● 北海道にもウルルがあるのか?
今年もまた もうすぐ季節がやってくる…
そう、この季節とは…
アイヌネギだ!!!

参考までに語っておくと 私に言わせれば このアイヌネギこそ、山菜のキングofキングである。
アイヌネギは わりとアッと言う間に成長してしまい

上の画の様になってしまう。
(成長すると スズランに似てる)
なので、

このぐらいになる直前(上の画でも 成長し過ぎ…と指摘する人がいる)のタイミングで収穫したものが もっとも美味しい。
私は 軽く湯がいて

この様な状態のに 卵の黄身だけをおとし、醤油でかきまぜて食べるのが大好きだ。
で、上のように軽く湯がいて 適当の長さに切ったものを小分けにして 急速冷凍しておき、ジンギスカンを食べる時に ニラやニンニクの茎と同じ要領で焼いて食べるのも絶品だし…

この様に醤油漬けにしておくと 長期保存が出来るし、そのまま食べるのも良し、別の料理の薬味として使うも良し、いろんな使い方が出来る。
でね、この「醤油漬け」にする際の”漬け汁”は 北海道においては”家庭の味”のひとつとして その家独特のやり方がある。
例えば、単純に生醤油だけ…というオーソドックスな家が多いが、中には 酒やみりんを混ぜる家もあるし、酒も 日本酒とは限らず、焼酎、ワイン、ウォッカなど こだわる家もある。
我が家の場合は 酒は適当な日本酒を少し混ぜる程度で こだわるのは醤油。
「白醤油」で漬けるのが 実に美味しいのである。
この”漬け汁”を”家庭の味”として捉えるのは アイヌネギだけでは無く、他の代表的なものは「数の子」や「イクラ」
よく、本州の 身の程知らずな人は道産子に「美味しいイクラを送って」と呑気に言うが、真の道産子家庭では イクラはイクラとして買ってくるものでは無く、通称”腹子”と呼ばれる 鮭の腹から取り出したままの状態のものを買ってきて 生温い水で洗いほぐし、独自の”漬け汁”で漬けて”イクラ”を作るのである。
ゆえに、~ってメーカーの美味しい…等と認識しているわけでは無い事を覚えておくと良い。
近年では このアイヌネギを「行者(ギョウジャ)ニンニク」と呼び 折からの山菜ブームも相まって 本州方面のスーパーなどでも売られていたりするから、もし、目についたら試してみる事をお奨めするが、重要な事として前もって御注意申し上げるべき事としては「匂い」である。
これは、「くさや」や「ニンニク」や「ニラ」なんかよりも はるかに臭い。^^
特に、湯がかずに生で食べると 最高に臭い。^^;
しかし、以前 別の記事で述べた事だが
「アイヌネギ」「ジンギスカン」「カンカイ」
これらの匂いは 道産子にとって郷愁を伴う 素晴らしい香りなのである。
さて、先述した中に 醤油漬けを”薬味”として…と述べたが、それを具体的に述べると醤油漬けにしたものを細かくみじん切りにした状態にして「おろしニンニク」の代わりに使ってみる事をお奨めする。
個人的に、今まで いろんな食べ方を試してきたが それらの中で特にベストマッチだったのは これまた季節柄、旬でもある「鰹のたたき」 それと「イカ刺し」の「おろし生姜」の代わり等で 要は、少し鮮度が落ちてたり 旨味が欠けている刺身を食べる時、騙されたと思って試してみると良い。
今年の札幌の天気は 実に奇怪至極である。
例年であれば、4月の初旬 いわゆる、小中高の入学式が行われる 6・7・8日あたりに一度、激しい雨が吹き荒れたり、みぞれ混じりの雨が降り、それを期に春の兆しが訪れるのだが…
20日過ぎの今日ですら 街には雨が降り、山間部からは残雪がまだ消えない。
ま、判りやすく言えば
寒い!!! って事で…
ところで、先日 今や別荘代わりになってしまった 二代目開業医の病院の とある病室で本を読みながら 院内に流れる有線でラジオを聴いていたところ アイヌの末裔の一人であるという人がゲストに出演していて アイヌ文化にまつわる話をいろいろとしていたのだが…
アイヌの民話には コロボックルと呼ばれる妖精の様な神をはじめとして いろんなモノに それぞれ神様がいるのだそうだ。
で、その中には「アイヌネギの神」というのがおり、アイヌネギを採る時に 根を傷つけず、しかも生えているものを全部採らずに 少しだけ残しておくと 次の年も そこにアイヌネギが繁茂するのに、後の事(他人の事)を考えずに根こそぎ採ってしまうと「アイヌネギの神」が怒り、祟るのだそうだ。
たしかに、山菜を採る時は 引っこ抜いて根を傷つけたりせずに、茎を切って根を残すのはマナーどころか鉄則である。
まぁ、そういう”言い伝え”で正しい事を導くのは民間伝承として 良い事だと思うのだが…
そんなアイヌの話を色々と聞いているうちに 何故か、何処かで聞いた話の様な気がしてきたわけで…
そのトドメの言葉となったのが
『アイヌの言い伝えによると、物事には必ず理由がある…って事なんです』
私は それを聞いた途端「え?」と思う
アボリジニと同じか? と。
少し、真剣に研究してみようと思った次第だ。
