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2006年05月02日の記事

● 極限推理コロシアム


奇しくも、今からちょうど2年前のゴールデンウィークに放送された…と言う事で



読書好きの人なら「極限推理コロシアム」と聞けば

「ああ、矢野龍王が書いて 第30回メフィスト賞を受賞した本ね」

と、応えるのだが…


「綾瀬はるか」ファンからは

「あぁ、セカチュー前に出演した幻の番組ね」

と、応える作品。^^;




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「極限推理コロシアム」矢野龍王:著 講談社ノベルス 2004年4月5日発行


第30回メフィスト賞受賞作という事なのだが、メフィスト賞というのは 講談社が「メフィスト」という雑誌誌上で独自に主催している賞で格別な賞金・賞品は無く、権威も無いに近い^^;


この賞は率直に言って、無名の新人作家が 出版社に原稿を持ち込む為の窓口みたいなもので 開催時期も特に決まっておらず 第1回の受賞作「すべてがFになる」森博嗣:著の受賞が1995年で、第30回「極限推理コロシアム」の受賞が2004年という事を考えれば

「年に何回あるの?」

って事なわけで 言い換えれば、「メフィスト」の編集部が「こりゃ面白い」と判断したら受賞して発表される… そんなお手軽さがある。^^


ただ、これをけっして馬鹿には出来ないのは この賞を受賞した作品は なかなか面白い本が多いのは事実だからだ。^^


さて、「極限推理コロシアム」は受賞した作品が本となって発売されたのが2004年4月5日なのだが、その1ヶ月後の2004年5月3日から6日までの4日間に、全4回放送で よみうりTVが映像制作して放映されたのが


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で、本の発行と映像化が ほぼ同時期に決定されていた希有な例となる。


この時の放映は 関西圏が中心で全国放映では無く、他の地方では その後、何かの機会に放送された地域もあるようだが、未だに未放映の地域もあるので 綾瀬ファンには「幻の…」と言われる所以ではあるが、ディレクターズカット版DVDが発売されたので「幻の」という表現に 私は疑問を感じている。^^;


さて、では その映像について語るとしよう…


極限推理コロシアム


物語は

極限推理コロシアム

コンビニ店員だった駒形祥一(柏原崇)という青年が 


極限推理コロシアム

極限推理コロシアム

突然、何者かに拉致され、謎の建物に閉じこめられたところから始まる。


そこは「SUMMER HOUSE(夏の館)」と呼ばれており、全部で7人の男女が閉じこめられていた。

極限推理コロシアム

極限推理コロシアム


極限推理コロシアム

極限推理コロシアム


極限推理コロシアム

極限推理コロシアム


極限推理コロシアム

極限推理コロシアム


極限推理コロシアム

極限推理コロシアム


極限推理コロシアム

極限推理コロシアム


極限推理コロシアム

極限推理コロシアム




極限推理コロシアム

この7人が 一同に会したところで


極限推理コロシアム

この拉致の首謀者と思しき謎の人物から 別の場所「WINTER HOUSE(冬の館)」と呼ばれる場所に


極限推理コロシアム

もう一組、彼らと同じ様に7人の男女が拉致されていて


極限推理コロシアム

双方のメンバーを対象にした殺人事件が発生するから、その殺人事件の犯人を当てろと指示される。


極限推理コロシアム

極限推理コロシアム


極限推理コロシアム


極限推理コロシアム

極限推理コロシアム

極限推理コロシアム

極限推理コロシアム

極限推理コロシアム


極限推理コロシアム

極限推理コロシアム


そして、最初の犠牲者が出る

極限推理コロシアム


一応、推理物なんで ネタバレ防止のため「あらすじ」は以上で終わり。^^;


おそらく、映画好きの人なら「cube」あたりを連想したと思うが、それは まさに正解。


日本版でも、こんな企画物が出来るのか?と 嬉しくもあり、大いに楽しめたところではあるのだが…


如何せん、お手軽ドラマしか作れない日本の制作者のあさはかさもあり、純粋な推理ゲームとして考えると わりと始めにいくつかの矛盾点に気づいてしまう残念な部分もある。


しかし、「綾瀬はるか」ファンがヲタ的に楽しもうと思うならば この番組が放送された2年前よりも 今こそが旬とも言える番組で

極限推理コロシアム

極限推理コロシアム

怒った顔が亜紀だったり…


極限推理コロシアム

笑った顔が亜紀だったり…


極限推理コロシアム

極限推理コロシアム

亜紀だったり…


極限推理コロシアム

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亜紀だったり…


とても、さわやかな鬱になれる作品である。


しかも、


極限推理コロシアム

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極限推理コロシアム

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「白夜行」の2年前も楽しめる。^^


極限推理コロシアム

極限推理コロシアム

極限推理コロシアム

極限推理コロシアム


ま、綾瀬砂漠には格好の1本だ…って事だ。




● 金田一耕助と役者魂


かねがね 私は横溝正史、金田一耕助の熱狂的なファンだ…と申し上げている。




たまたま、数日前にTVで見かけた映像に つい、思った事があり ちょっと思いのままを述べてみたいと思う。


まずは この表紙絵を御覧頂きたい。^^


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角川文庫『金田一耕助の冒険』1976年発行初版


往年の横溝ファンが揃って認める「杉本一文」氏の表紙絵


そう、これが横溝正史が記述した金田一耕助のイメージなのである。


この顔が ハマっているか否かはともかく 記述から考えれば 着物、もじゃもじゃ頭、際だった美男子とか 見るからに知的な容貌というものでは無く、個人的に思うには 横溝正史の親友であり、ライバルでもあった江戸川乱歩が描いた ハンサムで知的でスーツを着こなす明智小五郎と 実に対照的な姿、それが金田一耕助のはずだった。


ところが、日本映画のバカタレどもは


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1975年「本陣殺人事件」中尾彬


という風に それまで、金田一シリーズを原作に用いて制作した映画の金田一は いたって洋風な格好だった。


これは 私のあくまでも勝手な憶測・妄想なんだけど…


当時の角川文庫の横溝正史の表紙絵を描いていた杉本一史は 氏自身が相当、金田一シリーズの愛読者だと 私は思い込んでいる。


  ●参考記事『横溝小説の表紙絵


で、そんな杉本氏が1976年に描いた『金田一耕助の冒険』の表紙絵は 


「金田一耕助は こういう姿の筈だ」


そんな気合いを勝手に感じてしまうんだなぁ…


だからなのか偶然なのか、それ以降…


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 石坂浩二「病院坂の首縊りの家」より


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 西田敏行「悪魔が来たりて笛を吹く」より


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 鹿賀丈史「悪霊島」より


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 豊川悦司「八つ墓村」より


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 稲垣吾郎「女王蜂」より




石坂浩二版「犬神家の一族」以降 金田一耕助は 本来の姿で描かれる様になった。


私の知る限り、唯一の例外は


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1977年「八つ墓村」渥美清


いかに野村芳太郎が大監督であろうとも、そして 渥美清が大好きな役者であろうとも、こればかりは看過するわけにはいかないのが、判っていただけると思う。


さて、先日『「犬神家の一族」30年ぶりリメーク』という記事で述べた様に 久しぶりに市川版横溝映画が観れるのは嬉しい限りなのだが…


数日前に とある番組で久しぶりに石坂浩二を見ると


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明らかに 金田一耕助の役作りのために伸ばしているとしか思えない頭髪…


私は そこにひとつの役者間魂を垣間見た思いがした。


つい数年前に

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(「白い巨塔」より )


こんな姿を見せていた役者が、時間をかけて、役作りをする


天下の石坂浩二をして、そうさせてしまう…


そうなんだよ、横溝正史の金田一耕助は それぐらいやって貰わなきゃ困る…というのはファン心理。^^;


それにもまして、嬉々として そんな姿を自然に見せる石坂浩二という役者に 私は自然と頭が下がる。


「金田一耕助を大事にしてくれて ありがとう」と。



● 天国にいちばん近い島


これ見たら、何人が 遠い目をしたり、泣く奴が現れるだろうか…




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1985年 角川映画


主演は

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 原田知世


森村桂の原作と言えば 当時の女子中・高生には かなり人気が高く、その中でも この「天国にいちばん近い島」は トップクラスの作品と評されていた。


それを元に


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という前置きで描いたのが かのロリコン大林宣彦である。


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主人公の万里(原田知世)は 物凄く内気な子


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お父さん子だった彼女は 幼い頃に父親(高橋幸宏)から

「この地球の先っぽには,天国にいちばん近い島というのがあって,

 そこではみんな幸せに暮らしてるんだよ」


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という話を聞いて育つが、その父親が急死してしまい、何もかもヤル気を失ってしまう。


けど、父が残した話の「天国にいちばん近い島」に行けば


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何かが変わるかもしれない…と思い立ち母親(松尾嘉代)に頼んで


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旅に出る。


そんな旅で赴いた先が 

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父の話に出てきた ニュー・カレドニア


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 ケン・ソゴル(高柳良一)


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 峰岸徹(右)


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 小林稔侍


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 室田日出男


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 泉谷しげる、赤座美代子、乙羽信子


そこで、いろんな人達と知り合い…


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ニューカレドニアの自然の中で、少女から大人へと成長する。


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この作品は封切り時、ストーリーの出来に賛否両論あり、大いに評価が分かれ、3割ぐらいが高い評価に対して7割以上が 駄作と評した。


正直に言うと 私は角川3人娘と呼ばれた中で、「薬師丸ひろ子」よりも「原田知世」が良いと言ってた派なので この作品への評価は高い。


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特に、乙羽信子が ニューカレドニア沖で戦死した旦那の供養に訪れるシーンは この作品とは全く関係の無い部分で落涙までした。(ToT)


ただ、あらためて見直して 良く判ったのは 全編を通じてロリコン大林宣彦の嫌らしさ全開作品なのである。


さすがに、後年 小林聡美、宝生舞、石田ひかり、高橋かおり…と言った面々に 無駄なヌードを強要しただけの事はあり、さすがに 当時16歳の原田知世にヌードまではさせないが、^^;


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さりげなく、こんなシーンを盛り込んでいる辺りが さすが巨匠だ
(いろんな意味で^^;)


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このドラム缶風呂の中で泣くシーンがうまく演じられない原田知世に


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表向きは「演出」の大林の この表情は、ただのスケベでしか無い。


ただね、今となっては こんな事は どうでも良い事ばかり…


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とにかくね、可愛いかったんだ 原田知世が^^

(今でも そんなに変わって無いのが 凄いよ、ホント^^)


この映画の主題歌だった 原田知世の「天国に一番近い島」が

原田知世のこの頃の曲の中では一番大好きな私である。

(映画とはマッチしてなかったけど^^;)