしまう。


特に 誰かや何かを批判しようとする場合、ちゃんとした理由が無ければ 批判した自分が嫌われるんじゃないか?と怖れてしまう。


自分の意見を きちんと言葉や文章にする… その能力が訓練されてないから 余計に自分の意見を自信を持って呈示できない。


従って、無用なトラブルを避けるには「自分の意見を言わない」という手法を選択してしまう。


で、無用なトラブルを起こさずに 表面上は和やかに…ってしようとすると


「なんでもかんでも誉めまくる」とか


「”タテマエ”を さも正論の如く振りかざし 綺麗事ばかりで誤魔化そうとする」


という行動や 常に圧倒的多数もしくは 平均的な意見に終始しようと心がける輩となる。


学生の時のHRや会社の会議を思い出すと良い。


「誰か意見がありませんか?」


教師や議長が聞いても 誰も何も言わない… そんな場面が日常茶飯事だったりしないだろうか?


にも関わらず、その後 何か問題が生じた時に「だと思った」「そうなる気がしたんだ」等と小賢しげな事を言う奴が 私は嫌いなわけで、ゆえに そんな奴と同じになりたくないから 自分の言いたい事、思った事を 出来るだけ言う。


ところが、自分の意見を提示しようとしないくせに 誰かが意見を言うと その意見の内容をきちんと踏まえず、「なんか あいつ偉そうだな?」と意見を言う者に対して感情的に嫌う奴もいる。


こういう手合いは始末が悪く、皆の前に出て「私の意見」としてでは無く、「匿名希望の人の意見」としてなら 誹謗中傷もお構いなしに物を言う。


この中島義道という著者は その辺を踏まえて持論を展開しているのだが…


決して 私如きを中島氏と同列で語るつもりは無いけれど 私も このブログの中で好き勝手に持論を語っているわけだが、すると当然の如く 批判を浴びたり、嫌われたりもしたわけで おそらく、中島氏は自らの素性を明かして著者として述べるわけだから もっと露骨な誹謗中傷にもあっておられる事だろうと推察する。


けどね、そんな批判や反論に「そりゃそうだよね」と納得させられるものが 極、希に含まれており、それをキッカケに意見交換を重ねて 自分の盲を開けたり、私と相手と それぞれとは違う 三番目の説得力のある意見が構築された時などは「あぁ、面白く、有意義な議論だった」と思えるのだが…


感想もきちんと述べられず、持論もきちんと言えないような奴が「批判」とか「反論」のつもりで送って寄越すメールやコメントには ただの感情の塊でしか無く、説得力など皆無である。


そういう意味で この中島義道って人は凄いな…と感心する。


同時に、私はこの本を読んで 文章の細かい上げ足ばかりを 鬼の首を取った様に騒ぎ、批判する輩もいるんだろうなぁ…と想像がつくので その程度の批判しか出来ない奴を判別し軽蔑するための素晴らしい「踏み絵」だな…なんて思った次第だ。^^



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コメント

ブタネコさんへ
彼みたいな人を’孤高の人’というのでしょうね、羨ましいと言うか実力があって、食うには困らぬことが見え見えで、ちょっと妬みますね。男としては理想の生き方ですが、世間のしがらみの中で生きている我々凡人には及びも着かないことです。しかしなるほどと思わせる面もあり、読後の感想はそんなに悪くは有りませんでした。また面白い本を紹介してください。

★ タンク さん

>孤高の人

そうかもしれませんね^^

>食うには困らぬことが見え見えで

>世間のしがらみの中で生きている我々

どちらも ある意味、その通りなんだと思います。^^

その”しがらみ”が嫌で 自力でなんとか出来たから 好き放題言わせて貰ってるのかもしれない… 変な言い方ですが、私は そうなので中島氏も そうなのかな?と思うと判る部分が多々なんです。^^

ただ、これは自力でなんとかしようとして しがらみから離れると その結果、どん底に落ちる…という危険性もあるわけで 自力で離れた者としては それだけの覚悟と賭を乗り越えたんだから…言わせろ みたいな感覚かもしれません^^;

ただ、こんな考え 感覚もあるんだけど どう?という感じで読んだ場合に どう思われるか、そこが踏み絵なんだと思うんですけど どうです?


僕がブログで取り上げた本を読んで下さり、このような内容の濃いエントリーを書いて下さってありがとうございました。

>自分の意見を きちんと言葉や文章にする… その能力が訓練されてないから 余計に自分の意見を自信を持って呈示できない。

これは確かに自分にも当てはまるので、ブログをその訓練の場と考えているのですが、なかなか進歩しません(笑)。

確かに中島さんは凄いですよね。真似したくてもとてもできませんが、少しは参考にしたいと思ってます。

★ オカダ さん

面白い本を御紹介下さりありがとうございました。^^

いろいろと考えさせられる事が多く、楽しめました。


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