● 瑠璃の島 第1話 再考
「瑠璃の島」というドラマは やはり名作だ。
日本TV系で「瑠璃の島」というドラマが放映されたのは2005年の4~6月期の事。
当時、毎週見終わるたびに 私も感想記事を このブログに掲示したものだ。
ブログで記事を書いた経験のある人なら 多くが判ってくれると思うけど、番組の記事を書く場合、自分の書いた事に間違いや 書き忘れが無いかを確認する為に 大抵が2回や3回はビデオを見直す。
オンラインゲームのHPから 今のこのブログへと変貌し、ドラマや映画について書き始めて その初期の頃の作品が「H2」と「優しい時間」 そして、自分なりに本格的に書き始めたのが この「瑠璃の島」と「タイガー&ドラゴン」
このドラマの最終回を見終えた後、私は ひとつ感じたのは ドラマの見方、楽しみ方にはいろいろあるが、毎週 約1時間の放送を3ヶ月間かけて 第1話から最終話まで見続けるのが ごく当たり前の楽しみ方なのではあるが…
良いドラマであればあるほど 約1時間という放送の中で 何度か割り込まれるCM、それと各話の間に生じる1週間という間隔 これはものすごいストレスとなると同時に せっかくの話の流れが中断してしまう。
で、この「瑠璃の島」の最終回を見終えて 私は、何かのキッカケがあるまで この「瑠璃の島」を見ない。
しかし、再び見る時は絶対にDVDで ぶっ通して見る… そう決めた。
この「瑠璃の島」は そこまでこだわりを持つだけの価値はある。
それぐらいの良作だと確信したからだ。
さてさて、先日 南東北の「どこぞのアホ」ことtaku氏と雑談を重ねた際、taku氏が「瑠璃の島」のDVDを借りて来て密かに爆沈してると聞き、
「そろそろ”瑠璃の島”でも見ようか」
と思うに至る。
で、どうせ見るなら 以前書いた「瑠璃の島」の記事をふまえて再考してみようと思う次第。
と言うわけで…
「瑠璃の島」を ぶっ通しで見直した。
そして、壊れた。(ToT)
この作品、やっぱ良いわ
物凄く 良い。
もう、見るからに 南の島…っていうのが良い。
登場人物も…
成海 璃子(塚本 璃子)
竹野内 豊
小西真奈美
緒形拳
倍賞美津子
岸部一徳
賀集利樹、井川遥
市毛良枝
小日向文世
平泉成
西山繭子、勝村政信
西田尚美
さくら
純名りさ
誰一人として 無駄や無意味なキャストが無い。
2005年4月17日に オンタイムで第1話を見た後に『瑠璃の島』という記事を書き、その中で
前評判は さほど騒がれていなかったが、密かに私は「脚本:森下佳子(TV版「世界の中心で愛をさけぶ」)という部分に もの凄く引き付けられていたのだ。
で、初回の感想だが…
設定に 微妙に難点になりそうな感のする部分はいくつかあったが、いまのところ いちいち目くじらを立てるほどには思わない。
竹野内豊の謎の男の設定が 今後、どうなるのか楽しみである。
予想以上に楽しめそうな感じがした事だけは確かだ。
強いてひとつだけ 思った事を言えば、島の位置から考えて 沖縄弁というか、琉球言葉とでもいうのだろうか、場所が場所だけに コテコテの方言であるはずが、全員 綺麗な標準語を喋るところに 少しだけ残念というか、物足りなさをかんじたのだが… コテコテの方言だと 判り難いものになってしまうだろうなぁ…と想像がつくだけに 痛し痒しである^^;
いずれにせよ 今後も見続けようと思った。
と述べた私だが…
この時、私は森下佳子が全編の脚本を担当するのだと勘違い(思い込んで)しており、森下佳子が担当したのは 第1話のみ。
その点には 今となっては大いに反省と修正をしなければと思う。^^;
設定に 微妙に難点になりそうな感のする部分はいくつかあったが、いまのところ いちいち目くじらを立てるほどには思わない。
この時、難点にならなけれ良いなぁ…と思ったのは
・小日向文世の奇人ぶり
・賀集と井川の存在意義
・小西のハマり具合…
まぁ、その辺については 今後の回で触れるとして 今回、あらためて2度目としてCM無しのDVDで 腰を据えて見直すと あらためて このドラマの制作者達の情熱や配慮が確認できる。
例えば…
とりあえず、第1話の中だけで 瑠璃の姿を時系列で追ってみる。
勇造と出会うまでの瑠璃
勇造と出会い…
島に行く事を承諾し…
島での生活が始まり…
川島との関わりが始まり…
川島に髪を切ってもらい…
画像だけだと 化粧や服装や髪型だけでしか判らないだろうけど、成海璃子の仕草や 特に話す言葉の内容が 外見と同じ様に ひねくれた大人ぶったガキから、純な子供へと変わっていくのが判る。
で、毎回 ラスト近くで流れる瑠璃のナレーションが 実に巧い。
瑠璃という子供の心情を語る 成海璃子の語りが 実に秀逸なのだ。
これらは脚本による妙も充分にあるが、最も評価すべきは演出だね。^^;
この第1話限りの演出では無く、全体11話の中の第1話という演出に徹底された配慮がなされた賜だと 全編を一度見て、二度目に見直すと よく判る。
村にやってきた女の子(瑠璃)に意表を突かれ とまどう島の衆もさる事ながら…
この第1話をあらためて見るにつけ 最も特筆すべきは
この 西田尚美の「ダメ母」ぶりの見事さだ。^^
これは
始業式に駆けつける母親の姿に 実に嬉しそうな笑顔を浮かべる瑠璃
しかも…
「私がお母さんを捨てたんだよ」と宣言する瑠璃
それが 実は
瑠璃が見た「痛い夢」のシーンとはいえ、
結局、母親は現れず凹む瑠璃
「なんなんだ? このバカ母は?」
と、見ている視聴者に印象を強く植え付ける。
この点に関して、西田尚美は実に良い仕事をしているおかげで、「瑠璃の島」の後半の展開に 物凄く活きている事を考えると 第1話における最大の伏線は西田の演技で完全に成功していると言って良い。
やっぱ、西田尚美は侮れない女優さんだ。^^


